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ぜんぜんわからない 俺たちは雰囲気でゴルフをやっている

ブルックス・ケプカのロングインタビュー|GQ

こんなネタの宝庫,無視するわけにはいかないでしょう。ケプカもその独自の世界観に磨きがかかっていて,ますます目が話せません。

ロングインタビューっていうか,地の文が長いだけですが,マキロイのロングインタビュー*1と読み比べるとその違いが明らか。なんですが,最後には想像しなかった爽快な読後感があって,これはこれで読んで良かったなぁと思います。

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ソース

Brooks Koepka, the World's Best Golfer, Has Some Issues With Golf | GQ by Daniel Riley, 25 February 2020

拙訳

ブルックス・ケプカは2階のプライベートバーにいた。フロリダ州ジュピターにあるウォーターフロントのレストランにて。昨年4月のマスターズ,彼が文字通りタイガー・ウッズを見下ろしたときのことを語っている。このマスターズは,ゴルフやスポーツのニュースを避けている人のために言うと,最終的にタイガーが優勝し,11年ぶりのメジャータイトルを獲得し,彼の人生がその前後(不倫だったり暴露だったり怪我だったりDUIによる逮捕だったりマックダディ・サンタだったり諸々のものによる)で二分されてから始めてのメジャー制覇となった大会である。それはゴルフ界においてとてつもない1日であって,最終ラウンドの中盤,依然として多くのプレーヤーが優勝争いに絡み,その中にブルックス・ケプカもいた。直近で出場したメジャー7大会で3勝を挙げている男である。*2

ケプカの成功におけるこの側面は,前代未聞のものだ。特に,長いあいだほぼ無名だったプロとしては。29歳,フロリダ州出身のケプカは,ゴルファーというより野球選手として作り上げられ,他のどのスポーツをやっていたとしてもその世界で頂点に立っていたであろうことを,万人が思わずにいられない。ジュニア時代に席巻もしていなければ(ロリー・マキロイのように),大学時代に名を馳せてもいなければ(フィル・ミケルソンのように),あるいは若きプロとして活躍したわけでもない(ジョーダン・スピースのように)。実際,ケプカがフロリダ州を離れた2012年,PGAツアーに出場資格すら持っていなく,ヨーロッパでの二番手のツアーでプレーしていた。喩えるならば,野球でドラフトにかからず,ギリシャでシーズンを過ごすようなものだ。しかし静かに,自信に満ちて,ターミネーターばりの強さとひたむきな精神でもって,彼はついに昨年4月に世界で最も卓越するプレーヤーとして自らを鍛え上げた。そして彼はまたここの場で,メジャー大会の日曜日の争いの中で,タイガー・ウッズの復活劇を反故にしようと望んでいた。*3

両者がアーメンコーナーでプレーしていた。11番のグリーンと13番ティー,そして12番パー3の全体が近接する,オーガスタナショナルの中での見せ場である。ケプカはウッズを肩越しに眺め,ウッズもまた自らを見ていると想像していた。「そうは見えなかっただろうけどけど」と,ブルックスは言う。無思考で無感情な殺し屋という自らの評判を知ってのことだ。「でも,俺の心はそこにいるあいだじゅう変わっていた」。すべての変数を処理し,コース上の他のすべてのプレーヤーに思いを巡らし,スポンジのように情報を吸収する。自分についてテレビで語られることはすべて耳にする。スイングについて,スコアについて,肉体について,恋人について,会場で人々が彼について語る言葉のすべてを耳に入れる。彼はまた,近くにいるプレーヤーのショットすべてを目にしているように見える。彼らの反応を読み,ボディランゲージからメッセージを絞り出す。「俺が感情を表に出さないのも,それが理由だったりする」と言う。「他の奴らを有利にするからな」。*4

いずれにしろ,ブルックスが12番のティーにいて,タイガーが11番のグリーンにいる。ケプカがアドレスに入ったとき,風が木々の上を舞った。一度アドレスを解く。それから9番アイアンのショットを軽く風の中に打ち上げ,そして撃ち落とされた鳥のようにボールが空から急降下するのが見えた。グリーン手前のクリークに入った。衝撃的なミスだったが,彼のボディランゲージには,彼の表情には,……何もなかった。たったひとつのミスによって,ケプカの初めてのグリーンジャケット奪取は,事実上夢と終わった。しかし表情を歪めることなく,クラブをキャディに差し渡し,いつも通り袖を引っ張った。あたかもまさに彼がそうショットするつもりでしたかのように。*5

「俺の理論では,感情をまったく表に出さなかったら,他の奴らはひとつの感覚しか使えなくなるんだ。つまり,音な」と,彼は言う。「どんな音をしてボールが飛んでいった? 俺が100%のショットをしたか90%だったか,奴らは知らない。音で判断するしかなくなるんだ」。しかし彼が罵ったり顔に出したりすれば,タイガーは気づくだろう。ケプカがミスをしたのはトリッキーな風のせいではなく,自らのショットのせいだったと。そしてそれに応じて,12番での自身の戦略を見直すことだろう。「そう,だから俺はまったく反応しなかった。ただキャディーにクラブを渡したんだ。タイガーを混乱させたかもしれないな」。*6

そしてそれは,「かもしれない」として作用する。*7

それはひとつの大会におけるひとつのショットだったが,しかしブルックス・ケプカがゴルフを他のスポーツに変えるその程度を描いている。彼がウッズに見せたジェスチャーゲーム,それはむしろ一対一の戦いのようだった。バッターと対戦するピッチャーのように,あるいはサッカーのPKのように。ゴルフにおいては,プレーヤーは他の競技者とではなくコースとのみ対戦すると考える,心理的な一派がある。他の人がすることをコントロールはできない,とその思想は解く,ゆえに自分以外の誰かにフォーカスするのは間違いであると。ケプカはそうじゃない。彼のやり口はすべて,ゴルフというゲームを直接対決に変える。「ゴルフに特有なことのひとつだ――大声を上げることはできないし,罵ることもない」とケプカ。「フットボールでもない。最高のタックルをして立ち上がって相手を見下ろすこともない。どんな気分になる? 震えるだろ? 現場で楽しむ方がいい。ゴルフじゃそれができない。だから違ったかたちで,対戦相手を疑心暗鬼にさせなきゃいけないんだ」。*8

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Koepka on his way to carding a near-perfect first-round 63 at last year’s PGA Championship. His win there was his fourth major.

その年の次のメジャー,PGA Championship で,ケプカはメジャーにおける驚異的な記録について尋ねられた。1年で最も難しいとされる4大会での活躍に比べて,なぜ通常のPGAツアーではそれほどの成功を納めていないのかと。「時にメジャーはいちばん勝ちやすいと思うんだ」とレポーターにケプカは語った。「フィールドに156人がいて,そのうちの少なくとも80人はほっといても倒せる。残りの半分ぐらいはいいプレーができない,だから残りは35人ぐらいだろ。そのうちの何人かは,単純にプレッシャーに襲われる。だから本当の相手は残りちょっとで,そいつらを倒せばいいだけなんだよ」。*9

その2日後,ブルックスは63というスコアで,PGA Championship における最少タイの記録を作った。会場は Bethpage Black,ロングアイランドにある巨大でパワフルな公立の競技場。その体格は,ゴルフコース界のケプカだ。その翌日も65のスコアで,後続に7打差をつけて決勝ラウンドを迎える。週末が始まる前に,またしても「易しい」メジャーが彼に転がり込んできた。出場9大会。4つのメジャータイトル。驚異的だ。ゴルフ史上,通算勝利数がケプカの4勝を上回るプレーヤーは,19人しかいない。*10

