PowerRotationalGolfで「4スタンス理論をどう思うか」という質問が来ていました。比留間裕の回答が面白かったのでまとめます。
- (4スタンス理論については)そもそもあまり詳しくない。
- 傾向ということでまとめられた理論だと思うけど,なんとなく「4つある」ってことで血液型みたい。「O型は大雑把」とか。
- ある程度は傾向で研究されてるだろうから何かあるのかとは思うけど,当然人それぞれいろんな形があってもいいと思うし,それが普通だと思う。
- どのようにマッチアップさせるか,たとえばUSPGAのプロたちも誰一人として同じ動きはしていない。いろんなパターンがあっていいと思う。
- ゴルフはボールをターゲットに運ぶスポーツ。いかに毎回同じようにインパクトするか,がスイング理論。
- ただスイング理論といってもそれはあくまで基本の動きであって,その動きをすれば毎回必ずうまくいくとは限らない。それはもしかしたら「初心者を中級者にするための理論」かもしれない。
- 理論によってコンセプトが違うはず。4スタンス理論にしろ,その理論を理解した上で取り入れればいい方向に向かうと思うが,それを勘違いして,それがすべてだと思ってしまうと,もしかしたら自分の持っているマッチアップを崩してそこを再構築するのですごい時間がかかってしまう恐れがある。直さなくていいところを直してしまう可能性もある。
- スイング理論って何のためにあるかって言ったら,大きなミスをしないため。常に60点以上のショットを打つのがスイング理論の本質。
- ボールにクラブフェースが接触しているのはは10000分の5秒。それですべてが決まるが,それをすべてコントロールしようとするのは現実的ではない。毎回理想に近い数字が出るようになるべくしていこうというのがスイング理論で,それが再現性の高さ。そのためにタイミングの要素を少しでも減らすべき。
- 4スタンス理論は大雑把なところでマッチアップを探すための理論なのかどうかは分からないけれど,正直いうと,知ってるだけでも4タイプじゃ済まないので,4タイプっていうと大雑把に感じる。