小耳にはさんだ話。というか,とある女性ゴルフインストラクター(仮にMさんと呼ぶ)と話して面白かったんだけど,その人,とある全国チェーンのゴルフスクールで教えていて,そこにいる他のコーチは男性ばっかりなので,女性客はだいたいMさんの担当になるらしい。
で,あらたにゴルフを始めてスクールで習おうっていう人は,どんなきっかけ/どんなモチベーションで習おうとしているのか?って訊いたら,「多いのはマッチングアプリです」って。
ゴルフのマッチングアプリもいろいろあって,その中にギャラが発生するやつがありますよと――「ギャラ飲み」ならぬ「ギャラゴル」とでも言おうか。そのギャラゴルでお金を稼ぐためにゴルフを始める……っていう人が,けっこうな割合でいるんですって。へーーーー。ああいうのって,そもそもゴルフやってる女性がやるもんだと思ってたけど,そのために(お金かけてスクールに通ってまで)ゴルフをしようとするなんて,本末転倒っていうか,収支的にどうなんだ。
Mさんのお客さんの中には昼職の人もいれば,夜職の人もいるし,昼職を装ってる夜職の人もいる。で,その「ゴルフを始めた理由」を訊くと,最初から「マチアプのため」って言う人もいれば,最初は違うこと言ってるけれど,レッスン回数かさねて距離が近くなってから本音を吐く人もいるらしい。
そういう邪な(と敢えて言おう)気持ちでゴルフ始める人ってそんなに上達しないのでは?と思うんだけど,「それでいい」らしい。「女性の側が上手すぎると逆に引く男性がいる」「120ぐらいがちょうどいい」「たまに空振りして『きゃ~』とか言うぐらいがかわいい(と思う男性が多い)」とかなんとか。
あとそういうモチベーションで習う人たちって,用語とかも覚えないから,「ドライバー」とかいうかわりに「いちばん長いクラブ」とか言って教えるらしい。「ドライバー」とか言ったところで,次のレッスンになると「なんでしたっけ,それ?」ってなるんだとか。
それでゴルフ人口が増えて経済がまわれば,なんでもいいんですけどね。