そのレストランで,彼に尋ねた。誰かが言ったように,本当にメジャー以外はどうでもいいのかと。*11

「そうさ。でも,みんなそうでしょ」。そうじゃなかったら驚くよとでも言いたげに。「俺が輝けるチャンスはそこでなんだ」。*12

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バーで飲んだあとディナーに向かう。階段を降りながら,ケプカはダイニングルームを見渡した。ジュピターとその周辺地域は,プロゴルファーが集う世界的な一大的な場所のひとつである。男女シニアを問わずに。年間を通じたいい気候。州所得税がかからない。ロリー・マキロイ,ジャスティン・トーマス,ダスティン・ジョンソン,リッキー・ファウラー,ジャック・ニクラウス,タイガー・ウッズ。そして長いあいだカリフォルニア嫌いだったフィル・ミケルソンも,ジュピターに引っ越すと発表したばかりだ。*13

互いに近くに住んでいることもあって,ケプカ世代の多くのプレーヤーは仲良く出かけ,練習ラウンドを共にし,マイケル・ジョーダンとのマネーゲームに飲み込まれる(ジョーダンはこのレストランを所有しており,ケプカを含め片手ほどのプロゴルファーがいる)。これに先立ってレストランのマネージャーがこちらにやってきて,ケプカがゲーリー・プレーヤーを知っているかと確認してきた――南アフリカ出身で,その肉体のたくましさでいまだ知られる84歳,9回のメジャーチャンピオン――彼もまたこの場にいる。いまだ活動的で,元気旺盛だ。「ほら,あそこにいるだろ。俺より2倍以上持ってるんだ…」。常にメジャー。メジャーの数は,メジャーの数だ。*14

階下で,ケプカはプレーヤーのテーブルで立ち止まって挨拶をした。*15

ケプカが戻ってきたとき,彼に尋ねた。プレーヤーの金言は何だったのかと。*16

「ジムに行け」。*17

ケプカは笑った。しかしそれが自身の一部であると,彼は知っている。その肉体はフットボールと隣り合っている。フットボールで作られたものではないにしろ。ウェイトにテキーラ。Gronkっぽく。Troutのような。旅先では LA Fitness か Planet Fitness に行くのが好きだという。そこにいて「ウェイトリフティングして吠えて他の連中に勝とうとしている」肉団子たちから刺激を受けるからだと。昨年は,マスターズを数ヶ月先にしてなぜか減量したことで,非難の集中砲火を浴びた(結果的に,ESPN Body Issue でのヌード撮影に備えていたのだと判明したが)。依然として,ケプカの考えの中では,肉体的な強さ,ゴルフコースと対戦相手たちを強さと機械的なアドバンテージでもってねじ伏せるというのが,いちばん最初に来ることのようだ。ブルドーザーのように。その機械的な効率性がゆえに,ケプカはつまらないという噂に磨きがかかっていく。*18

その背景が分かった気がした。彼はインタビューでぎこちなかった。何年ものあいだ,彼は間違ったことを口にすることを少し気にしているようだった。そして,その瞬間がいくつかあった。私が昨夏に全米オープンを見ていたときに出くわした瞬間のような。それはジョークなの? 相手を同様させる柔術なの? 冷え込むペブルビーチで第3ラウンドを終えたケプカに,レポーターがホットコーヒーを勧めた。体を温めるようにと。するとケプカは,石のような表情のまま,ホットドリンクを飲んだことがないんだと伝えたのだ。*19

「ココアもないの?」*20

「ないよ。ココアも。飲んだことがない」。*21

そして,話はゴルフに戻った。*22

この無表情な感じが,ケプカの名前が依然として一般には広まっていないことに繋がっている。ファンも,アナウンサーも,スポンサーも,みんあ溢れ出るパッションが好きなのだ。「彼の勝ち方はあまりにも冷血だ」と語るのはクリス・ソロモン。人気のポッドキャスト「No Laying Up」のホストだ。「何が起こっているのか,それがプレーヤーにとってどういう意味があるのか。それが観客に伝わらないようなプレーヤーを,観戦するのは難しい」。*23

その結果,彼はゴルフのブローカーから着実に無関心に扱われ,ケプカの肩には素敵な小さいチップが置かれる。彼が大きな勝利をおさめても,他のもっと人気のあるプレーヤーが成功したときのようには派手に扱われない。彼は面白い人間だとは思われていない,と彼は感じている,なぜならかつて面白い質問をしたレポーターはいなかったからだ。彼はスポンサーにベッタリもしない。競争相手たちとつるむことに時間を費やしたりもしない。一匹狼のアウトサイダーとして自らを作ることに決めた。*24

「これは間違ったかたちで受け取られるかも知れない」と,ツアーの他のプレーヤーたちとの関係について語る。「だけど俺にはもう十分に友達がいる。これ以上は必要ない。一緒に働いているからっていって,友達になる必要はないだろ。友達は十分いるんだ。俺の友達はそんなにゴルフにハマってないし,ゴルフにハマる理由があるとしたら,俺を応援してるからってだけ。ゴルフから離れられることが嬉しいよ」。*25

今や,プレーヤーたちが敵というよりチームメイトのように振る舞うのは,すっかりおなじみになった。春のオフシーズンにプレーヤーたちがひとかたまりになってバハマに行くのはもっとおなじみ。ジュピターの Square Grouper か The Woods(タイガーの場所)に集って飲み,成績の良かった人を祝福する。友情が一番で,不倶戴天の敵は二番。ケプカ世代のツアープレーヤーに関しては,これが正しいことのすべてであり,間違ったことのすべてである。正しいか否かは,誰に尋ねるかに依るが。*26

「対戦している奴らみんなとあんなに親しくしたいとは思わない」と,ケプカは言う。「その,ロリーの電話番号すら知らないんだ。タイガーの番号も長いあいだ知らなかった。その,保存しないんだ……。勝った奴にはテキストするけど,でも俺は負けず嫌いなんだ。それでも俺は腹が立つんだ,つまりさ,祝福したいけど,同時に『おい,なんで俺じゃなかったんだよ』って。『俺が勝ってもよかっただろ』って。負けは負けなんだよ」。*27

ジャスティン・トーマス(世界4位)によれば,ジュピターの中で練習ラウンドか賭けゴルフに連れ出すのがいちばん難しいのが,ケプカだという。この種の抵抗がまた,ケプカの噂話を焚きつけるもととなる。他のみんながしているほどには練習していないだとか。私はこれが好きだ,なぜならケプカもこれが好きなのが分かるから。これは火のないところに煙が立っているようだが,しかし学校で勉強しないヤツが試験でいい成績をあげたと噂されるのを思い起こせる。その噂は,本人の発言でまた膨れ上がる。上記のような,競技の外ではゴルフを離れるといった発言で。あるいは試合の間隔が長く空くときにはクラブを握らないようにしているとかいった。あるいは彼が会場に誰よりも遅く姿を見せ――7月に彼が勝った大会の最終ラウンドの前にそうしたように――,練習場でほとんど時間を過ごさないまま1番ティーにまっすぐ向かった話など(彼は家でウォームアップしたそうだ,何を大騒ぎしているのか?)。これらすべてが重なって,ケプカの欲望の二面性が感じられる。つまり,一方では,君臨することに対する必要性あるいは願望,他方では,彼が文字通りたまたま世界一となったこの馬鹿げたゲームとのオタクっぽい関係を避けること。*28

「もしすべてをやり直せるなら,野球をするよ。100パーセント」とかつてケプカは言った。「正直言って,俺はゴルフオタクじゃない。ゴルフはある意味つまらない。動きが少ないし。うちは野球一家で,俺の血にもそれが流れてるんだ」。*29

