LIVについての本を発表する予定アラン・シプナック。LIVの内情に誰よりも詳しいジャーナリストが，PGAツアーとPIFとの合併話の〈勝者〉と〈敗者〉が誰かを語ります。
ソース
Winners and Losers in the LIV-Tour Merger | The Fire Pit Collective By Alan Shipnuck June 6, 2023
拙訳
著者がゴルフの新世界秩序の発表による影響について考察する中、ギャング全員がここに集結 *1
ゴルフ界の1年にわたる熱狂の夢は，火曜の朝，クライマックスに達した。そのとき，ゲームのすべての関係者は，想像できる限り最も当惑する光景に直面した。PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハンと，LIVゴルフの立役者であるヤシル・アル=ルマヤン閣下が，肘をつきながらCNBCの画面の中に座っているのだ。 戦争を終え，ゴルフというゲームを再統合するため，PGAツアーとLIV，そしてヨーロピアンツアーが，まだ名前のない新しい組織に統合されることを発表すると，全員が笑顔になった。これにより，ロンドン，ベニス，サンフランシスコ，ニューヨークで行なわれた2ヶ月にわたる一か八かの瀬戸際政策と秘密会議が終結した。モナハンとアル=ルマヤンが TVに登場する数分前に速報を知らされたのは，ほんの一握りの選手だけだった。ゴルフ界に大きな溝があることを，双方の側のプレーヤーや幹部はリアルタイムで知った。 *2
「CNBCをつけてジェイとヤシルを見たとき，『何か悪いものでも食べてしまったのだろうか？』という感じでした」と，あるLIV幹部は語る。 *3
PGAツアーのベテランで取締役会の一員であるピーター・マルナティは，「あまりにも驚いて意見を言うことはできない」と語った。 *4
そうかな，ピーター。新しいメガツアーがどのように機能するかについてはまだ不明な点が多いが，ここではこの今世紀最大の（タイガー以外の）ゴルフニュースで勝者と敗者が誰だったかについて，（非常に）早い段階の考察をしてみる。 *5
勝者｜Winners
ゴルフファンの皆さん！ ゴルフを元に戻すということは，すべての詳細さえ決まれば，すべてのベストプレーヤーが年4回だけメジャー大会で対戦する以上のことを意味する。フィル・ミケルソンのいないペブルビーチが適切とは思えなかったのと同じように，ディフェンディングチャンピオンのキャメロン・スミスのいない今年のプレーヤーズ選手権には穴があった。記者会見でのたちの悪い質問やソーシャルメディアでの悪口は（ほぼ）なくなるだろうし，部族の対立のような言葉の投げ合いに嫌気がさしていた多くのファンにとっては，安心できることだろう。新しい統一スーパースケジュールは，世界中の会場を組み込んで，はるかに興味深いものになるはずだ。そして，LIVのチーム要素により多くのスターと古い敵対者を組み込むことで，目の眩むようなものが生まれるだろう。ゴルフには72ホールのストロークプレーイベントが数多くあるが，新しい統一スケジュールでは，おそらく6大会ぐらいで，より強化されたチーム要素の余地が確実にある。 *6
グレッグ・ノーマン。彼が新たな統合ツアーで正式な役割が与えられるかどうかはまだ分からないが（今日の発表にはいなかったので，これは疑わしいが），ノーマンは30年間にわたってワールドツアーのアイデアを育み，LIVの原動力となってきた。それがこの妥協を産んだわけだ。彼は心の底から切望していたことをついに達成し，日没に向かって走り去ることができる。 *7
フィル・ミケルソン，ブルックス・ケプカ，ダスティン・ジョンソン，キャメロン・スミス，ブライソン・デシャンボー，その他のLIVキャプテン。彼らは巨額の一時金を手にし，チームの株式の25%を保有している。現在，サウジ公共投資基金（PIF）がこのスポーツ全体を引き受けており，LIVに忠実な人々の利益に配慮することは間違いない。これは，新しいスケジュールで少なくとも少数のチームイベントが確実に行なわれることを意味し，ネットワークテレビでの露出やツアーの従来のスポンサーへのアクセスが得られるため，フランチャイズの価値は大幅に上昇することになる。 LIV的なチーム要素の終焉を予測している人々にとって，それは PIF が投資してきたものの核となるアイデンティティであり，より重要なことに，LIVは常にアル=ルマヤンの申し子だった。彼がそこから完全に離れることはないだろう。さもなくば，PIFは，以前は提携の申し入れを拒否していたPGAツアーとヨーロピアンツアーを単に下支えするために数十億ドルを注ぎ込むことになる。火曜日の朝にこのニュースを聞いたあるLIVのキャプテンは，「リクルートを開始する時が来たな」と語った。 *8
