Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

スタンスとボール位置との関係|パーマーの記事を読んでふと思った

パーマーの記事 *1 を読んでいてふと思ったんですが,これ。

「クラブの長さ(番手)でスタンスが変わるよ」って話で,クラブが長くなるほどにスタンスがオープンに(でかつ狭く)なることが見て取れるんですが,こうやって見ると「どの番手でもボールの位置は左足踵の内側」って見えますよね。ターゲットラインを基準にすると

一方で,首を左に傾けてこの図を見ていただくと(そうしなくてもいいんですが),ミドルアイアンとショートアイアンでは,ボール位置は,両足の踵を結ぶラインを基準にすれば,「クラブが短くなるほどボール位置は右足寄りになる」と解釈できます。

当然ながら,クラブが短くなるほどにインパクト時のクラブパスはインサイドアウトになるので,結局はこれ,どういう考えで球を打つかに依ると思うんですよね。

「どの番手でもストレートボールを打ちたい」と考えるのであれば(出球基準),番手が短くなるほどスタンスはターゲットラインに対してオープンにすべきだし,「どの番手でも踵のラインをターゲットラインに対して平行にしたい」のであれば(体基準),ウェッジではプッシュドロー/ドライバーではプルフェード,という意識になるんだと思います。

パーマーの記事ではやたらに「スクエアにヒットする」という概念が出てくるので,パーマーとしては出球基準で,とにかくまっすぐ打ち出してまっすぐな球を打ちたかったんだろうなと想像します。

一方,ジェイコブズの『Swing Tips You Should Forget』*2 でも「250ヤードのショットを打つとして,狙いはターゲットより12ヤード右」という話がありましたが,それは後者(体基準)の考え方ですよね。

ということで,スタンスとボール位置との話っていろんなところでいろんな主張を見るので,上記の関係はしっかりと意識した方がいいのかな,と思った次第です。