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キム・ブレイリー:ゴルフ界の溢れ出る天才|MyGolfSpy

ソース

Kim Braly: Golf's Ebullient Genius | MyGolfSpy by John Barba, 1 July 2019

拙訳

本当の天才とは,これまで誰も見たことがなく,考えたことがなく,生み出したことがないものを,見て,考えて,生み出す能力を指す。ケツを叩いて現状を打破し,歴史の廃棄場送りにする何かを。*1

天才はこう宣言する。友よ,今後はこうすべきであるぞと。*2

ゴルフクラブを振るたびに,そのシャフトのDNAがキム・ブレイリーに起源を持つ。彼は父とともに,ゴルフシャフトの製作と計測とカテゴライズの方法に革命を起こした。キム・ブレイリー,KBSシャフトの「KB」が,ゴルフのプレーされ方を変えたといっても過言ではない。*3

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プロになる夢|PRO DREAMS

62歳にして,キム・ブレイリーは依然としてエネルギーに溢れ,そして60分間の会話はケルアック的な一連の意識の冒険になる。その間,ゴルフシャフトについて,想像以上のことを学ぶことになる。*4

聞き手はその間,とんでもなく素晴らしい時間を過ごすことになる。*5

「私はただ製品を開発しようとしてるのでない,偉大な製品を開発しようとしてるんだ」と,ブレイリーは語る。「私はひとりのリーダーになろうとしてるんだ。人真似をしたくはない。とにかく最高の物を世に贈りたいんだ」。*6

KBS(キム・ブレイリー・シグネチャー)は,FST America とのパートナーシップのもとに2008年に生まれた。ブレイリーは公式には研究開発とツアーオペレーション部門のダイレクターという肩書であり,自称頭でっかちのティーンエージャーがゴルフシャフトの聖像破壊者になる旅は,ユニークであり,魅惑的なものである。*7

「プロゴルファーになるつもりだったんだ。それが私の夢だった」と,ブレイリーは言う。「高校を飛び級して,高校在学中にペンシルベニア大学に行った。大学が始まる前の夏,PubLinx の予選でプレーして58のスコアだった。他のみんなに一周差をつけたよ」。*8

不幸にも,いや,ゴルフシャフト愛好者にとっては幸運にも,ブレイリーは失格に終わった。*9

「失格したのは,私がとあるカントリークラブのメンバーだからだと。しかし辺りを見渡せば,私一人がそうだというわけじゃない。いずれにしろ,それからすぐに大学のコーチから電話が来て,彼らは新入生を使わないっていうんだ」。*10

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「当時,私はとにかく頭でっかちだったから,なんだ畜生,夏の最後の大会でプレーしたばっかりで,それでコーチは新入生を使わないっていうのか? だから父に話して,その代わりに夏の間ずっと旅をするのもいい考えかもな,って決めたんだ」。*11

その夏の間の旅は,4年続いた。*12

タイミングよく|A TIMELY CALL

ジョセフ・ブレイリー博士は,彼自身もゴルフの先駆者であるが,自身の DynaPhase ラインを成長させていた。思いがけない電話が息子を自宅に呼び寄せ,そしてゴルフビジネスに引き込んだ。*13

「当時南アメリカに住んでいたんだ」とキムは言う。「父が電話をくれて,瞑想に耽るのはもう終わりにしろと言ったんだ。戻ってきて仕事に就けと」。*14

ブレイリー父の履歴書は,「最も偉大な世代の人々」レベルに印象的だ。つまり,第二次大戦と朝鮮戦争の両方で戦闘機パイロットとして戦い,それによって彼はオーバーンで獣医学と航空工学をタダで学ぶことができた。ブレイリー博士はペンシルベニアで大きな獣医であり,同時に型破りなゴルフクラブの設計もした。そこには,大型でワイドソールなサンドウェッジ Console や,最初の大衆向けチタン製アイアン DynaPhase などが含まれる。しかし,彼による画期的なゴルフシャフトの振動数マッチングの発明が,キムを連れ戻したのだ。*15

「父はちょうど振動数マッチングを生み出したばかりで,でもそれをどう実践に活かせばいいのかまだ分かっていなかった,と言って分かるかな」と,キムは説明する。振動数計測器の硬さによってシャフトを並べる方法を父は発明した。そして私が,それを実際に活用する方法を開発したんだ。当時,ただ検索すればいいというものではなかった。今はなんでもググれるけど,当時は図書館に行ったものだよ」。*16