こうして,ケプカの態度はハッピー・ギルモアの姿を想起させる。俺はホッケープレーヤーだけど,今はゴルフをやっている。しかしその態度が,ゴルフに対する愛情がケプカほど複雑ではないプレーヤーやファンたちの気持ちを,ケプカから離れさせる。「ケプカに熱狂的なファンがいないのは,奇妙な謎だ。彼が単に学校にはクールすぎるのを除いては」と,「No Laying Up」のソロモンが語る。「彼は自分がゴルファーであることに苦しんでいると思う。自分がそれ以上のものだというふりをするほどに強く」。しかし,1位は1位だ。それにとてつもない成功によってケプカには新たなスポットライトが浴びせられ,その声はより広まり,ゴルフにおける真っ当な批判も破壊する権力の新たな地位が手に入る。「ブルックス・ケプカはもう何も気にしない」とソロモンは続ける。「少なくともキャリアの最初のある時期は,気にしているふりをする必要を彼は感じていた。今は彼は,自身のプラットフォームを使って問題について自由に語り,波紋を呼んでも問題にされない,数少ないひとりになった」。*30

彼は例えば,スロープレーにとって最も強く反対の声を上げている。他のスポーツと同様,スロープレーはファンを白けさせる。しかしゴルフにある抑制の文化によって,対立は表に出にくい。なぜなら「多くのプレーヤーは実際には物を言う根性がないから」とケプカは言う。「ゴルフってのはとにかく対立をが似合わないスポーツなんだよ……。誰がゴルフをしているかを見てみても,対立的な奴に出会わないと思うよ」。*31

ケプカがひとりで自宅で練習しているとき,しばしそうするのだが,彼はボール3つを打ち,常にその中でいちばん悪い球でプレーする(ウェイトを持ちながらランニングするようなものだ)。彼はこれで18ホールのラウンドを1時間45分で終えられる。ツアーでは,1ラウンドに5時間かかることもザラだ。試合でこれに対処するために,ケプカはこう述べている。「トイレに行って1分ぐらいただ座ってる。トイレに行く必要はない」。しかし時間つぶしの方法を見つけることだけが,正気を保つ唯一のやり方だ。この夏,あるインタビューの中でケプカがスロープレーを非難したとき,ツアーの中でもスロープレーで知られるブライソン・デシャンボーは黙っていずに,ケプカは言いたいことがあるなら面と向かって言えばいいと,ケプカのキャディーに伝えた。そのすぐあとで,ケプカは実際にそうした。のちに,ケプカの腹筋が割れていないと,肉体改造したブライソンが述べたとき,ケプカはツイッターで反応した。4つのメジャー大会でのトロフィーの写真をアップして,「そうだな,ブライソン。6パックにはあとふたつ足りないぜ」と。*32

「ホッケーだと,一発殴ってボックスに数分座るだろ」とケプカ。「ゴルフにはとにかく違った基準があるんだ。紳士のスポーツだと思われているからね。でもそれが,多くの人に飽きられる理由だと思う。実際そうだろ」。*33

翌日,ジュピターにあるケプカの自宅で,裏庭のパテオに私たちは座っていた。ケプカが生まれ育ったウェストパームビーチから15分のところにあるその自宅は,彼が子供のころプレーしていたいくつかのコースに近く,昨夜のレストランの女主人が彼と一緒の高校に行ってたほど近い。Tシャツと半ズボン姿になったケプカ。飼い犬のコーブが庭を走り回っている。*34

その家は,海洋につながる大きな河のそばに面している。小さなプライベートドックには,彼のボートが繋がっている。近所のみんながそうしているように。プールもあった。そこでガールフレンドのジェナがよくポーズをとってインスタグラムにアップ。家の中にはメジャーのトロフィーが4つ,階段下の台の上に置かれていた。ブルックスとジェナの写真がいたるところにある。ピンクパームツリーの壁に飾られた写真。世界ナンバー2のジョン・ラームに向けた案内状が冷蔵庫に貼ってある。*35

かつての君はもっとしょっちゅう,もっとオープンにコメントをしていたんじゃないか,という話をしていた。意識的に変えたのかどうか尋ねてみた。*36

「話したいかどうか変えたわけじゃない」と言う。「みんなが俺に訊くのがカザフスタンの馬肉だけっていう時期があったんだ」(彼が海外でプレーしていたときの昔の逸話)。「俺はゴルフのあらゆることに対して意見があるけど,誰もそれについて訊いてこなかったからな」。*37

なるほど,と言った。続けよう。*38

「ひとつ変えたのは,堅苦しさかな。ゴルフといえば,ツータックのカーキのパンツと,ボタン留めのシャツと,すごくカントリークラブっぽい空気なイメージだろ。必ずしもそうでなきゃいけないわけでもないのに。それが問題の一部なんだ。みんないつもこう言うのさ,『ゴルフを広めなきゃいけない』って。あぁ,じゃあなんでそんなにボタン留めのシャツなんだ? 『ここに入るときは帽子を脱いでください』『メンバーかメンバーと一緒じゃなかったら,ここには入れません』とか。まじかよ? そのカントリークラブの雰囲気って本当に好きじゃなかったな。ただ単にそのゴルフクラブが名門で,メンバーがみんな有名人で金持ちだからいっていって…,その,なんで単にそこに行ってコースを回れないの? なんでクルマの中にいてメンバーが来るのを待ってなきゃいけないの?」*39

「みんな俺がゴルフを愛していないって勘違いしてる。好きだよ。間違いなくゴルフが好きだよ。それについてくる堅苦しい空気が好きじゃないんだ。それは,俺にとっちゃ,楽しくない。練習してるとき,シャツをタックインしてるかなんて考えない。ゴルフコースに行って,半分ぐらいはテニスシューズの紐が結んでないままで,チッピングしてパッティングして,シャツもタックインしてなくて,帽子を被ってて,ベルトをしてなくて,だってタックインしてないとき誰がベルトするよ? でも『失礼ですが,シャツはタックインしてください。入るときは帽子をお脱ぎください』ってクラブがいっぱいあるんだ」。*40

君に対してもそう言うの?*41

「そうだよ。間違いなく。そう言われた。俺の場所じゃないって感じだよね。ルールなんてない方がいいって言ってるわけじゃない。だけどさ,そこにいるみんなに楽しい時間を過ごしてほしい,ゴルフ場に着いた人に気をつかってほしくない。俺は行く先々でびくびく気をつかうようなことはしたくないのさ」。*42

去年のツアーチャンピオンシップでのことを持ち出した。ケプカがプラスチックのジップタイ付きのオフホワイトのゴルフシューズを履いていたときだ。アナウンサーたちは,何が起こっているのかを理解するのに苦戦していたようだ。ケプカが言うには,シュータグはルール違反のアライメントツールだとテレビネットワークで言及するような人さえいたという。ラウンド後の記者会見で,ケプカはそのシューズのことについて訊かれた。「おいおい,ファッションだよ」と答えたケプカ。「これは何ていうか,典型的なゴルフオタク,40歳の白人――なんて説明したらいいかわけんねーな。これはオフホワイトだよ。ファッションなんだ」。*43

ケプカのゴルフに対する批判は,ゴルフ界からのかなりの批判を巻き起こす。有名な解説者のひとり,ブランデル・シャンブリーは,しばしケプカについて言及し,ときに軽視する感情を見せながら,誰のプレーがタイガーの世界最高の座をおびやかす可能性があるかといった議論では,ロリー・マキロイやダスティン・ジョンソンは引き合いに出しながら,ケプカを無視している(ケプカはこれに対して,シャンブリーの顔にピエロの鼻をつけた写真をツイートして反応した)。あるいはまた微妙な話だが,かつてのプレーヤーで元テレビ解説者のブラッド・ファクソンのコメントを例にとろう。10月にファクソンがゴルフの才能とゴルフの情熱との差について語ったとき,「ゴルファーの定義とは何か?」に対してファクソンが No Laying Up で語っている。「私にとっては,ゴルファーとはその人生を通じてゴルフを生きてゴルフを呼吸しているような人のこと……ロリーはゴルファーだろうね。アーノルド・パーマーはゴルファーだった。だがケプカとジャック,彼らは競技者だったと言おうか――彼らはゴルフをした,しかしでも彼らはベルトやシャツのロゴに気づいて,あぁ,あなたはパインバレーのメンバーですか,などとは言わない」。*44

