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シンガポール遠征|Sentosa Golf Club - Serapong Course|名実ともにシンガポールNo.1のコース

Sentosa Golf ClubのSerapong Courseは,Golf DigestTop 100 golf coursesなどがシンガポールNo.1のコースとして挙げているだけでなく,アジアンツアーのSigapore Openの開催地(かつてはヨーロピアンツアーと,現在はジャパンツアーとの共同開催)となっているということで,名実ともにシンガポールでトップのコースと言えるのではないでしょうか。

The Serapong

Sentosa Golf ClubにもうひとつあるNew Tanjongコースはビジターはプレーできず。といいますか,シンガポールの多くのコースはプライベートコースであり,またビジターがプレー可能だったとしてもひとりでのラウンドはさせてくれず,そんな中でこのNo.1コースであるSerapongはビジターのひとりラウンドを受け入れてくれた,というのは,なんとも面白いしありがたいです。

Golf Digestの2016-17コースランキングでは,58位となっていました(ちょっとoverratedな気はしますが)。

Sentosa自体がひとつの島でシンガポールの南東に位置し,本島とは橋でつながっています。そのSentosa全体がリゾートといったかたちで,そんな中にこのゴルフクラブが位置しています。

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1番,パー4。右ドッグレッグで,この写真は2打目地点から。グリーンの奥にいくつもの滝があります。

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2番,打ち下ろしのパー3。奥に高層ビルが立ち並んでいるのが,なんともシンガポールっぽいですね。

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3番,パー4。ストロークインデックスは1。左ドッグレッグで,ほぼ直角に曲がります。そして2打目はけっこうな高低差の打ち下ろし。ティーショットをどれぐらい打てばいいのか,見当がつきません。このティーからの光景は,熱帯のコースっぽい雰囲気がありますね。

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4番,パー5。いわゆるCapeホールといっていいのか,海をいだきながら左に折れていきます。

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これは4番の,グリーンへのアプローチ。

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5番,ストレートなパー4。これはグリーン左手前からの写真ですが,このようなコレクションエリアが他のホールでもよく見られました。

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6番,左ドッグレッグのパー4。距離はさほど長くない割に,幾多のバンカーが待ち構えています。

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グリーンサイドには,こんなハザード内ハザードも。

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7番,パー5。こんどは海を右に抱きながらドッグレッグしていきます。

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そのグリーンは細長く,左から急な下り傾斜。右はバンカーがあるもののすぐ海,手前はご覧のような急なスロープと,ロングヒッターも簡単にはふたつで狙いにいけないつくりです。

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ウォーターハザードがからむホールが4番から7番ホールまで続いたあとは,8番パー3でようやく落ち着く感じ。

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9番,パー4。このフェアウェイ真ん中にあるバンカーが,ティーショットを悩ませます。キャリーできれば申し分ないですが,右のフェアウェイに逃げようとしても左から右に急傾斜し,そして右サイドには長いフェアウェイバンカーが待っています。

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10番,パー4。軽い打ち下ろしで,軽い右ドッグレッグ。INスタートだったとしても(実際そうだったのですが)アンフェアにならない,やさしいスタートホールです。

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10番ティーの脇にあった,スタータースタンド。トーナメントコースっぽい雰囲気がありますね。

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11番,パー4。右ドッグレッグ。ここもグリーン右奥がフォールアウェイになっていて,ご覧のようなコレクションエリアになっています。全体的に,グリーン周りにいろいろワナがあって,グリーン自体は適度な難しさ,という印象を受けました。

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12番,ほぼストレートなパー5。ストロークインデックスは18。ご覧のようなバンカーが散りばめられていますが,それに気をつければ問題はないホールです。

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これもグリーン奥がフォールアウェイになっているので,2打目長いクラブで狙ってグリーン面に止まらないと,難しい3打目が残りますね。

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13番,パー4。ウォーターハザードを抱きながらの右ドッグレッグです。フェアウェイの先が狭くなっているので,ティーショットの距離感が大事です。

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特に,グリーン右手前がバンカーでしっかりとガードされているので,ティーショットを短く打ちすぎると,難しい2打目が残ります。

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14番,パー3。何が面白かったかというと,この斜めに走るバンカーが実際にはカートパスになっているところです。グリーン左奥はすぐ急傾斜で海に落ちていく仕様。

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15番,パー4。ストレートなホールで,左側がずっとウォーターハザードです。

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これは15番グリーンの右奥から撮ったもの。

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16番,左ドッグレッグのパー4。クリークが斜めに走っています。

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グリーン右奥から。これもフォールアウェイで,勢いがつけばウォーターハザードまで行ってしまいそうです。

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17番,パー3。グリーンの傾斜が全体的に右奥から左手前に向かっています。フェードで攻めたいですね。

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18番,パー5。ウォーターハザードを抱きながら左ドッグレッグ。ヒロイックなホールといっていいのかな。

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グリーン左手前がすぐウォーターハザードで,グループ正面の入口もバンカーで塞がれているかたち。最後のホールでスコアを伸ばしたいプレーヤーの勇気が試されます。

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クラブハウスの中には,かつてのSingapore Openの優勝者の写真が飾られていました。アダム・スコットが3回勝っているようです。

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名コースにいくと,こうやってランキングの証が誇らしげに飾られています。

期待以上の名コースでした。リゾートコースっぽい美しさとホールのバラエティがありながら,トーナメントコースならではの難しさがしっかりとあります。