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世界中のどんなコースに行ってもサマになる。そんなゴルフを僕はしたい。

究極のターゲットゴルフ|Bethpage State Park Golf Course - Black Course

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クラブハウスから18番ホールを見下ろす

災い転じて福となすというか,毒を食らわば皿までというか。

バミューダからJFK乗り継ぎで日本に戻ってくるはずが,バミューダからのフライトが4時間の遅延。ということで日本行きのフライトを翌日にずらさざるをえなくなり,JFK近くのホテルで1泊することになりました。さてどうする……ゴルフしかないでしょ!

ということで,数日前*1はBlueコースしかできなかったBethpageを再訪しました。

Bethpage State Park Golf Course

14時にJFK着で16時半のティータイムを予約したから余裕だろうと思っていたら,道路がひどく混んでて,到着したのは20分前。受付のおねえさんに「遅いよ!1時間前くることになってんのよ!」とかなんとか言われましたが,まぁなんとかスタートできました。そういえばPGAのときに「道路が混むからプレーヤーたちはマンハッタンからヘリコプターで会場まで移動する」という話を耳にしましたが,納得ですね。

平日の「Twilight」料金なので,グリーンフィーは80ドルぐらい。日本でいう「薄暮プレー」ですね。昼間だと130ドル。ちなみにここは「州立公園」なので,NY在住者だともうちょい安いです。高低差のあるコースだと知っていたので,手引きカートは使わずに久しぶりにバッグをかついでラウンドすることにしました。

1番ティーに向かうと,同伴者と思しき人たちが3人。レフティーのSammy,全米オープンテニスのポロシャツを着ているJohn,そして一人バックティーからキャディと一緒にラウンドする少年Zach。なんと彼は今週コネチカットで開催されている Junior PGA Championship に出場し,予選落ちしたのでNYまで来てここでラウンドすることにしたそうです。「昨日(2日目)の前半は30で人生最高だったけど,後半まずって予選落ちしたんだ」とか言ってました。Bethpageでのラウンドもドライバーショットを曲げてて,調子悪そうでした(笑)

Player Hole by Hole - PGA Scoring System

Zach SHIRLEY。将来PGAツアーで活躍するかもしれないので,そのときは「やつが18歳のときに一緒にBethpageでラウンドしたんだ」って自慢して,「お父さんまたその話?」ってうざがられます。

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Zachとそのキャディ

そろそろコースの話

Bethpage Black といえばこの有名な看板ですが,実物はそんな大きくなかったです。

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「Extremely Difficult」って書かれてますが,難しいは難しい(「とても難しい」とまでは感じなかったのは,自分が成長した証拠か)。その難しさは何かというと,

  1. フェアウェイが広くない
  2. 対角線のレイアウト
  3. ラフがしっかりしてる
  4. 花道がない
  5. グリーンが小さい
  6. 距離に応じたグリーンコンプレックスの難易度
  7. 長い

ってとこだと感じました。

フェアウェイの幅はホールによってまちまちなんですが,2番ホールみたいな距離の短いパー4だと幅の半分ぐらいがラフって感じになります。

「対角線のレイアウト」は,たとえばドッグレッグホールの角のとこにバンカーがあって,「刻む?キャリーする?どこまでキャリーする?」って露骨に問いかけてくるやつ。キャリー狙って成功すればもちろんバンザイだけど,飛び過ぎたりレイアウトなりにシェイプできないとラフからのセカンドショットになって,また苦労するっていう。だからティーショットはただ飛ばすだけじゃだめで,自分のキャリーとランを把握して,かつ左右に曲げられないと厳しいってことになります。

ラフ。これは言わずもがなですが,フェアウェイとファーストカットとセカンドカット(ラフ)の刈高がしっかり区別つけられてる。グリーンまわりもそうなんですが,このラフはほんと粘っこくて,飛ぶの飛ばないのか右いくのか左いくのか読めない。普段の営業でこんなんだから,PGAのときはすごかった(ひどかった)んだろうなー。