それがどれほど完璧な例になるか,ファクソンは知りようもなかった。ブルックス・ケプカは男性専用のカントリークラブのロゴを研究するのに多くの時間を費やすようには見えない。しかしそれは,もっともイライラさせるゴルフの要素をひっきりなしに批判することの,有効な評価だ。特に他のゴルファーで,その人自身が最も献身的なファンが,ゴルフへの愛を完全に理解しがたいものにしている。*45

だから私は,彼が愛しているのは何なのか,ケプカに正確に話すチャンスを与えた。*46

「プレーするたびに自分が何かを学んでいるというのが好きなんだ。ふざけていて,それで新しいショットを見つけるかもしれない。何をしようとも,同じショットを二度とすることはない。同じ距離だったとしても,同じ風は絶対に吹かない。同じホールでホールロケーションが完全に同じだったとしても,そしてそこでプレーしてボールを打って1ヶ月後に戻ってきて文字通り同じ場所にディボットを掘ってピンが同じ場所だったとしても,それは違うショットだ。それがとにかくクールだといつも思ってるよ」。*47

「それがすごい好きだ」と彼は続ける。「だけどそこから抜け出す方法も知ってる。それが混乱のもとだね。あるいは俺に対する誤解の元かもな。俺は間違いなくゴルフが大好きだ。もしそうじゃなかったら,今すぐ引退してる。勘違いしないでほしいんだけど,俺が去って誰も二度と俺を見ることがなかったとしても,俺は素晴らしい人生を送れるだろう。ゴルフをするのは,実際にゴルフを愛してるからだ。練習に行くのも大好きだし,戦いに行くのも試合に行くのも大好きだ。最高のプレーができなくてもなんとかひねり出して,やり方を見つけようとしている。それが俺にとっては楽しい。だけど俺がすごく得意にしてることのひとつは,必要なときにゴルフから離れることだ」。*48

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椅子に深く座ってケプカが話すのを眺めているあいだ,彼が容易にカテゴライズされることを拒む様に驚いていた。彼はむしろ,他の種の圧倒的なアスリートをゆるく束ねたようなものだ。シロップのような冷たさが全体を覆い尽くしているが。フロリダ風味だ。漁師のものだ。日焼け止め塗ったことないぜ的なやつだ。休みの日にボートの上で日差しに焦がされながら缶ビールを飲みたくなるようなやつだ。そこにアスリートっぽい威張りが合わさっている。自身の日々の生活の完全なる正常さを断言し,名声に慣れるのに体験している苦労しながら,「あぁ,俺は自分のやってことでは世界一だ。でも――」で一文を始められる人間の,威張り。実際負けているときでさえも,自らが負けることを想像できない人間。それらすべてに,軽度の孤独な人間の社会的居心地の悪さがさらにミックスされている。ケプカのような偉大な人間になるためには,本質的に必要となる孤独。ジムで1000回のジャンプショットをしているコービーを考えてみればいい。スイスの雪が降る山の上でヒッティングパートナーを相手にしているフェデラーを。あるいは練習場のタイガーを,最初にあらわれて最後までいるのを40年も続けているタイガーを。*49

飛行機の音が頭上から聞こえてきた。ケプカが言うには,最寄りの空港は,トランプが Mar-a-Lago に来る際に着陸するところだそうだ。*50

さて,ここでドナルド・トランプがクソみたいにブルックス・ケプカを愛しているのに触れてもいいだろう。例えばこんなツイート:*51

私は……同意せざるをえない。ブルックスと時間を過ごす以前も,トランプがケプカを追っていて,ラウンドをしようとしているいるのを知っていた。そして私は,一緒にいるあいだの多くの時間,恐れていた。ブルックスが"Make America Great Again"的なことをちょっと口にするのではないかと。飲水の中の一滴のインクのように。他のプロゴルファーたちについても,同じように不安に感じているかもしれない。ゴルフとは,結局のところ,私たちの価値観を大きく試すのだ。しかし,あらゆることがある中で,人々の人生の中に存在するゴルファーは,どれほど多くいるだろうか。ブルックスが非難したあのカントリークラブの戯言にも関わらず。階級対立にも関わらず。あらゆるタイプのアメリカ人がエリート主義をひどく嫌っている時代の社会において派手に対決姿勢を見せているにも関わらず。都市計画法と税法のきたない操作にもかかわらず。環境破壊を目の当たりにしている中で思う存分に水を使っているのにも関わらず。この国ではまだ女人禁制のクラブがあるというのにも関わらず。最も有名なゴルフコースが1975年までマスターズに招待しなかった,ありうは2012年まで女性をメンバーに招かなかったというのにも関わらず。ほとんどすべてのゴルフ界の英雄たち,ジャック・ニクラウスからトム・ワトソンからアーニー・エルスからタイガー・ウッズまでが,ドナルド・トランプが所有するクラブのひとつに招かれて彼とゴルフをしたことについて,ためらわずに口にしたにも関わらず。*52

そして政治の話になって,他の多くの事柄についてもそうしたように,ブルックスは私がまったく予期しないかたちで道をそらした。彼は現存する大統領5人のうち4人に会ったと言う。フロリダの近くにあるコースでオバマと会ったのも含めて。*53

「他のヤツが何を言おうと気にしない――あれは最高にクールだったよ」と彼は言う。オバマが大統領だったときにやったことのすべてに賛成しないけど,だけど今日に至るまで,あれがかつてないほど最高にクールだったと思うな。俺の人生の中でのハイライト,トップファイブに入る。その中のひとつだ。現職のアメリカ大統領に会ったことが」。*54

「他のヤツが何を言おうと気にしない」と彼が言ったかどうか尋ねた。このエリアの政治のせいで――そしてゴルフ界における政治のせいで。*55

「大統領という職をリスペクトするんだ。誰が大統領かは気にしない」とケプカは言う。「たぶんまだ全世界で最も権力のある人間だろ。それはリスペクトに値するよ。だからホワイトハウスに行かないチームのことが理解できない。そして……」彼は小声になって,そんな自分に気づいた。「ほら,年配の人に会ったら,敬語を使うだろ。”ヘイ,ジャック,どう?”じゃなくて,”あぁ,ニクラウスさん,お元気ですか?”ってなるだろ。尊敬の念から。それが誰だろうと関係ない」。*56

休暇期間中,トランプとケプカは最終的にそれを果たした。ブルックス,その父,その弟,そして大統領。ウェストパームにあるトランプのコースで。「そうだな,すげー楽しかったよ」と,電話越しに語ったケプカは,1月終盤にサウジアラビアにいた。「家族もそこに一緒にいたのが良かったね。オヤジも弟も。どんなときでも,大統領と時間をすごすのはとてもクールだ。他の人の政治的信念なんてどうでもいい,アメリカ合衆国の大統領なんだ。彼が俺とプレーしたいと思ってくれたことが,名誉だよ」。*57

午後遅くのことだった。ブルックスはジェナのビンテージものの Bronco のハンドルを握っていて,私はそのすぐ後ろを追っていた。ヤシの葉が覆いかぶさり,その影はちょっと素敵なストロボ効果を発揮している。練習セッションに向けて Medalist に向かっていることろだ。ブルックスのキャディー,リッキー・エリオットは北アイルランド出身で,ブルックスのプロ生活の多くで彼のバッグを担いでいるのだが,彼もケプカに付き添っている。その光景に,私は思わずクスリとした。バービーのビーチパーティークルーザーに乗った世界ナンバーワンを追い回しているのだから。*58