ミケルソン。彼はいつも，その場で一番賢い男だと思われることを望んでいた。思い上がりはあったものの，フィルの判断は正しかった。 *9
ヨーロピアンツアー（ET）。ゴルフの新たな世界秩序において，ETはPGAツアーにプレーヤーを供給する場に成り下がっており，毎週の大会にはスターも少なく，話題性もさらに少なくなっている。現在，ETは新しい世界的なスケジュールの一部として生命線を獲得しています。フェンスは修復する必要があり，CEOのキース・ペリーは復興に向けてより絶妙なアプローチを取る必要があるが，セルジオ・ガルシアがスペインオープンに，リー・ウェストウッドがウェントワースに，マーティン・カイマーがドイツオープン出場する可能性が，今やツアーにはある。そして，ETを去ってLIVに移った残りのビッグネームたちも，ふるさとに戻る可能性がある。 *10
モハメド・ビン・サルマン。地政学的に最も恐ろしいクソ野郎は，サウジの社会と経済を作り直す彼の取り組みである〈ビジョン2030〉に自らの統治を賭けている。スポーツ・レジャー部門の成長は重要な要素であり，サウジアラビアは現在，裕福で洗練された観客に応える世界的なプロスポーツリーグを管理している。そして，PIF は突然，世界最大手の企業の多くと新たなビジネス関係を持ち，スポーツウォッシングの究極，つまり PGA とヨーロピアン ツアーからの承認の印を獲得した。 *11
ドナルド・トランプ。 USGA，PGA of America，R&A，PGAツアーはすべて，彼をトーナメントホストとならないようにしている。しかし今年のLIVのスケジュールにはトランプの3コースがその会場となる予定で，今後もさらなるコミットメントがある。それらが称賛されるかどうか，どのように称賛されるかどうかはこれから分かるが，この合併はトランプにゴルフ界への脇道を与えるかもしれない。 *12
ジミー・ダン。彼はすでに目を覚まし，サイプレス・ポイント，パイン・バレー，シネコック・ヒルズ，オーガスタ・ナショナル，あるいはセミノールのどのクラブでプレーしたいかを決める必要がある。いずれのクラブのメンバーでもあるのだ。究極のインサイダーは今，ゴルフ界の傑出したディールメーカーとしての評判に磨きをかけた。 *13
Eugenio Chacarra，James Piot，David Puig，Chase Koepka、Peter Uihlein，その他。 PGAツアーへの出場権を獲得するのは非常に厳しい。これらの大学生とジャーニーマンたちはLIVと契約し，ツアーへの新たな道を手に入れることになる。 *14
CW。すべてのツアーの既存のテレビ放映権が新しいスケジュールとどのように調整されるかは不明だが，CWは現在，今シーズン現在のLIVイベントよりもはるかに多くの観客を確実に集めるであろうスター勢揃いの大規模トーナメントを開催する準備ができている。 *15
お金。敗れることはない。 *16
敗者｜Losers
ロリー・マキロイ。彼はツールで最も率直な擁護者になろうと心血を注ぎ，その過程で疲れ果てたが，結局はモナハンに売り飛ばされた。現実には，ツアーにはマキロイはもう必要なかった。彼の熱烈な擁護活動により，他の多くのスターたちがこの理念に忠実でありつづけることができたが，ツアーはすでにスポンサーが逃げ始めており，財政的に持続不可能な道を歩むことになった。ツアーが無制限のオイルマネーにアクセスできるようになった今，マキロイは大砲の餌食となっている。 *17
モナハン。彼はLIVとの戦いをレガシーの問題，そして道徳の問題へと変えた。どちらの議論も選手たちの離反を防ぐものではなかった。そして，ツアーがPIFとお金で勝負することは決してできないと認めたにもかかわらず，彼はまさにそれをしようとした。LIVは常に消耗戦に勝つつもりだった――それは誰の目にも明らかだった。サウジアラビアは2021年4月にツアーとの提携を希望してモナハンに連絡を取ったが，モナハンは会談に応じなかった。そうしていたら，そのアイデアを採用してビジネスへの混乱を最小限に抑えられていたはずだった。その代わりに彼は戦うことを選択し，今や私たちが知っているようなツアーはもう存在しない。火曜日の午後，熱心なプレーヤーの代理人の一人が私に次のようなメールを送ってきた：「事実はこうだ。ジェイはPIFのリソースと不屈の精神を大きく誤って判断し，ツアーを競合オファーに対して脆弱にしないための積極的な行動を何もしなかった。PIFが莫大な経済的インセンティブでLIVに資金を提供することを知ったジェイの解決策は，ツアーのスケジュールと賞金総額を再構築することであったが，そのような変更が経済的に実行可能であるかどうかを確認できなかった。スポンサーが契約を解除しようと列をなすというかたちで，マーケットプレイスはその問いに決定的に答えた。ツアーの見通しが明るいという示唆は，せいぜい希望的観測に過ぎなかった。PGA選手権でのケプカの勝利により，流れ出た者たちが「消えるのを待つ」というPGAツアーの究極の計画は，存続の脅威と戦うための戦略計画というよりも夢のようなものになった。ジェイはこのプロセスを通じて，PGAツアー選手たちが必要とすべき真のリーダーシップを発揮する能力がまったくなく，準備もできていないことが証明された。彼は自分のエゴと無知を混ぜ合わせた。この結果，PGA ツアーは今や，基本的にサウジ公共投資基金の資産となったのだ。よくやったジェイ！」 *18