と,ここまでは難しいコースならよくある話ですが,Bethpageで最大の特徴だと思えるのが「花道がない」こと。全部が全部じゃないんですけど,グリーン周りがラフでびっちりってのがよくあって,「転がしあげる」とか「とりあえず花道おいといて寄せワン狙う」とかができないんですよね。それもあって,ティーショットがラフにいっちゃうと2打目が難しくなる。

で,さらに「グリーンが小さい」のと,たとえば4番の短いパー5なんか顕著ですけどグリーンの奥が急傾斜になってて,だから奥にこぼすとさあ大変っていう。グリーン面自体は素直なので,乗りさえすればパッティングは難しくないんですけどね。

あと長さ。ティーは3種類で,バックが全長7465yd。ミドルが6704。フォワードが6220。17番のパー3なんかグリーン奥行き狭いくせにフォワードからでも178yd,ミドルから195ydあったりします。

ちなみにコースレーティング/スロープは,バックが78.1/152,ミドルが74.0/145,フォワードが71.2/137,女性はフォワードで77.8/150。

ということで,グリーンに乗せるまでが大変で,乗せようと思って外すと大変,そのまえに難しいライから乗せようと無理するとだいたい失敗して蟻地獄っていう,それがこのコースの難しさなんだなーというのを痛感しました。

だから,ナイスショットが続かないとパーが取れないし,しかし逆説的ですがナイスショットを狙うとミスしたときにドツボにはまるし,ミスしたら次でリカバリーしようと無視しないで諦めて受け入れる。どのコースでもそういうもんだしそうプレーすべきなんでしょうが,Bethpage Black では特にそれが必要だと感じました。

Hole by hole

ヤーデージは,断りがない場合すべてミドルティーからで,スコアカード上のものです。

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1番パー4,ティーショット打ち下ろし,右ドッグレッグ,429yd。曲がり角まで270yd,そこからグリーンまで160yd,な感じ。スターターと数名のギャラリーに見守らたティーショットは左ラフに。まぁでも強い球が打てたから悪くはない。

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2番パー4,左ドッグレッグ。354ydと短め。ティーショットはプルし,2打目はこんなラフから。無理にグリーン狙ってドツボにはまる。グリーンは高い位置にあって,バンカーとラフで囲まれている。

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3番パー3。バックティーからは230yd,ミドルからは158yd。と思って8番アイアンでうったらグリーンオーバー。そのあと同伴者たちが「140じゃね」とか言ってるのを耳にして,次からはちゃんと距離測ろうと決めました。

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4番パー5,461yd。短めなんですが,段々畑になってて徐々に上がっていって,随所にバンカーがあります。安全に5番ウッドでティーショットしたらドローしなくてフェアウェイ突き抜けてラフまで。こうなると2打目は刻むしかないけど打ち上げだしバンカー越えだしどこ打っていいかわかんないし,途端にピンチになります。

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5番パー4,423yd。今度は右ドッグレッグというかS字というか。ティーショットがどこまで勇気をもって右に打てるか,という話です。

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6番パー4,386yd。短いんですが,ティーショットがどこにターゲットとっていいのか分かりづらいくせにランディングエリアの左右にバンカーがあって,2打目打ち下ろしな上にグリーン周りがバンカーだらけ。5Wのティーショットの当たりは良かったんですが左バンカーの縁のラフにいっちゃったので,レイアップしてからの2パットボギー。

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7番パー5,525yd。PGAのときはフォワードティーあたりから500yd弱のパー4としてプレーされていたホールです。ここも6番ホールと同じで右ドッグレッグ,ティーショットでどれだけショートカットできるかが鍵になりますが,ティーとフェアウェイの高低差がないだけに狙い所が分からない難しさがあります。ドライバーのティーショットは意図せず軽くドローしたけどいい当たり。2打目が240ydぐらいで5Wでグリーンを狙ったらしょうもないチョロで,そこからボギーどまりでした。

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8番パー3,打ち下ろしで池越え。ここだけZachと一緒にバックティーからプレーさせてもらって,6番アイアンで打ったからそれでも実測185ydぐらいだったかな。スコアカード上はミドルティーから191,バックから210。当たりは良かったけどプルして左バンカー,無難に2パットボギー。

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9番パー4,左ドッグレッグ,385yd。曲がり角にバンカー。ショートするとこの傾斜で2打目がバンカー越えというか,グリーン面が見えなくなっちゃいます。

