Golf DigestのLKDことLuke Kerr-Dineenの分析。
〈Green Zone Strategy〉っていうのはシェフラーがつけた名前じゃなくてLKDがつけたんだと思うけど,シェフラーがいかにグリーンを狙っているかという話。
データを集めたのは,シェフラーが無双していたこの期間。1300以上のショットをLKDがひとつひとつ確認し,グリーンのどこに着弾してどこに止まったかを調べたのだとか。
そこでLKDが結論づけたのが,〈Green Zone Strategy〉と彼が呼ぶもの。それを簡単にいえば,グリーン上でピンと反対側のエリアをシェフラーは狙ってますよ,ということになる。それが大原則。
グリーンを外したときのことを考えたとき,マシなのはロングサイドに外すこと(黄色いエリア)。最悪なのはショートサイドに外すこと(赤いエリア)。なので狙いは,ピンから遠いグリーンのエリア。ピンを直接攻めるよりは長いバーディーパットが残るけれど,シェフラーは我慢し,チャンスが来るのをじっくり待つ。
フェードヒッターのシェフラーにとって,いちばん得意なのはこの3つのピンポジション。グリーンゾーンはセンターからちょい手前。ここに着弾させて,スピンバックすればグリーン右手前に止まる。
ピンが左でも同じ。センターから右をターゲットにし,グリーン右手前にボールが止まる。上りで左曲がりのパットが残るけれど,実際それはシェフラーの得意なパットらしい。