振動数革命|THE FREQUENCY EVOLUTION

振動数マッチングについては一冊の本が書けるが,ここでは簡単に説明しよう。振動数とは,シャフトの硬さを定量的に計測する方法であり,一定の時間内にシャフトが振動する率をもとにする。平たく言えば,シャフトのバットが固定されて,ヘッド側に荷重がされる。それからヘッド側を押してシャフトを曲げて手を離すと,シャフトは振動する。*17

その振動数を,毎分サイクル(CPM)を単位として計測する。シャフトが硬くなるほど,振動数が増える。シャフトが軟らかくなると,その逆に振動数は減る。こんにち,GolfMechanix で振動数分析機器は600ドル未満で手に入るが,70年代後半に,これは未経験の領域だった。*18

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ブレイリー父とダンロップゴルフUKの双方が,振動数マッチングを開発した。ダンロップが単一セット内のクラブ間でフレックスを一様に増やすことで特許をとったのに対して,ブレイリーはシャフトのブランクをマッチしたセットに変える(基本的にはセット内で番手ごとに4CMP変わる)やり方で特許をとった。その方法は最終的に,キムが紙に書き起こして実際に使う方法を見つけなければならなかったが,スチールシャフト設計に革命を起こした。*19

「聞いてよ,これはきっと千回も起こってることだと思うけど」と,キムは言う。「何かプロジェクトを始めて,『あぁ,こんなの朝飯前だぜ』って言うけど,いざ始めてみると,自分が仮定していたことが間違ってたって突然分かって,計画していたこととかが全然別物になっちゃう」。*20

彼は実際に図書館にこもり,ゴルフシャフトに関するものを手当り次第に探し回った。「ヒッコリーに関するものはたくさんあったけど,スチールに関するものはまったくなかった」と彼は言う。ジッポをスタート地点として,キムは文字通り本を書いた。振動数を計測して,それでセットをマッチさせる方法について」。*21

「円形計算尺を見たことがあるかどうか知らないけれど」と彼は言う。「あれが私のいちばん初めの特許なんだ。空気力学で使うタイプのものなんだけど,その初期のバージョンを見たら,きっと気が狂うと思うよ。私は何事も推定したりはしなかった。その事象に関するすべての点を計測して,そういうのは無数にあったと思うよ」。*22

最終的に,振動数マッチングは Royal Precision や Rifle シャフト,Project X に繋がり,そしてもうひとつのブレイリー起源のもの,つまりツアーバンに繋がる。*23

「父が最初にツアーを回りはじめたとき,私たちができることを彼に代わって私が説明する必要があったんだ。何ができて何ができないか,そんな類のことをね」とキムは語る。「答えを準備していないのは嫌いなタイプな人だったんだ。そして正確でありたい人だった」。*24

振動数マッチングはまったく新しい概念だったので,フィッティングはしばしばスペックの沼地に入り込んでいった」。*25

「なので,多くの変数が振動数を決めることになる」とキムは振り返る。「スイングウェイトとかホーゼルの長さとかホーゼルの深さとか全体の長さとか,いろいろ知る必要があった。千回も耳にしたのは,『True Temper はそんなにたくさんの質問をしない。どうやったらスイングウェイトなんて分かるんだ? うんぬんかんぬん』」。*26

ゲームチェンジ|GAME CHANGES

70年代は,望むシャフトがなんでも手に入った。それが True Temper Dynamic であれば。ブレイリーは新しい地平を切り開いた。定量化できる違いによって対案を提示することで。そして間もなくして,大手が振動数マッチングの波に乗ってきた。*27

「みんなに私たちの物でプレーさせたんだ」と彼は言う。「アーニー,ジャック,レイ・フロイド。関係なかった。当時あったのは Dynamic X,S,そしてR。それがすべてだった」。*28

実際,ブレイリーがこう主張する。Dynamic Gold は,True Temper が振動数マッチングに対抗すべく出したものだと。*29

そのときまで,彼らには彼ら自身のトレーラーがあって,プレーヤーたちを自分らのブランドに取り戻そうとしてた」と彼は言う。「Gold は重量フローシャフトだ。それまで長いあいだ作っていた既存のシャフトを取り上げて,単純に重量で3つの違うカテゴリーに分けただけだ」。*30

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「重量フローもいいんだけど,でも彼らはそれを振動数マッチングと呼ぶことにした。小さな黒とゴールドのレーベルをシャフトにつけて出してきて,振動数マッチングしたものだと謳ったんだ。私たちのPrecisionレーベルも黒とゴールドだったから,当然,彼らを訴えたよ」。*31