Medalist のセキュリティーゲートに着いたとき,予想だにしなかったことが起こった。Medalist はその日閉まっていて,ブルックスかリッキー(かダン)がドライビングレンジかゴルフコースに入れる方法がないのだ。私自身はゴルフコースへの入場を許可されなかったことがあるのでその瞬間はショックを受けなかったが,反対の方向にある他のクラブに30分間クルマを走らせているあいだ,怒りの感情がふつふつと湧いてきた。とあるゴルフコースが世界ナンバーワンのゴルファーの入場を拒んだ,しかもそうすることがまったくもって当然であるかのように。しかし,こんな光景を想像してみた。ヤンキースタジアムのセキュリティーゲートが,デレク・ジーターに打撃練習をさせないことを。鍵を持った高校の用務員がレブロン・ジェームズにシュートの練習をさせないことを。ワイルドだろう。そしてこれがまさに,ブルックスが言及していたことだ。 ゴルフが決定的な岐路に立っているというのに,バカバカしいほどに間違った方向に進んでしまったことに関する,ありとあらゆることに彼が失望していたときに言及してたことに。社会のどちら側にいたいんだ? 意味をなす方? オープンで開放的な方? 厳格で衒学的で排他的で,ルールのためのルールがまかり通る方? 興ざめだった。これだけ多くの時間をともに過ごして,ブルックス・ケプカが打つ球をひとつも見ずに日が暮れてしまうのではないかと,気をもんだ。*59

しかしすぐに,私たちはウェストパームにある Bear Lakes Country Club にクルマを停めて,ドライビングレンジに向かった。特にウォームアップすることもなく,ブルックスはウェッジショットを放ち,次に7番アイアンを手にし,それからドライバーショットをレンジのネットに突き刺した。*60

ブルックス・ケプカがゴルフボールを叩く様を,なんと形容したらいいだろうか?*61

最初に言えるのは,視覚のトリックがあったことだ。ケプカのサイズと強さは大きくて,その体が生み出すスピードとパワーを認知する感覚を狂わせた。よりよい表現としては,すべてのものがゆっくりに見えた。たとえば,月が地平線近くにあるときに巨大に見えるように。この大きくてパワフルな体が,ものすごく効率的にタイトにねじられて,それが軽く,快活で,非暴力的に見える。その音はとんでもなく乾いていた。私がコンタクトを認識するよりも前に,ボールはターゲットに向かって道半ばの地点に到達していたように見えた。タイガーのキャディーを長らく務めたスティーブ・ウィリアムズのコメントが思い出された。スティーブが最初にケプカを見た時,ブルックスのようにとてつもない球を打つのは,タイガー以外ではただひとりだけ見たことがあると。*62

他に言えること。アベレージゴルファーと比較すれば,ブルックスがゴルフボールを打つ効果は,信号拳銃とライフルほどの違いがある。*63

ブルックスが子供のころにここに来た話をしてくれた。ここは,ジュニアとしての彼にプレーする権利を与えてくれた最初のカントリークラブのひとつだったという。念のためにいえば,ツアーのスター選手によくある,父がクラブプロだったというケースでは,ケプカはない。彼に強く肩入れするわけではないけれど,ケプカが語るツータックのカーキパンツや,ゴルフにおける危険なアイデアに彼がにじり寄るのが,単にメジャー大会で勝つ力があるということを越えて,何か強力なものとして私の心の中で形を作りはじめた。新たなポピュリストのゴルフヒーロー以上の何か。翌日,Okeeheelee に行ってみた。ブルックスとその弟が小さいときにプレーしたパブリックコース。ブルックスが好むように,超高速で18ホールをまわり,その芝から何かが得られるかどうか試してみた。特になかった。カート小屋にいた人から聞いた話を除いては。「ほら,ケプカはここで育ったでしょ」とその人は言う。そこにはプライドがあった。地元の子供が成長したことのプライドだけではなく,彼が公営コース育ちであることのプライドも。*64

しかし今,私たちは依然として Bear Lakes のレンジにいた。私とブルックス,そしてリッキー。ブルックスの弟チェイスも近くのどこかに居て,ラウンドをしようとしていた。日はもうすぐ暮れようとしているのに。1番ティーに向かう途中,ブルックスとリッキーのカートが,女子の高校の試合の閉会式を突っ切った。彼の通った高校だというのが,あとで分かった。女の子たちはブルックスを取り囲み,彼との写真を撮り始める。ケプカは喜んでそれに応じた。彼女たちにとってはすごい日になった。世界1位のゴルファーが,彼女たちのコースにひょいと現れたのだ。想像できない。*65

1番ホールで,チェイスに会った。ブルックスより4歳若く,彼自身もデビューしたてのプロだ。まさに弟のようだった。風船から少しだけ空気を抜いたブルックスのような。一緒にプレーするのは数カ月ぶりだという。特別なご褒美だった。ブルックスとチェイス,そしてチェイスの友達が1番ホールをプレーする姿を,後ろからリッキーとともに眺めている。辺りはほとんど真っ暗だった。彼らは2番ホールのフェアウェイにドライバーショットを放ち,私は彼らを見送った。もう日差しは残っていなかったが,暗闇の中でも彼らはいいプレーをしたことだろう。なぜなら,その夜に私が見たもの,日が暮れる中で誰のものでも何のためでもなく放たれたドライバーショットは,真にゴルフを愛する人間からのものだったからだ。*66

*1:ロリー・マキロイのロングインタビュー|Vol.1|Independent.ie - Linkslover

*2:Brooks Koepka was upstairs in the private bar of a waterfront restaurant in Jupiter, Florida, describing a moment from the Masters last April when he literally stared down Tiger Woods. This was the Masters, if you avoid news of golf or sports or polarizing human redemption, that Tiger ultimately won, his first major championship in 11 years, and his first since his life and the game of golf were divided into Before and After (the affairs, the revelations, the injuries, the DUI arrest, Mac Daddy Santa, et cetera, et cetera). It was an extraordinary day in golf, and midway through the final round, there were still a number of players in contention, including Brooks Koepka, who had won three of the previous seven majors he'd played in.

*3:This aspect of Koepka's success is unprecedented, especially for a pro who remains largely unknown outside the game. A 29-year-old from Florida, Koepka is built more like a baseball player than a golfer and is known for making people aware that he wishes he could've been the best in just about any other sport. He never dominated as a junior (like Rory McIlroy), or as a college player (like Phil Mickelson), or even as a young professional (like Jordan Spieth). In fact, when Koepka left Florida State in 2012, he didn't even qualify for the PGA Tour, instead playing the second-tier tour in Europe—sort of like going undrafted in basketball and spending a season in Greece. But quietly, confidently, with almost Terminator-like strength and single-mindedness, he had, by last April, forged himself into the most dominant player in the world. And here he was again, in contention on Sunday at a major, looking to spoil the Tiger Woods comeback story.

*4:As both played through Amen Corner, the dramatic stretch of Augusta National where the 11th green, 13th tee, and entirety of the par-3 12th are in close proximity, Koepka was watching Woods over his shoulder and imagining Woods watching him. “I know it doesn't look like it,” Brooks said, acknowledging his reputation as an unthinking, unfeeling killer, “but my mind is turning the entire time I'm out there.” Processing all variables, tuning in to every other player on the course, a sponge for inputs. He hears everything you say about him on TV. He hears every little comment you make about his swing and his score and his body and his girlfriend when you're watching him live behind the ropes. He also seems to see every shot that any player within his vicinity hits, reading their reaction, squeezing what he can from their body language. “It's part of why I don't show emotion,” he said. “It gives the other guy an advantage.”

*5:And so there they were, Brooks on the 12th tee, Tiger on the 11th green. As Koepka stood over his ball, the wind swirling in the treetops, he backed off his shot once. Then he flared a little 9-iron up into the breeze and watched his ball drop sharply out of the sky like a shot bird, landing in the creek that guards the green. It was a shocking error, and yet in his body language, on his face, there was…nothing. With a single mistake, Koepka had effectively ended his bid for a first green jacket. But instead of grimacing, he handed his club back to his caddie and yanked his sleeve routinely, as though he'd done precisely what he'd intended to do.

