Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

4年ぶりのバミューダで|The Mid Ocean Club

仕事でバミューダに行ったんですけど,半日空いたので Mid Ocean Club に行きました。4年ぶり,かな*1

Home - Mid Ocean Club

前の記事から再掲しますが,

設計は Charles Blair Macdonaldで,1921年。このリンク先のマクドナルドのページ自体がなかなか面白く,それによると,シカゴ生まれのマクドナルドは16歳のときにスコットランドに渡ってセント・アンドリュース大学で学び,そこでゴルフにハマって腕を上げ,しかしアメリカに戻ってからは17年間もほとんどゴルフをせず(マクドナルドいわく「暗黒時代」),その後いろいろあって1900年代になってからゴルフコース設計をするようになり,1909年にオープンしたのが National Golf Links of America,そこには彼がイギリスで体験した多くのホールを参考にして作られ,そしてその後のマクドナルド設計のコースにはその変形版が造られていった,さらに Seth Raynor との協働で造られていったコースのひとつがバミューダの The Mid Ocean Club で,それはアメリカの禁酒法の手を逃れるために造られた,とか。

という歴史のあるコースで,2018年1月に発表された Golf Digest の「WORLD'S 100 GREATEST GOLF COURSES」では54位にランクされています*2

ティーは4種類あって,長さはそれぞれ以下の通り。

バックティ(青)ですら6530ydのレーティングが71.9/133なので,難しいコースというわけではないですが,グリーン奥にこぼすと難しい寄せになっちゃいます。

Hole by Hole

雨不足で芝がだいぶ枯れてました。かわいそうです。

1番パー4,左ドッグレッグ。フェアウェイ左右を縁取る大量の小さいバンカーが印象的ですね。ティーショットはFWで手堅くレイアップのつもりが,さっそく右に突き抜けました。

2番パー5,左ドッグレッグ。短いしティーショットも打ち下ろしになるので,イーグルのチャンスも十分にあると思うのですが,ティーショットが左のバンカーに入ってしまいました。

3番パー3。ホールとしてはなんてことないですが,この光景なのでテンションがあがります。久しぶりにパー3のティーショットでとんでもないトップして,2打目が右バンカー越えの微妙な距離のアプローチとなり,グリーンオーバーして死亡。

4番パー4,短くてストレートで打ち上げ。ティーイングエリアからは見えないんですが,フェアウェイを公道が横切ります。4年前は「ティーショットをミスしたらクルマに当たるんじゃないか」って心配してたんですが,その心配なく打てるぐらいには成長しました。

5番パー4,有名な「Cape」ホール。池に沿ってフェアウェイが左奥に伸びていって,ティーショットをどこまでキャリーさせられるかが問われます。そのティーショット,まあまあの当たりで2打目がPWの距離だったのですが,その2打目が凡ミス。疲れか緊張感か暑さかなにか知りませんが,この日はアイアンのミスが目立ちます。

6番,ストレートなパー4。距離は短いですが,フェアウェイが途中から大きく下り坂になり,落とし所が見えないブラインドホール。ティーショットは3番ハイブリッドで安全に打ったつもりがちょい右に。2打目が左足下がりのライからで,9番アイアンを抑えて打って転がしあげるつもりが,グリーン右奥まで行ってしまいました。

7番パー3,グリーン手前が池。9番アイアンで打ったらラインは良かったけど飛びすぎてグリーン奥のフリンジまで行ってしまいました。3パット。

9番パー4,池越えのティーショットからの打ち上げ。ティーショットは良かったものの2打目でミスからの3パット。

7番から9番まで3連続で3パットで,だんだんダレてきた。前半3パット5回の22パットで45ストローク。わはは。このあと後半は調子を崩してきたこともあって,どんどん写真を撮り忘れます。

11番パー5,左ドッグレッグ。ティーショットの当たりは良かったけどドローせずフェード,なので突き抜けまではいかずとも右ラフに。超つま先上がりのライからのセカンドは右斜め45度に飛び出してOB。ダボ。

12番パー4,左ドッグレッグだけど,ティーショットはご覧のブラインド。これも狙いより右に出てしかもフェード。疲れてきてたのかなぁ。グリーンまわりでバンカーを行ったり来たりしてクアドラプルボギー。

13番パー3,いわゆる「Biarritz」グリーン。フラットでスクエアで大きなグリーンですが,その手前が全面的に傾斜しています。打ち下ろしで220ydほど。4年前は3番ウッドで打った気がするけど,今回は3番ハイブリッドで,バンカーのさらに左奥。寄らず入らずのボギー。

14番パー4,右ドッグレッグ。ティーショットもセカンドショットも大きくプルして左。抑えがきかなくなってきた証拠です。

15番パー5は写真撮り忘れ。ミスが続いて3打目が公道越えの230ydになったけど,3番ハイブリッドのショットがいい当たりでグリーン奥のフリンジまで。後半唯一のパー。

16番パー4。これも距離は短いですが,ティーショットがご覧のブラインドショット。5番ウッドで打ったら大きくプルしてOB。もうだめ。

17番パー3,「Redan」。グリーンが左奥に伸びて,かつ奥に傾斜しています。なまじ知恵がついているのでティーショットは6番アイアンで右にグリーンを外し,寄らず入らずのボギー。

18番のティーイングエリアからはこの青い海。最高だし疲れたし帰りのフライト面倒だしで,わりと本気で「ここで死んでもいい」と思います。

その18番,海を右手に見ながら軽い右ドッグレッグ。ティーショットはいい当たりで260yd飛んでたものの,PWのセカンドショットがしょうもないミスでグリーン手前のバンカーまで。けっきょく最後までこんなんでした。ボギー。

結局後半「52」,トータル「97」。2桁なだけマシか,って感じでした。

もしまたバミューダに行くことがあれば

ということで,期せずして4年ぶりに再訪できた「MOC」こと Mid Ocean Club。伸びた飛距離に満足し,ポンコツなアイアンショットに凹み,平凡なスコアに納得し,って感じでしたが,まぁオッケー。

そういえばホテルからタクシーでコースまで来たんですが,その運転手が「Port Royal はやったことある?」とかなんとか聞いてきて,「でもMOCってバミューダでいちばんでしょ?」って言ったら「うーん,でもねー」とかなんとか言うから,なんだこの運転手やけに詳しいなと思ってたんですが,クラブハウスに近づいてコースの中を運転してるときに,「このパー3,俺4回目のホールインワンやったとこだよ」って言うもんだから,まじで?なんなのこの人?みたいな顔で見たら,カードケースから何やら出してくる。いわく「俺,プロなんだ」って。(・o・)

バミューダにはけっこうな数のプロゴルファーがいるとか,バミューダオープンも当然開催されててとか,そもそもプロ資格はバミューダで取得したとか,そういう話を最後の最後でしましたが,こういう運転手に遭遇するあたり,自分の引きの強さを感じずにはいられない。

ということで,もしまた何年か後にバミューダに来られたとしたら,次は Port Royal でやってみたいです。設計的にはともかく,ビューはすごいっぽい。

Home - Port Royal Golf Course

MOC の隣に Tucker's Point ってコースもあるんですが,ここはこの前夜に晩ご飯を食べに行ってごく一部だけコースを見ることができた。けっこうhillyで,設計的にも(見えた限りでは)目をみはるものはなく,ちょっと劣後するかな…。

Home - Tucker's Point

ということで,top100golfcousesでは「MOC > Port Royal > Tucker's Point」の順にランクされているのも納得です。

Bermuda - Top Golf Courses