ブレイリーによれば,和解に終わったものの,True Temper はレーベルで振動数マッチングを謳うことができなくなった。今にして思えば,とブレイリーは言う,それは True Temper にかつて起こったことの中で最良のことだっただろうと。*32

皮肉にも,ブレイリーの Project X は,現在 True Temper が所有している。*33

「Project X を多く目にするのは,それがゴルファーに選択肢を与えるからだ。そのシャフトはまたたく間に広まった。Rifleもそうであったように。それら製品はゲームチェンジャーだった。本当にそうだったんだ」。*34

フィッティングキャンバス|THE FITTING CANVAS

シャフトの弾道とスピンのチャートを見るとき,ブレイリーは埋められるべきキャンバスを見る。*35

「自身で開発した公式をいくつか使って,可能な限り効率的な製品設計をする」と彼は言う。「一度それを通りすぎれば,物事は容易にはならないけれど,遥かに管理可能にはなる」。*36

早くから,KBSは上級者にフォーカスして開発しているという噂が経った。それに対してブレイリーは異議を唱えない。*37

「申し訳ないが,初心者向けの製品をどうやって設計したらいいか分からないんだ」と彼は認める。「初心者向けの製品を設計したことがないし,アベレージゴルファー向けの製品も設計したことがない。私は常にツアープレーヤー向けに設計をして,それを下ろしてきているんだ」。*38

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過去2年のあいだ,ブレイリーはそのキャンバスにグラファイトを描き入れた。Hybrid Prototype と,TGI そして MAX のアイアンシャフトだ。*39

「MAXはスイングスピードをもとにしている。それ以外のやり方を知らないんだ」と彼は言う。「私は世界最高のゴルフショップで働いている。ここに工場があって,びっくりするような物を計測している。山のようなデータがあって,ものすごいフィッティングの記録がある。彼らのスイングスピードもテンポも知ってるし,彼らがボールを打つのにどう取り組んでいるかも知っている」。*40

ブレイリーは常連客から長年かけて集めたフィッティングデータを事細かに見て(「信じられないだろうけど,毎年新しいセットを買う人は本当にいっぱいいるんだ」と彼は言う),そしてそのデータを使って,軽量シャフトに最適なスピン量を決める。*41

「85グラムのシャフトに最適なスピン量はいくらか? それは容易に答えられる質問ではないけど,データベースを探るのは簡単なことだ。だから私は,シャフトの重量ごとに最適な硬さを決めることができた。85グラムのシャフトを振る人にとって最適なのは,75グラムのシャフトなら,65,55,あるいは45グラムなら,というように。そして,最適な硬さはどれで,それに紐付けられるスイングスピードはどれだ?って」*42

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KBS Max シャフトは45グラムから85グラムまで幅がある一方,TGI のラインは50グラムから110グラムまでをカバーする。ブレイリーが言うには,軽量シャフトでは,安定性を維持するにはグラファイトしかないと。*43

「スチールでは,90グラムより軽くすると壁の厚さが本当に薄くなってしまうので,しゃれにもならない」と言う。「外径を増やせば硬さをえることができる。それがすべてにおいて硬さを決めるんだ。ゴルフシャフトでも,街頭でも,船のマストでも。外径がすべてなんだ」。*44

ブレイリーが長らく説き勧めていたことに,ゴルファーは負荷をかけたり取り除いたりできる中で,できるだけ硬いシャフトを使うべきだというのがある。私たちの会話の中で,彼はいくつか追加で説明してくれた。*45

「それは,クラブヘッドスピードがあることを前提にしている。もしなかったら,その逆の方がいい。少しだけ軟らかいのにするんだ。だけど私の考えでは,フィットしてないと,狂ってしまう」。*46

「軟らかいシャフトは基本的にいいフィーリングを感じられる」と彼は付け加える。「だけど,軟らかいシャフトで練習場でいいフィーリングで,トラックマンでいい数字だったとして,ゴルフコースに出てみて,いわゆるゲームコンディションではどうか? いきなり,ボールの散らばりがあちこちで現れるんだ。だって,フィーリングがいいシャフトを選んだけど,それは軟らかすぎるから。ボールが散れば,あっというまにダメになる」。*47

「力のあるゴルファーには,必ずしも上級者というわけではなく,ただ力が強いという意味だが,硬い方のシャフトを勧める。練習場で上手くいったものは,コースではうまくいかない。十分な硬さがないから。力の弱いプレーヤーには,少し軟らかい方を勧める」。*48

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そのキャンバスの件は,KBSにうまく作用している。ブレイリーいわく,ほとんどの主要なクラブフィッティングショップでKBSはナンバーワンのアイアンシャフトだそうだ。*49