*6:“My theory is if you don't show them anything visually, they can only go off one of their senses: sound,” he explained. “How did the ball sound when it came off? They don't know if I hit it a hundred percent or 90 percent. And they've gotta judge it by the strike.” But if he starts cursing or sulking, Tiger will know it was the shot, not the tricky wind, that foiled him—and calibrate his own approach to No. 12 accordingly. “And so I didn't have any reaction. I just handed it right back to my caddie. And it might've confused him.”

*7:All that work for a might've.

*8:This was a single shot in a single tournament, but it illustrates the extent to which Brooks Koepka will go to turn golf into any other sport. His game of gestures with Woods is more like the one-on-ones you get when a pitcher faces a batter or there's a penalty shot in soccer. There's a psychological school of thought in golf that players should compete only against the course, rather than other players. You can't control what anyone else is doing, the thinking goes, so it's a mistake to focus on anyone but yourself. Not Koepka. His entire M.O. is transforming the game into mano a mano. “It's one of those things in golf—you can't be very vocal, and you don't taunt,” he said. “It's not football, where you make a great tackle and you get up and stand over the guy: How'd that feel? You got rocked, didn't you? Better enjoy being on the ground. You can't do that in golf. And so you just find different ways to make guys second-guess themselves.”

*9:At the year's next major, the PGA Championship, Koepka was asked about his extraordinary record in what are regarded as the four most difficult tournaments each year, as compared with his relatively modest success in ordinary PGA Tour events. “I think sometimes the majors are the easiest ones to win,” he told reporters. “There's 156 in the field, so you figure at least 80 of them I'm just going to beat. You figure about half of them won't play well from there, so you're down to about maybe 35. And then from 35, some of them just—pressure is going to get to them. It only leaves you with a few more, and you've just got to beat those guys.”

*10:Two days later, Brooks shot 63, tying the record for the lowest round ever in a PGA Championship. This was at Bethpage Black, the big and powerful public track on Long Island whose physique is the golf-course equivalent of Koepka's. Brooks followed the 63 with a 65 and held a seven-shot lead heading into both the third and the final rounds—all but collecting another “easy” major before the weekend even began. Nine starts. Four majors. Astonishing. Only 19 players in the history of golf have won more majors in their entire careers.

*11:At the restaurant, I asked him if, as some suggest, he really only cares about the majors.

*12:“Yeah. I mean, everybody should.” He sounded incredulous that any player could feel differently. “Those are my chances to shine.”

*13:After drinks, as we came downstairs for dinner, Koepka scanned the dining room. Jupiter and its surrounds is one of the world's prime hubs for professional golfers—men, women, seniors, all. Good weather year-round. No state income tax. Rory McIlroy. Justin Thomas. Dustin Johnson. Rickie Fowler. Jack Nicklaus. Tiger Woods. And now longtime California holdout Phil Mickelson just announced he's relocating to Jup too.

*14:Due to their neighborhood proximity, most of Koepka's generation hang out with one another socially, play practice rounds together, get swept up in money games with Michael Jordan. (Jordan owns this restaurant with a handful of pro golfers, including Koepka.) Earlier the manager of the restaurant had come by to make sure Koepka knew Gary Player—the famously fit 84-year-old South African, a nine-time major champion—was in the house, bouncing around, spry as ever: “You know, there's a guy over there who has more than double what you have.…” Always the majors; the major number is the major number.

*15:Downstairs, Koepka stopped by Player's table to say hello.

*16:When Koepka returned, I asked him what Player's golden advice was.

*17:“Hit the gym.”

*18:Koepka laughed. But he knows it's part of his thing. His body is football-adjacent, if not football-defined. Weights plus tequila. Gronk-ly. Trout-like. It's in the neck. He said he likes to go to LA Fitness or Planet Fitness when he's on the road, to get motivated by the other meatcicles in there “lifting and grunting and trying to outdo each other.” He took flak last season for dropping weight for seemingly no reason in the months leading up to the Masters. (It turned out he was prepping for a nude shoot for the ESPN Body Issue.) Still, the look plays into this idea of Koepka as first and foremost a physical force, capable of overpowering golf courses and competitors with strength and mechanical advantage, like a bulldozer. That machine efficiency has had the effect of edging his reputation toward boring.

*19:I can see how it happened. He's a little wooden in interviews. He seems, for years, to have been a little concerned about saying the wrong thing. And then there were the moments—like the one I happened upon last summer while watching the U.S. Open—when you just go, Is this a joke? Is this psych-out jujitsu? Koepka had finished his third round on a chilly day at Pebble Beach, and the reporter mentioned the coffee he'd offered Brooks to warm up. Which is when Koepka informed him, stone-faced, that he'd never had a hot drink before.

*20:“Not even hot chocolate?”

*21:“No,” he said. “No hot chocolate. Never had one.”

*22:And then it was back to the golf.

*23:This perceived blankness contributes to why Koepka is still not a household name. Fans, announcers, sponsors—they like an abundance of passion, any direction you serve it. “It was so cold-blooded the way he'd win,” Chris Solomon, host of the popular No Laying Up podcast, told me. “It's hard to watch a player who's not giving you any sense as a viewer as to what this all means to him.”

*24:Consequently, he was treated with steady indifference by golf's brokers, which deposited a nice little chip onto Koepka's shoulder. His big wins weren't treated with the same fanfare as when other, more popular players had success. He wasn't perceived as interesting, he felt, because no reporter had ever asked him an interesting question. He didn't really cuddle up to sponsors. He didn't really spend time buddying around with his playing competitors. He chose to define himself as a lone-wolf outsider.

*25:“This might come across the wrong way,” he said of his relationship with other players on tour, “but I already have enough friends. I don't need any more. Just 'cause we work together doesn't mean we have to be friends. I've got enough friends. You know, I have my friends that aren't really into golf that much, and the only reason they're into golf is because they follow me. I like to be able to get away from the game.”

*26:All this at a moment when it's become common for players to act more like teammates than opponents. More common for players to head down to the Bahamas for spring break together, rolling deep in a pack. To meet up for drinks in Jup at Square Grouper or The Woods (Tiger's spot, lit like Las Vegas) for a celebratory cheers after another top finish. Friends first, mortal enemies second. This is everything that is right and everything that is wrong with Koepka's generation on tour, depending on whom you ask.

*27:“I just don't want to be that close with everybody I compete with,” Koepka said. “Like, I don't even have Rory's phone number. I didn't have Tiger's phone number for the longest time. Like, I just never saved it.… I'll text guys after they win, you know, but I'm still competitive. I still get mad—I mean, I'm happy for them, but I'm still like, Man, that should've been me. Or: That could've been me. You know, you still just lost.”

*28:According to Justin Thomas (world No. 4), Koepka is the most difficult guy in Jupiter to get out for a practice round or a money game. That sort of resistance fuels one of the other things people say about Koepka, which is that he doesn't seem to practice as much as everyone else. I love this one, because I can tell that Koepka loves it too. There doesn't seem to be much validity to the claim, but it reminds me of when certain kids in school relished their reputation for getting top marks without studying. That reputation is fueled by comments he makes, like the one above, about getting far away from golf when he's not competing. Or about avoiding his clubs for long stretches between tournaments. Or when he shows up later than everyone else—as he did before the final round of a tournament he won in July—and heads straight to the first tee with minimal time spent on the practice range. (He told me he'd warmed up at home, what's the big deal?) All of it contributes to this sense that there's a duality to Koepka's desires: a need, on the one hand, to reign supreme, and a hope, on the other, to eschew the nerdy association he has with this dumb game he happens to be literally the best in the world at.

*29:“If I could do it over again, I'd play baseball—100 percent, no doubt,” he said in the past. “To be honest, I'm not a big golf nerd. Golf is kind of boring, not much action. I come from a baseball family, and it's in my blood.”

