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俺のオーガスタ改装案|Vol. 2|7番ホール|Golf Digest

Golf Digest の記事です。ゴルフコース設計家10人に,マスターズ開催地 Augusta National の改装案を出してもらったらしい。8セクションある膨大な記事を,1セクションずつ訳していきます。

ソース

Masters 2019: We Redesigned Augusta National* - Golf Digest by Ron Whitten, 3 April 2019

Taking something from 7

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Bill Bergin,60歳。1980年台初頭にプロ生活を6年経験。5つのメジャーに出場したが,マスターズでプレーしたことはない。現在はアトランタを拠点に,1994年から自らの設計事務所を構えている。師事したのは Bob Cupp。オーガスタを詳細に研究し,7番が完璧ではないと気づいた。

1938年に Perry Maxwell が現在のグリーンをリッジの上に築いて以来,7番ホールは「drive-and-precise-pitch hole」(ドライバーショットのあとに正確なピッチショットが求められるホール)となった。木々で挟まれた狭いフェアウェイを打ち下ろすティーショットのあとは,広くて浅くて砲台で3つのバンカーが前方をさえぎるグリーンを狙う。このホールの攻め方はつねに,ティーショットをフェアウェイに置き,バンカーを避けてグリーン奥にアプローチショットを打つことだった。チャンピオンシップティーは2002年に365ヤードから410ヤードへと伸ばされ,さらに2006年に450ヤードへとなった。突然,ある競技者たちにとっては,9番アイアンのショットに設計されたグリーンを5番アイアンで狙うことになったのだ。

たったひとつの変更が,このホールのダイナミクスを変えられると,Bergin は考えている。

「グリーンの設計が意図していたものとアプローチの距離とのミスマッチに対応するために,真ん中のフロントバンカーを取り除いて,しっかり刈られた芝のスロープを配置すればいいかもしれない。この小さな変更は,大きなインパクトを生むよ。バンカーにガードされていないホールロケーションのときは,プレーヤーにピンを狙わせるが,少しでもショートするとボールはスロープを転げ落ちてフェアウェイに逆戻り。バンカーの方がまだ良かったと思うだろう」

「左右の林の中からグリーンを狙うプレーヤーには,ヒロイックなリカバリーのチャンスがある。これは,グリーン周りにいるパトロンたちを興奮させるんだ。メンバーやゲストとしてオーガスタをプレーする人たちには,より多くの選択肢を提供することになるだろう。グリーンにボールを転がしあげることもできる。マスターズ出場者にはより魅力的な,メンバーたちにはより楽しみをもたらすのが,この変更だと思う」

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Bergin の提案をサポートするのは,コースの共同設計者であるボビー・ジョーンズ。彼が1951年に7番ホールについて書いたものに,「追い風のときはグリーンにボールを止めるのがとりわけ難しい」とある。となれば,バンカーのひとつを取り除いてグリーンへの花道を設けることをジョーンズが好ましく思うだろうというのは,邪推ではなかろう。

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