ブランデル・シャンブリー。彼は，LIVゴルフとその後援者に対する最も率直な批評家だ。私はシャンブリーの信念の勇気に敬意を表するが，PGA ツアーのリーダーたちは異なる価値観を持っていることが判明し，シャンブリーは島にひとり残され，そこにいる仲間はイーモン・リンチだけだった。 *19
LIVのお金を断ったすべての PGAツアープレーヤー。松山英樹は今日どう感じているだろう？ 彼は2億5000万ドル以上のオファーを拒否した。 2019年以来勝利のないリッキー・ファウラーは，7500万ドルのオファーにノーと答えた。それは延々とつづく。彼らは皆，その毅然とした姿勢が讃えられたが，今やモナハンは，選手たちに断ってほしいと懇願したお金にイエスと答えましたのだ！ *20
ヨーロッパのライダーカップチーム。ヨーロピアンツアーのキース・ペリーCEOは合併発表後，ライダーカップに出場するにはツアー会員でなければならないという規則は依然として有効であると発表した。さらに，会員を退会した者は違約金（すでに100万ポンド以上）を支払わなければならないとも。これにより，セルジオ・ガルシアやトーマス・ピータースがローマで劣勢なチーム・ヨーロッパの強化に貢献する扉は閉ざされたようだ。少なくともも，状況が回復すれば，LIVのプレーヤーたちは2025年のライダーカップでプレーすることができるだろう。 *21
大物法律事務所たち。ツアー vs. の法的請求書LIVの訴訟と反訴は，数千万ドルに達するところだった。今や法的な争いは終わったので，ギブソン・ダン，ベイカー・マッケンジー，クイン・エマニュアル・アーカート＆サリバンのすべてのパートナーたちに祈りを唱えよう。 *22
4つのメジャー大会。昨年，彼らの重要性と地位は、屋根を突き抜けるほど高まった。すべての最高のプレーヤーたちが集い競う唯一の場は，メジャー大会だけとなったからだ。しかし，今は通常通りの業務に戻った。 *23
ゴルフファンの皆様。状況が少し落ち着き，メジャー大会の夏が本格化したとき，究極の雷が落ちた。これからは，ゲームの将来について際限のない非難と推測と大げさな議論がつづく日々が何か月も続くことになるだろう。ちょっと待って，それは本当に楽しそうかも！ *24
*1:The gang is all here as the author weighs in on the fallout from the unveiling of golf’s new world order
*2:Golf’s year-long fever dream reached a climax on Tuesday morning when every stakeholder in the game was confronted with the most confounding sight imaginable: PGA Tour commissioner Jay Monahan and His Excellency Yasir Al-Rumayyan, the driving force behind LIV Golf, sitting elbow to elbow on CNBC, all smiles as they announced that the war is over and the Tour, LIV and the European Tour will be merging into a new, as yet unnamed entity to reunify the game. This ended two months of high-stakes brinksmanship and secret meetings in London, Venice, San Francisco and New York. Only a handful of players were alerted to the breaking news in the minutes before Monahan and Al-Rumayyan went on-air. Every other player and executive on both sides of golf’s great divide found out in real-time.
