Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

バウドリストとガニ股|ドライバー練習記

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長い前置き

この2年間田渕さんのレッスンを受けて,アイアンショットは劇的に改善し,ラウンドをするたびに「いい方向に向かっている」のは感じながらも,毎回毎回生ぬるいスコアしか出せなくて,70台が遠く感じ,どこかの日本代表チームみたいに「負けはしたけど次に繋がる試合だった」みたいなコメントしか出てこない日々。それがしばらく続いている。

なぜだ? って,深く考えるまでもなくティーショットだと思うんですよね。特にドライバー。過去のラウンドを思い出しても,だいたいドライバーでストロークロストしてる。

何が足りないかって,とにかく練習量が足りないんですよね。ドライバーの。

レッスンを受けて,新しい動きを教わるじゃないですか。そうするとまずショートアイアンで練習して,その動きに慣れようとする。試行錯誤して,なんとなくうまく出来た・やっぱり出来ないを繰り返して,たまにミドルアイアンに持ち替えて同じことやって,って,そうこうしているうちに時間終了。ドライバーで打っても数球。

ってな感じなので,そりゃコースに行ったらどこに球がいくか分からないですよね。ということで,もっと意識的にドライバーの練習をすることにしました。

本題

で,やってみたら,さっそく掴めた感覚があった。さっそくすぎて笑う。というか,こんなさっそく掴める感覚すらなく今までラウンドでドライバー振ってたのかと思うと,愕然とする。

で,その感覚はふたつあって,ひとつはバウドリスト,あるいは左手首の掌屈。

上のベン・ホーガンとDJの写真でも顕著ですが,だいたいみんなトップでの左手首のことを話題にしますよね。でもいちばんの問題は,そこからインパクトまで(あるいはインパクト後まで)どういう運動・どういう感覚でスイングをするか,ということ(だってボールの挙動はインパクト時のヘッドの挙動で決まるから)。その感覚が今までなかったし,それがなんか分かった気がする(いわゆる「開眼!」で,すぐに目が閉じちゃうかもしれないけど)。

こういうのを「当て感」というのかもしれないけど,「当てる」というのとはちょっと違う,スイングの流れの感覚なのでなんていうのが妥当かわからないけど…。

にしても「バウドリスト」で検索するとこんなの*1があって,「力のないアマチュアにはやはりストレート,もしくはカップドリストが良いということがデータ科学的には結論づけられる」って言ってんだけど,こうやってすぐ「プロはこうだけどアマチュアは○○だから(非力だから・練習量が足りないから)無理」みたいに結論づけるの,やめてほしい。そもそもこの結論のどこにデータと科学が存在してるんだ。

さて,感覚ふたつめは,ガニ股。自分のイメージとしては,このふたり(さて誰でしょう)。

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ガニ股っていうか爪先を開く角度なのかもしれないけど,とにかくこれを変えるだけで股関節の動きが変わった,というか,左ヒップをクリアしやすくなった気がする。

「教科書的には右足はターゲットラインに垂直,左足は30度開く」ってのがいまでも通説なのかどうかはわからないけど,とにかくいろいろ試してみるのが大事ですね。

エピローグ

ちょい前にTwitterで医学系の人が「結果が分かってやるのは〈実験〉じゃなくて〈体験〉だ」みたいなことをつぶやいていたんですが,ゴルフスイングでも実験してようやく分かって体感できることっていっぱいありますね。僕が愚鈍で怠惰で偏屈なだけかもしれないけど……。

(来週大事なラウンドがあるので,それに向けてちょっと頑張ってます)