数年前にニューヨークにいったときにBethpageに行かなかったことを今でも後悔しているんですが,例の看板(↓)で有名なBlackコースはほんとのところどれだけ難しいのか,何が難しいのか,について書いた記事がWRXに載っていました。
ソース
Bethpage Black: How hard is it? – GolfWRX by Peter Sanders, 9 September 2016
概要
- Bethpage Black は,PGAツアーが開催される47のコースのうち,12番めに難しい(パーに対する平均スコアに関して)。Oakmont がもっとも難しくて,+3.56ストローク。Bethpage はパー71に対して+0.749ストローク。ちなみに,21のコースが平均スコアがオーバーパー。Kapalua の Plantation Course がもっとも易しく,パー73に対して平均-3.195ストローク。
- Bethpage Black はトータル7,468ヤードで,今シーズンにプレーされたコースの平均より227ヤード長い。ということで,必然的にアプローチショットの距離は長くなり,平均に比べて176ヤード以上のアプローチショットの割合が多くなっている。
- A. W. Tillinghast おなじみのフェアウェイバンカーが,ティーショットにさらなる正確性を要求する。Bethpage Black でティーショットがフェアウェイバンカーにつかまった割合は,ツアー平均より30%多い(30%ポイントなのか否かは不明)。そしてフェアウェイバンカーからのスコアは50%多い(+0.3ストローク対+0.2ストローク)。
- フェスキュー。フェアウェイに戻すだけのショットが,他のコースより77%多い。
- 深いラフ。距離の長さとあいまって,アプローチショットの正確性が25%下がる(グリーンをとらえる確率が,2016年シーズン平均41.5%に対して,Bethpage では31.5%)。そして結果のスコアは平均+0.11ストロークに対して+0.21ストローク。これは同時に,砲台グリーン(elevated greens)の影響もある。
- ショートゲームとパッティングもツアー平均より難しいけれど,Bethpage の本当の「牙」はロングゲームにある。
観光気分でノホホンとプレーしているだけじゃ,つらい思い出だけが残りそうですね。