*30:In this way, Koepka's attitude reminds me of Happy Gilmore's—I'm a hockey player, but I'm playing golf today. But that attitude can turn the players and fans whose love of golf is less complicated than Koepka's off to him. “It is a crazy mystery that we don't seem to root for him. Except that he just comes off as being too cool for school,” No Laying Up's Solomon said. “I think he's just tortured that he is a golfer, hard as he tries to pretend that he's more than that.” And yet, when you're on top, you're on top, and the extraordinary success has brought Koepka a new spotlight, a new megaphone, and a new position of power from which to level legitimate criticism at the game. “Brooks Koepka no longer gives a fuck,” Solomon continued. “And for at least a period of time in the beginning of his career, he felt like he had to pretend like he gave a fuck. Now he's one of the few people using his platform to speak out on issues and not have any problem really ruffling feathers.”

*31:He has, for example, taken the most vocal position against slow play on tour. As with some other sports, slow play is strangling fan engagement. But the game's culture of restraint suggests that the conflict will never come to a head because “a lot of players just don't have the balls to actually [say anything],” Koepka said. “Golf's just not a confrontational sport.… If you look at who's playing golf, you're not gonna get the guys who are confrontational.”

*32:When Koepka practices by himself at home—which he does often; he'll play three balls and always play the worst of the three (a golf equivalent of running with weights)—he can finish an 18-hole round in an hour and 45 minutes. On tour, a round can take five hours. To manage in a tournament, he said, “I'll just go sit in the bathroom for a minute. I don't have to go to the bathroom.” But finding ways to kill time is the only way to stay sane. When Koepka called out slow play in an interview at the end of the summer, one of the tour's slower players, Bryson DeChambeau, took exception and told Koepka's caddie that Brooks could say it to his face. Shortly thereafter, Koepka basically did. When a newly swole Bryson made a comment about Koepka not having abs, Koepka tweeted a photo of his four major championship trophies with the caption: “You were right @b_dechambeau I am 2 short of a 6 pack!”

*33:“Hockey, you go to blows and then sit in the box for a couple minutes,” Koepka said. “Golf's just held to a different standard. Because it's supposed to be a gentleman's sport. And that's where I think they lose a lot of people. They just do.”

*34:The next day we were sitting on the patio out back at Brooks's house in Jupiter, about 15 minutes from where he grew up, in West Palm Beach, close enough to home that he practices at some of the courses he played as a kid, close enough that the hostess at the restaurant last night went to high school with him. He was kicked back in a T-shirt and shorts and slides, a lipper of Kodiak in, spit bottle in hand. His dog, Cove, was running around the yard.

*35:The house sits on the big river that heads out to the ocean, and his boat was tied up on a nice little private dock, just like everyone in the neighborhood did it. There was the pool that his girlfriend, Jena, often poses around for Instagram. Inside there were the four major championship trophies, on pedestals right at the base of the stairs. There were pictures of Brooks and Jena all around. Photos on the wall of pink palm trees. A “save the date” on the fridge for world No. 2 Jon Rahm.

*36:We were talking about the fact that it seemed as though he'd been commenting more often and openly over the past year. I asked if there'd been a conscious shift.

*37:“It's not a shift of wanting to talk,” he said. “It was just for a while the only thing that people would ask me was about horsemeat in Kazakhstan.” (A relic anecdote from his seasons overseas.) “I have opinions on all these different things in golf, but no one's ever asked me about them.”

*38:All right, I said, let's go.

*39:“One thing I'd change is maybe the stuffiness. Golf has always had this persona of the triple-pleated khaki pants, the button-up shirt, very country club atmosphere, where it doesn't always have to be that way. That's part of the problem. Everybody always says, ‘You need to grow the game.’ Well, why do you need to be so buttoned-up? ‘You have to take your hat off when you get in here.’ ‘You're not allowed in here unless you're a member—or unless the member's here.’ Really? I just never really liked the country club atmosphere. I know that drives a lot of people away from liking me. But just 'cause this golf club has such prestige and the members are all famous and have a lot of money…like, why can't I show up and just go play the golf course? Why do I have to sit in my car and wait for the member?

*40:“I just think people confuse all this for me not loving the game. I love the game. I absolutely love the game. I don't love the stuffy atmosphere that comes along with it. That, to me, isn't enjoyable. When I practice, I don't think I've ever tucked my shirt in. I show up to the golf course, half the time my tennis shoes are untied, I'm chippin', puttin', shirt's untucked, I've got my hat on, and I'm not wearing a belt, because who wears a belt when it's untucked? But a lot of clubs, if I walked up like that, it'd be: ‘Sir, you need to tuck your shirt in. You need to take your hat off when you get in here.’ ”

*41:They would still say it to even you?

*42:“Oh yeah. For sure. I've been told that. That's just not my style of place. I'm not saying no rules is the answer. But it's like, you want everyone to enjoy themselves when they're there, you don't want to feel like you're walking on eggshells when you arrive at the golf course. I don't like feeling like I'm walking on eggshells everywhere I go.”

*43:I brought up last year's Tour Championship when Koepka was wearing Off-White golf shoes, replete with plastic zip tie. The announcers had a tough time parsing what was going on. Koepka told me some guy even called into the TV network to suggest that the shoe tag might be a rule-breaching alignment tool. In the presser after the round, Koepka was asked about the shoes. “It's fashion, bro,” he replied. “This is such, like, typical golf nerd, 40-year-old white man—I don't know how to explain that. It's Off-White. It's fashion.”

*44:Koepka's criticism of golf elicits considerable criticism from golf. One of the game's top commentators, Brandel Chamblee, comes in often for Koepka, citing a sense of disrespect at times and ignoring him completely when discussing whose game could challenge Tiger's as the best in the world, like Rory McIlroy's or Dustin Johnson's could. (Koepka responded by tweeting a photo of Chamblee in a clown nose.) Or more subtly, take this line of criticism from former player and TV analyst Brad Faxon. In October, Faxon drew a distinction between golf talent and golf passion: “What's the definition of a golfer?” he said on No Laying Up. “To me a golfer is someone that lives and breathes the game throughout their lives.… Rory would be a golfer. Arnold Palmer was a golfer. I would say Koepka and Jack, they were competitors—they played golf, but they wouldn't notice the logo on your belt or my shirt and go, Oh, you're a member at Pine Valley.”

*45:Faxon couldn't have known how perfect an example it would be. Brooks Koepka does not seem to spend much time studying the logos of male-only country clubs. But it's a valid assessment that constantly criticizing the elements of golf that bug you most—namely other golfers, who are themselves the most devoted fans—would make your own love of golf difficult to grasp fully.

*46:So I wanted to give Koepka a chance to say precisely what it is he loves.

*47:“I like the fact that I learn something every time I play. You can go mess around and find some new shot. No matter what you do, you're never going to have the same shot again. You could have the same yardage, but it's never going to be the same wind. Even if you put the pin location in the same hole, the exact hole location, and I went out and hit a ball and a month later came back and literally put it in the grass in the same divot and the pin was in the same spot, it'd be a different shot. And I always think that that's just so cool.

*48:“I love it,” he went on, “but I know how to break away from it. That's where the confusion lies. Or maybe the misconception of me lies. I absolutely love the game. If I didn't love it, I'd retire right now. Don't take me wrong, but I could go off and nobody would ever see me again and I could live a great life. I do it because I actually love golf. I love going to practice, to compete, to tournaments, grinding it out even when you don't have your best, trying to figure out a way to get it done—that's fun to me. But the one thing that I've been very good at is breaking away from the game when I need to.”