*3:“I turned on CNBC and saw Jay and Yasir and it was like, Did I accidentally take an edible?” says one LIV executive.
*4:PGA Tour veteran Peter Malnati, a member of the board of directors, said, “I’m too stunned to opine.”
*5:Speak for yourself, Peter. So much remains unknown about how the new mega-tour will function but here is a (very) early look at the winners and losers in the biggest (non-Tiger) golf newsbreak this century.
*6:Golf fans! Putting the sport back together means all of the best players will face off more than just four times a year at the major championships, once all the details get worked out. There was a hole in this year’s Players Championship without defending champion Cam Smith just as Pebble Beach didn’t feel right without Phil Mickelson. The press conference bitchiness and social media daggers will now (mostly) cease, which will be a relief to many fans who have been turned off by the tribal negativity. The new unified superschedule should be far more interesting, incorporating venues from around the world. And incorporating LIV’s team element with more stars and the built-in frisson of mixing old antagonists should add some razzle dazzle. Golf has plenty of 72-hole stroke play events, there is certainly room for a more baked-out team component for maybe half of dozen events on the new unified schedule.
*7:Greg Norman. It remains to be seen if he will have an official role in the new consolidated tour—seems doubtful, since he was glaringly absent in today’s announcement—but Norman has nurtured the idea of a world tour for three decades and been a driving force at LIV, which forced this compromise. He can ride off into the sunset having finally achieved the validation he so desperately needed.
*8:Phil Mickelson, Brooks Koepka, Dustin Johnson, Cam Smith, Bryson DeChambeau and the other LIV captains. They collected huge upfront money and have 25% equity stakes in their teams. The Saudi Public Investment Fund is now underwriting this whole sport and it will be sure to look after the interests of those who have been loyal to LIV. That means ensuring there will be at least a handful of team events on the new schedule, which will drastically inflate the value of the franchises as they get network TV exposure and access to the Tour’s traditional sponsors. For those predicting the demise of the LIV-style team element, that is the core identity of what the PIF has invested in, and, more to the point, LIV has always been Al-Rumayyan’s baby. He will not walk away from it entirely. Otherwise, the PIF is pouring billions of dollars into merely propping up the PGA Tour and European Tour, both of which previously rejected overtures for partnership. One LIV captain, upon hearing the news on Tuesday morning, had this to say: “Time to start recruiting.”
*9:Mickelson. He’s always wanted to be seen as the smartest guy in the room. For all the hubris, Phil was right.
*10:The European Tour. In golf’s new world order the ET has been reduced to being a feeder for the PGA Tour, and week-to-week the tournaments have few stars and even less buzz. Now the Euro Tour gets a lifeline as part of the new global schedule. Fences will need to be mended, and for CEO Keith Pelley to take a more nuanced approach to reinstatement, but now the possibility exists that the Tour can welcome back Sergio Garcia to the Spanish Open, Lee Westwood to Wentworth, Martin Kaymer to the German Open and bring back into the folk the rest of the big names who decamped to LIV.
*11:Mohammed bin Salman. The scariest motherfucker in geopolitics has staked his reign on Vision 2030, his effort to remake the Saudi society and economy. Growing the sports and leisure sector is a key component and the Saudis now control a global professional sports league that caters to an affluent, sophisticated audience. And the PIF suddenly has new business ties to many of the biggest companies in the world, and the ultimate bit of sportswashing: the stamp of approval from the PGA and European Tours.
*12:Donald Trump. The USGA, PGA of America, R&A and PGA Tour have all renounced him as a tournament host. But Trump has three venues on this year’s LIV schedule and further commitments going forward. We’ll see if/how they are honored but this merger may give Trump a side door back into the golf world.
*13:Jimmy Dunne. The dude already wakes up and has to decide if he wants to play at Cypress Point, Pine Valley, Shinnecock Hills, Augusta National or Seminole, as he is a member at all of them. Now the ultimate insider has burnished his reputation as golf’s preeminent deal-maker.
