「感覚」を掴んだ*1となれば,コースで試してみたい。
ということで,鎌倉カントリークラブでのハーフラウンドに行ってみました。「さっと行ってさっとラウンドしてさっと帰ってくる」はずだったけど,ティーオフ遅くなるし途中も待ちばっかりで,ふたつめの「さっと」は実現できなかった。
さてそのドライバー。練習場ではまあまあ良かった。コースではどうか。結果はこちら。
1番はプルストレートで左の林に直撃。8番はフェースがローテーションしすぎてチーピン。他はフェード狙いのスライスで右ラフか,振りに行って大きくスライスして右の林に直撃か。
ざっくり言えば,フェースの管理はできても体の管理ができてなかった。インパクト時のショルダーラインの開きが大きいんだろうなぁ……,たぶん。コースに出たときの課題が明確になったのは良かった。次のラウンドで気をつけよっと。
飛距離はそこそこ出てたと思う。同伴者で強い弾道で打っていた人と比べて,こっちはスライスしながらも同じかそれ以上に飛んでたから。
にしてもなぁ,フェード傾向はいいとして,250yd飛んで20yd右に曲がるのを,260yd飛んで10yd右曲がるようにしたい。せめて。(もっと言うなら265yd飛んで5yd曲がるように……)
まぁこんだけ右に曲がってたら,フェースローテーション派の人に「ほらな」って言われそうですが。
1番ホールはひどかった。ティーショットが左の林に当たって草むらに落ちて,2打目は左打ちでフェアウェイに出すだけ。3打目はレスキューでまあまあだったけど,そこからシャンクとかトップとかで3つかけてようやくグリーンに。気が抜けてた。暑いってのもあったけど。
コースについて
鎌倉カントリークラブ*2。名前だけ聞くと,「歴史ある街の一角にたたずむ歴史ある名門クラブぅ,なんなら海も見えちゃったりしてぇ」みたいな印象あるけど,
場所は鎌倉市の北東のはずれで山の上だし,クラブハウスは年季が入ってるというかシャビーだし,一人予約できちゃうぐらいだから閉鎖的でもないし,コース設計は単調だし。「打ち下ろしからの打ち上げ」ってホールばっかりだし。
でもまぁ,いいコースです。地元の人の憩いの場になってる感じが伝わってくる。一気に愛着が湧いたのが,コースの近所に住んでるという同伴者が「年金坂」について語ってくれたとき。
9番パー5,白ティーから220ydのIPフラッグ手前のフェアウェイに,強い傾斜がある。写真で手前の人が立ってるあたり。これをメンバーたちのあいだで「年金坂」と呼んでいるらしい。その理由は,「年金をもらうような年齢になると,この坂が越えられなくなるから」だって。
ロンドンの Finchley Golf Club,8番パー5左ドッグレッグの肘のところに遺灰をまかせたメンバーの話があったけど*3,あれを思い出した。
コースと自分の生活とか人生が結びついてて,コースを中心にした人と人との繋がりがある感じ。そういうのが,ゴルフコースのひとつのあるべき姿だと思うんですよね。なーんてロマンチックなことを久しぶりに考えた。
でもまぁ,昔越えていた坂を越えられなくなったとき,それはそれでつらいだろうなぁ。
僕はどうだったか? 当然越えましたよ。ひとつ後ろのティーから。
そういえば
同伴者のひとり,クラブ好きらしく,こっちのバッグを覗き込んではいろいろ聞いてくる(そういうの好き)。
「このドライバーのシャフト,なんですか? Kuro Kage だけどXTとかXDとか書いてないですよ。珍しいですね!」
まぁXTとか書いてないやつはSilver TiNiとかでもそうなんですが,そんな野暮なことは言わずに,「えへへへ,これ市販前のプロトタイプなんですよ〜」とだけ言っといた。
あともうひとりの同伴者には「構えてから打つのが早いですね!」って言われた。それは純粋に嬉しかった。やっぱりこう,スイング中に意識するポイントが明確に絞られてると,動きがスムーズになりますね。