*49:While I sat back watching Koepka talk, I was marveling at the way he defies easy categorization. He's more like a loosely tied package of several other sorts of dominant athletes. But with a syrupy chill slathering the whole thing. It must be the Florida of it all. The fisherman thing. The I-never-wear-sunscreen thing. The thing that makes someone want to spend his days off getting broiled on a boat, drinking canned beer. There's that mixed with the athletic swagger of someone who, in protesting the utter normalcy of his daily life and the trouble he's had getting comfortable with fame, can start a sentence, “Sure, I'm the best in the world at what I do, but—” Someone who is literally incapable of imagining losing, even while he's losing. There's all that mixed still further with the social awkwardness of a low-grade loner. The sort of loner one must be inherently to become as great as someone like Koepka. Think of Kobe in the gym shooting 1,000 jump shots a day. Think of Federer with a hitting partner on a snowy mountaintop in Switzerland. Or Tiger on the range, first to rise and last to leave, for 40 years and counting.

*50:We heard a plane overhead, and Koepka mentioned that the nearby airport is the one that Trump flies into when he comes down to Mar-a-Lago.

*51:Now is a good time to mention that Donald Trump fucking loves Brooks Koepka. E.g.:

*52:I…couldn't agree more. I knew, before spending time with Brooks, that Trump had been chasing him, trying to get a round on the books. And I dreaded, for much of our time together, that Brooks might say something a little MAGA-ish, a little ink in the drinking water. I would've felt just as anxious around any pro golfer. Golf, after all, tests our values considerably. And yet think of how many golfers exist in your life in spite of everything. In spite of all of the country club bullshit that Brooks decries. In spite of the class antagonism. In spite of the garish in-versus-out-ism in a society when Americans of all stripes loathe elitism. In spite of the gross manipulation of zoning laws and tax codes. In spite of gratuitous water usage in the face of environmental devastation. In spite of the fact that there are still clubs in this country where women aren't allowed. In spite of the fact that the most famous golf course in America did not host a black player at the Masters until 1975 or invite a female member to join until 2012. In spite of the fact that pretty much every golf hero—from Jack Nicklaus to Tom Watson to Ernie Els to Tiger Woods—makes no bones about playing golf with Donald Trump when they are invited out to one of his clubs.

*53:And yet the political turn, as with so many other things with Brooks, swerved a way I didn't quite expect. He'd met four out of the five living presidents, he said, including Obama on the course at nearby Floridian.

*54:“I don't care what anybody says—that was the coolest thing,” he said. “Not to get into politics—like, I don't agree with everything that Obama did during his presidency—but to this day, I think that it was the coolest thing ever. Top five highlights of my life so far, that was one of them. Meeting him as a sitting U.S. president.”

*55:I asked him if he'd said “I don't care what anybody says” because of the politics of the area—and of so much of golf.

*56:“I respect the office, I don't care who it is,” he said. “Still probably the most powerful man in the entire world. It's a respect thing. That's what I don't understand about the teams that don't go to the White House. It's still…” He trailed off, caught himself. “Like, if I see an older man, it's Yes, sir or mister. I wouldn't be like, Hey, Jack, what's up? It's like, Hey, Mr. Nicklaus, how are you? Out of respect. Doesn't matter who it is.”

*57:Over the holidays, Trump and Koepka finally made it happen. Brooks, his father, his brother, and the president—at Trump's course in West Palm. “I mean, we had a blast,” he told me on a phone call from Saudi Arabia in late January. “It was nice to have my family there, my dad, my brother. Anytime it's with a president, it's pretty cool. I don't care what your political beliefs are, it's the president of the United States. It's an honor that he even wanted to play with me.”

*58:It was late afternoon. Brooks was at the wheel of Jena's vintage seafoam drop-top Bronco, and I was following close behind. The canopy of palm fronds created a nice little strobe effect of shadow as we cruised over to Medalist for a practice session. Brooks's caddie, Ricky Elliott, a Northern Irishman who's been on the bag for much of Brooks's pro career, was riding shotgun with Koepka. The whole thing made me chuckle a little, chasing No. 1 around town in Barbie's Beach Party Cruiser.

*59:When we pulled up to the security hut at Medalist, something happened that hadn't even occurred to me as being possible. Medalist was closed for the day, and there wasn't any way Brooks or Ricky (or Dan) would be permitted access to the driving range or golf course. I've been denied access to enough golf courses in my life that it didn't really shock me in the moment, but as we drove 30 minutes in the opposite direction to another club, I let the indignation creep in. A golf course just denied access to the No. 1 golfer in the world, as though it were a perfectly ordinary thing to do, which apparently it was. Still, I tried to imagine the security guard at Yankee Stadium denying Derek Jeter batting practice. Or the high school A.D. with the keys to the gym denying LeBron James a shootaround. Wild. And precisely what Brooks had been referring to when he was lamenting all the things that golf gets so absurdly wrong at this critical juncture for the game. What side of society do you want to be on? The one that makes sense? The one that's open and inclusive? Or the one that's rigid, pedantic, exclusionary, stuffy—all for the sake of, what, the enforcement of rules for the sake of rules? It was a buzzkill. I was worried that after all our time together, the sun was going to set before I got to see Brooks Koepka hit a single golf shot.

*60:But soon we were parked and out on the driving range at the Bear Lakes Country Club in West Palm, and without as much as a warm-up lunge, Brooks was flighting wedges, and then 7-irons, and then drivers to the back of the range.

*61:What to say about what it's like to watch Brooks Koepka strike a golf ball?

*62:First thing to say is that there is a trick of the eye. Koepka's size and strength are such that they provide an awkward context for perceiving the speed and power that his body generates. A better way of saying that is everything looks slow. It's sort of like when the moon is way down on the horizon and appears giant. Here this big powerful body was moving with such tightly coiled efficiency that it looked light, breezy, unviolent. The sound was extraordinarily crisp. The ball was halfway to its target, seemingly, before I even perceived contact. I was reminded of Tiger's former longtime caddie, Steve Williams, commenting, upon first watching Koepka, that he'd seen only one other golfer besides Tiger strike the ball as extraordinarily as Brooks.

*63:The other thing I can say: Compared with an average golfer, the effect of Brooks hitting a golf ball is the difference between a flare gun and a rifle.

*64:Brooks talked about coming here when he was a kid. It was one of the first country clubs that gave him some playing privileges as a junior. It was a reminder, as there had been many, that Brooks is not one of those tour stars whose father was the club pro growing up. I hesitate to put too much on him, but his talk of triple-pleated khakis, his edging up to some dangerous ideas in golf, began to shape him in my mind as something quite powerful beyond just his capacity to win major championships. Something more like a new populist golf hero. The next day I went out to Okeeheelee, the public course where Brooks and his brother grew up playing, and I played a lightning-fast 18—just the way Brooks would want it—to see if I could glean anything from the turf. Not much. Except I did from the guy in the cart shack. “You know, Koepka grew up here,” he said. There was pride there, not just pride in the local kid made good, but pride in his being a product of the muni.

*65:But for now, we were still just out there on the range at Bear Lakes—me, Brooks, and Ricky. Brooks's brother, Chase, was around somewhere too, and they were gonna try to squeeze some golf in, even though the sun was about to set. On our way to the first tee, Brooks and Ricky drove straight through the conclusion of a girls' high school match. His high school, it turned out. The whole group clustered to take pictures with him. He gladly obliged. This was a big day for them. The No. 1 golfer in the world was just hanging out at their course. I can't imagine.

*66:On the first hole, I met Chase. Four years younger, a fledgling pro himself. He looked like a little brother. Like Brooks if you let a little air out of the balloon. They hadn't played together in months. This was a special treat. I hung back with Ricky as Brooks, Chase, and one of Chase's buddies ripped through the first hole. It was almost dark. Then they pounded a few drives deep down the second fairway, and I let them head out on their own. There was no daylight left, but I was certain they'd play well into darkness. Because what I was watching that evening, cracking a driver into the setting sun on a nothing nobody no-stakes Tuesday, was a person playing golf like he really truly loved it.