*14:Eugenio Chacarra, James Piot, David Puig, Chase Koepka, Peter Uihlein, sundry others. Earning a spot on the PGA Tour is brutally hard. These college kids and career journeymen signed with LIV and now will have new avenues onto the Tour.
*15:The CW. It is unknown how the existing TV rights for all the tours will be reconciled with the new schedule but the CW is now poised to get some big-time tournaments with an array of stars that will surely attract much bigger numbers than the LIV events have so far this season.
*16:Money. It remains undefeated.
*17:Rory McIlroy. He put his heart and soul into being the Tour’s most outspoken advocate, wearing himself out in the process, only to get sold out by Monahan. The reality is the Tour didn’t need McIlroy anymore. His fierce advocacy helped keep many other stars loyal to the cause, but the Tour had put itself on a financially unsustainable path, with sponsors already beginning to flee. Now that the Tour has access to unlimited oil money, McIlroy is cannon fodder.
*18:Monahan. He turned the battle with LIV into one of legacy, and then morality. Neither argument kept his players from defecting. Then, despite admitting the Tour could never compete dollar for dollar with the PIF, he tried to do exactly that. LIV was always going to win a war of attrition—anybody could see that. The Saudis reached out to Monahan in April 2021, hoping to partner with the Tour. Monahan wouldn’t take the meeting. He could have co-opted them then with minimal disruption to his business. Instead he chose to fight, and now the Tour as we knew it is no more. One fired-up player agent texted this to me on Tuesday afternoon: “The facts are this: Jay grossly misjudged the resources and fortitude of the PIF and did nothing proactive to make the tour less vulnerable to a competitive offering. Upon realizing that the PIF would finance LIV with huge economic incentives, Jay’s solution was to restructure the tour schedule and purses but he failed to ensure that such changes were economically viable. The marketplace answered that question definitively as sponsors were lining up to get out of their deals. The suggestion that the tour’s outlook was bright was wishful thinking at best. With Koepka’s win at the PGA Championship, the PGA Tour’s ultimate plan of ‘waiting them out’ as washed-up diminishing assets became more of a dream than a strategic plan to combat an existential threat. Jay has proven to be grossly unqualified, unprepared and incapable of providing the true leadership that the PGA Tour players deserved through this process. He mixed his ego with his ignorance. As a result of this, the PGA Tour is now essentially an asset of the Saudi Public Investment Fund. Well done Jay!”
*19:Brandel Chamblee. He has been the most outspoken critic of LIV Golf and its benefactors. I salute Chamblee for the courage of his convictions but it turns out that PGA Tour leaders have a different value system, leaving Chamblee alone on an island…with only Eamon Lynch for company.
*20:Every PGA Tour player who turned down the LIV money. How does Hideki Matsuyama feel today? He rejected an offer of more than a quarter-billion dollars. Rickie Fowler, winless since 2019, said no to $75 million. On and on it goes. They were all saluted for their principled stance, but now Monahan has said yes to the money he implored his players to walk away from!
*21:The European Ryder Cup team. Euro Tour CEO Keith Pelley took a hard line after the merger was announced, saying that the rule is still in force that a player must be a tour member to play in the Ryder Cup. Further, those who resigned their membership would have to pay the fines (over a million British pounds already) and serve their suspensions to be reinstated. That seems to slam the door on Sergio Garcia or Thomas Pieters helping to fortify an underdog Team Europe in Rome. At least the LIV alums will be able to play in the ‘25 Ryder Cup once the game is put back together.
*22:White shoe law firms. The legal bills for the Tour vs. LIV lawsuit and countersuit were going to run into the tens of millions of dollars, if they haven’t already. Now that the legal wrangling is over, say a prayer for all the partners at Gibson Dunne; Baker McKenzie; and Quinn Emanual Urquhart & Sullivan.
*23:The major championships. Over the last year their importance and profile have gone through the roof as the only yardsticks left for evaluating how all the best players stack up. Now it’s back to business as usual.
*24:Golf fans. Just when things had settled down a little and the major championship summer was in full swing, the ultimate thunderbolt hits. Now there will be months of endless recriminations and second-guessing and pontificating about the future of the game. Wait, that actually sounds kind of fun!
