Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

より効果的なウォームアップ方法とは

ラウンド前にはドライビングレンジでウォームアップするのが普通だと思うんですが,そのやり方にも良し悪しがあるよ,という話。

運動学習の話に大いにつながるけれど,

運動学習の原理原則をゴルフに応用したい - Linkslover

要するに,同じ番手のクラブを打ちつづけるんじゃなく,ランダムに球を打った方がいいよ,という話。

元ツイートを訳してみます。

拙訳

研究の概要:参加者はみな,15分間のダイナミックストレッチから始める。そして2グループに分ける:〈Blocked Group〉と〈Ramdom Group〉。

Blocked Group は,36ショットを打つが,4つの異なる番手で9打ずつ打つ。

Random Group も同じく36ショットを打つのだが,打つ番手はランダムに決められ,被験者はそれが予測できないかたち。

このウォームアップのあと,各ゴルファーは10分間の休憩をとり,そのあとで通常のゴルフゲームを模したかたちで〈テストショット〉を9回打つ。同時に被験者は,各ショットのクオリティーを1(最悪)から10(最高)のあいだで評価する。

結果:Random Group の方は平均で8.8点,Blocked Group の方は平均で4.23点。

補足:ショットのクオリティーは自己評価だけでなく,FlightScopeのデータを用いて,Random Group の方がターゲットに近く,スマッシュファクターも高いことが確認されている。

https://www.golfscience.org/wp-content/uploads/2020/05/Bertram-Randomized-Warm-up-Improves-Performance.pdf