きっかけはこれ。
また83も打ってもうた
— 武井壮 (@sosotakei) December 4, 2023
朝の練習場がドライバー禁止で、もう終わった笑
林に10回くらい入れて、グリーンの端ばっか38パットしてして絶望感を味わいました笑
これがゴルフの楽しいところだけど、いや、スコアいい方が楽しいわ!!!
3つの論点がここにあると思うんだけど,それは:
- ゼロの状態からどうやったらそこそこの球が打てるか
- ドライバーと他のクラブとが同じ感覚で打てるかどうか
- ドライバーで置きにいく球が打てるかどうか
ゼロの状態からどうやったらそこそこの球が打てるか
朝のドライビングレンジでドライバーが打てないとき,あるいは練習場と言われるものがただの鳥かごでしかないとき,どうするか。
どうするかってそれを受け入れて受け止めるしかないんだけど,そこでドライバーが打てないからってそれがどこまで言い訳になるかって話。イギリスだとまともなドライビングレンジがあるコースの方が少なかったし,ライダーカップ2012のマキロイは,日曜日に――時間を間違えて――ティーオフの10分前に会場に現れて,練習グリーンでちょっとパットだけで試合に臨み,そして勝った。1番ホールのティーショットは右ラフだったけど。
マキロイの話は「マキロイだからでしょ」で片づけられそうだけど,個人的には寝起きでドライバー打ってもフェアウェイに打てるのが理想だと思ってる――体操の内村航平が「寝起きでもバク転できるように……」みたいなことを言ってたみたいに。っていうか,それぐらい感覚が体に染みついていないと,コースでドライバー打つの怖くないですか?
そもそも,ゴルフのラウンドなんて球を打っては移動して感覚がリセットされてそこでまた次のショットに移って……の繰り返しだし,まして日本だとランチを挟めば感覚なんて完全にリセットされるので,結局はそういう「サラの状態から球を打ってそこそこの結果を出す」ことに慣れないといけないんじゃないか。ドライビングレンジがあろうがなかろうが,そこでドライバーが打てようが打てなかろうが。
さらに,ドライビングレンジで出た球筋と実際にコースに出たときの球筋って全然違うことがほとんどなので,ドライビングレンジでの感覚を信じていいのかって,っていうのも思ったりしてる。ので,そういう〈ラウンド前の微調整〉を経てえられた感覚よりは,自分の中にある絶対的な感覚でもってショットをしたい。そういう感覚というかメソッドを自分の中で確立したい。
というのが,問題意識のひとつ。
ドライバーと他のクラブとが同じ感覚で打てるかどうか
ふたつめポイントは、ドライバーと他のクラブとで同じ感覚/メソッドでスイングしているかどうか。できていなかったらラウンド前のレンジでドライバー打てないと不安になるし、できていたら苦にならない。
このへんは本当にひとそれぞれだと思うし,巷でよく言われる「ドライバーとアイアンは同じスイングか否か?」って話に繋がってくる――それについてはいつか書きたい――けど,僕の場合は,同じにしてる;同じ感覚/メソッドで振れるようなセットアップをしてる。なので,朝のドライビングレンジでアイアンだけ打ったとしても,その延長線上でドライバーが打てる――と思ってる。
ただこの感覚はほんと人それぞれだと思う……。
ドライバーで置きにいく球が打てるかどうか
これは最初のポイントともうっすら絡むけど,どうしてもフェアウェイに打ちたいっていう状況のとき,置きに行けるティーショットを打てるかどうか。カウフマンも言ってるように:
それは別にドライバーじゃなくてもいいけれど,ドライバーでそれが打てた方がラクじゃないですかね。250ydを5番ウッドのフルスイングで狙うか,ドライバーの置きに行く球で狙うか,だとしたら,理屈の上では後者の方がラクでしょ。
おまけ
佐久間馨は、教え子が朝イチでナイスショットすると逆に怒るらしいんだけど、最近その意味が分かってきた。
おまけのおまけ
ラウンド前の〈練習〉とあえて言わないのは,ラウンド前のドライビングレンジは狭義の〈練習〉――スキルの向上を目指した行為――をする場所ではないと思うため。そこでできるのは〈ウォームアップ〉や〈微調整〉ぐらいのことだと思っている。
おまけのおまけのおまけ
〈置きに行く球〉で思い出した。たしかフリートウッドは,ドライバーで置きに行こうとするとカットを打つことになるけど,ミニドライバーだとストレートなボールが打てる,って言ってた。