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ドライバーでナイスショットしたものの,右ラフまで。2打目がこんなアングルになって木が邪魔……。グリーンもバンカーで囲まれているし。で,結局ボギー。

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10番パー4,434yd。長くてフラット。フェアウェイとファーストカットとセカンドカット(ラフ)がしっかり区別されてるのがおわかりいただけるでしょうか。

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11番パー4,421yd。10番と似てて,長くてフラットでストレート。設計的にはこの2ホールが弱いですね。

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12番パー4,432yd。9番とレイアウトは同じで,左ドッグレッグ&曲がり角にバンカー。ただしフェアウェイは比較的フラット。ドライバー&8番アイアンでナイスショットがつながって,ようやく2パットのパー。

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13番パー5,480yd。バックからは608yd。ほぼストレートにグリーンに向かうんですが,左右の要所にバンカーがあります。ティーショットは当たり良かったけど左に曲がってしまってバンカーまで。アゴ高いしPWでだして,そのあとは順調に2パットのボギー。ここになってようやく,このホールのプレーのしかたが分かってきました。とにかく欲張らない。潔くボギーを受け入れる。

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14番パー3,149yd。短いですが,グリーンが右奥に伸びているのと,手前がご覧のバンカーと傾斜というところが難しさ。8番アイアンのティーショットはプッシュストレートでグリーン右奥のラフにいってしまった…。

このころにはだいぶ暗くなってきました。そして同伴のSammyとJohnは時間切れになったのか,ここでさようなら。Zachとツーサムでのラウンドになりました。ドキドキしちゃう。

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15番パー4,430yd。セカンドショットがご覧の通りに打ち上げかつどうやってもバンカー越え。ティーショットまずまずで,2打目が残り170yd,打ち上げいれて190ydのつもりで4番ハイブリッドを打ったけど,ボールの頭をたたくミス。バンカー手前のラフからいいウェッジショットが打てたけど,2パットのボギー。

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16番パー4,457yd。ティーショットはけっこうな打ち下ろしではありますが,右ラフに。2打目レイアップして,寄せワン,パー。満足。

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17番パー3,195yd。グリーンの奥行きが狭い! PGAのときはグリーン奥の傾斜にスタンドがあって,雰囲気がぜんぜん違います。5番アイアンでプル。

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18番パー4,394yd。「この有名な18番を自分らがプレーしてるのって信じられないね」とZachと言い合って興奮してました。が,もう暗くなって打った球の行方すら見えない。

スコアは48+48の96。レンタルクラブにしてはまずまずでしょ。といいつつ,序盤で欲張らずにラウンドしてたらもうちょいいいスコアだったかもなー。

レンタルクラブ

あまりにドライバーでいい当たりが連発するので,同伴者みんなに「そのドライバー買って帰りなよ!」って言われました。メモ用にパチリ。

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テーラーメイドのM6,10.5度。純正シャフトはFujikura ATMOSのOrangeで,Rフレックス,50グラム台。いいわこれ。

パターはあいかわらずのSpiderで,打ちにくいというか,僕には合いませんでした。

しかしあれですね,ドライバーは借り物でもなんとかなるけど,アイアンは自分のじゃないと距離感わからなくなって不安になるし(特に普段マッスルバックでやってるのにキャビティ使うと),パターもわけわからなくなる。

ということで,ドライバーが打てることは大前提だとしても,スコアを作るにはアイアンとパターが大事なんだなぁということが,改めて分かりました。

いやーまじでこのドライバー買おうかな……。とりあえずこの Bethpage のドライバーヘッドカバーだけは買ったので,気持ちはつねに Bethpage につなげることにします。

目指しているスイングに

ラウンド終了後にZachのキャディから「いいスイングだね」って言われたんですよ。何気ない一言だったけど,これがけっこう嬉しかった。

1年前ぐらいから,レッスンで教わったことを忘れないようにTwitterにメモを残しているんですが,あるときつぶやいたのがこれでした。

今回の Bethpage Black の面白さと難しさが味わえたのも,まさにスイングがよくなったおかげだと思います。

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