このブログを読んで,僕の通っているゴルフスクールの体験レッスンを申し込んだ方がいらっしゃったという話をコーチの田渕さんから聞いて,嬉しい限りです。*1
ところで,その田渕さんから面白い話があるよといわれて耳にしたのが,ゴルフクラブの重心角とグリップとの関係。その話を僕が初めて目にしたのは大庭可南太(id:kellogg2005)さんのブログで,以下のエントリーです。
- ゴルフの本質(その1) - ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ
- ゴルフの本質(その2) - ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ
- ゴルフの本質(その3) - ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ
- ゴルフの本質(その4) - ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ
- ゴルフの本質(その5) - ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ
- ゴルフの本質(その6) - ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ
文量が膨大でテクニカルタームもいっぱい出てくるので,多くの方は読むのに難儀されるかと思いますが,要するに以下の写真です。(すいません,要約する努力を放棄します。あと大庭さんのブログから写真を拝借した上に,縦位置を横位置にしています。)
当然,いままでの言われ・教えられてきたことには反しているので,最初は違和感しかないわけですよ。「"スクエア"じゃないじゃん」とか「フックしか出なそう」とか。
でもよく考えたら(よく考えなくとも),アドレス時にリーティングエッジをターゲットラインに対して垂直に構えるのが「スクエア」だとしても,インパクトは同じかたちにはならないわけです。ハンドファーストでインパクトすれば,アドレス時に比べてフェースは閉じたかたちでインパクトを迎えているはず(どの視点を基準にして開いた閉じたの話をしているかにもよりますが)。
アイアンでも「アドレス時にリーディングエッジを合わせるか,トップライン(トップブレード)で合わせるか」みたいな話がありますが(池田勇太はトップラインで合わせるらしいですが),たぶんそこは本質的じゃないというか,フェースの向きがどうであればターゲットラインを感じられるかという話だと思うんですよね。
いずれにしろ,重心角とグリップとを合わせるかたちでグリップすると,ハンドファーストで当てやすくなる・ハンドファーストでしか当てる気にならなくなる,フェースローテーションの意識は皆無,フェードが打ちたくなる,ということで,気分はどんどんダスティン・ジョンソンになってくるわけです。体の柔軟性とか身体能力とかの違いは置いといて。
これを書いててふと思ったのは,古来から「アドレス時のクラブごとのボールの置く位置」が問題になっていますが,これってもしかしてクラブの長さというより重心角で変わってくる(ハンドファーストでインパクトしたときにフェースがスクエアに当たるように)んじゃないかという気がしてきたんですが,まあ適当に言ってるだけです。
とにかく,まだちょっと疑念が拭えないというか,「半信半疑」から「3/4信1/4疑」ぐらいには変わったんですが,このアイデアの何が好きかって,「3次元的なゴルフクラブの次元の複雑さをひとつ消せること」だと思っているんです。よくあちこちで「ゴルフクラブとバットやテニスラケットとの違い」っていう話が語られていますが,こう握りうことでその違いの次元をひとつ減らすことができるといいますかね。ちょっと面白いのでこの方向で掘ってみます。まずはグリップを Golf Pride Align に変えるところからかな。
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このテーマ,何年かしたら吉田洋一郎が(いまの床反力のように)取り上げているかもしれません。という予言をもって,この記事を〆ます。
追記|2019-09-20
AthleticMotionGolfの動画。アドレスはインパクトの再現ではないよ,という話。
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