「フィッターたちは私のことが好きだからKBSのシャフトを勧めているわけじゃないよ」と彼は言う。「彼らはKBSのシャフトが他のよりいい結果だから勧めているんだ」。*50

「KBSがあらゆるレベルの人に響いているのには,本当に驚かされる」と語るのは,ローズアイランドのトップ100クラブフィッター,Spargo Golf のオーナーである Jon Pannone だ。「すべての弾道の人に対応して,軽量シャフトから,本当に重いC-Taperまで揃っている」。*51

Pannoneは最近,長年の友人のフィッティングをして,C-Taperでセットを組んだ。スピン量の多いプルフェードに対応するためだ。*52

「ボールスピードとボールの散りを見て,同じカテゴリー内の他のシャフトに比べてC-TaperのSフレックスが良かったので,それに落ち着いた」と彼は言う。「それで左から右への球筋がだいぶ改善され,23度のスライスが12度に変わったんだ。自分のゲームを変えずに,でももっとコントロールすることができるようになったんだ」。*53

フィルと Tour V|PHIL AND THE TOUR V

ブレイリーが言うには,ボールの散らばりのチャートを見ただけで,どのシャフトかを言い当てることができるという。*54

「常に100%正解ということでもないけどね」と彼は言う,「でも分かってほしいんだけど,私はこれを長年やってきたんだ。だから,何かを1000回見れば,何を見ているかがものすごく明確になるよね」。*55

ブレイリーは KBS Tour-V を,フィル・ミケルソンのために作った。ボールの散らばりが頭にあった。*56

「彼はずっと Project X を使っていて,そして KBS Tour で偉大が成績を残した」とブレイリーは言う。「Whisper Rock で最高のラウンドをして,何か災害級のことが起こらないと,このシャフトからは替えないよって私に言うんだ。そう,彼はトーリーパインズで予選落ちをした」。*57

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「Tour-V は基本的にTourと同じだけど,遥かに硬いプロファイルになっている。ティップからすぐに硬くなって,バットからもずっと硬いままだ。それは低スピンなTourなんだ。Tourが合ってるよとフィルに言ったことは一度もなかった。だって合ってなかったから。彼はTourをねじ伏せていたんだ」。*58

「彼が言うには,Project X の球の散りは毛布の上にボールを打つみたいだって。だけど Tour V での球の散りだと,かごに入れられるかもねって」。*59

THE GOSPEL ACCORDING TO KIM

ある会社のSフレックスが他の会社のXだったりRだったりするのは,秘密でもなんでもない。だからこそブレイリーが繰り返し会話の中で言っていたように,フィットしていなければ,狂ってると。*60

「フレックス表記が好きではないんだけど,でもマーケットがそうだからね」と彼は説明する。「軽量シャフトのXフレックスは,他のカテゴリーのSフレックスほどの硬さがなかったりする」。*61

ブレイリーはこれも付け加えた。彼はローンチモニターが大好きだけれど(「彼らは私たちのためにクソみたいに大量のゴルフシャフトを売ってくれた」),彼は必ずしもそれらに恋をしているわけではないことを。*62

「ローンチモニターから離れるときもある。意思決定に関して言えば,自分が居心地がいい特定のスポットで打っているか確かめたいのであれば,それは素晴らしいマシンだ。でもそれを連れ出して,ショットを打つごとに毎回毎回バカみたいに眺めるようなものじゃないだろう。いまそうしてる連中はいっぱいいるけれど」。*63

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用具のテクノロジーに関しては,ブレイリーは他の多くの人と同じく,成長の余地がそれほどあるとは見ていない。*64

「飛躍的進歩という点からいえば,もう終わったんだよ」と彼は言う。「昔これが言われたのを知ってるけど,でもクラブっていうのは長くなることだけが許されて,ボールっていうのは速く飛ぶことだけが許されている。ゲームを改善させることについていえば,私が思いつくのは,フィッティングの分野で技術を向上させることぐらいかな」。*65

ちょうど先月,KBSはシャフトメーカーとしては本当にユニークなことを行なった。一般人向けの独自のフィッティングスタジオを,カールスバッドに開設したのだ。その KBS Golf Shaft Experience は,ラウンジから小売エリアからシミュレーターからメディアセンターまである,すべてを兼ね備えたフィッティングセンターだ。*66

ブレイリーはこの仕事に40年間関わっているが,62歳という年齢は,彼の活動の動きを緩めようとはしない。*67

「だいぶ前に父に言われたのは,自分が大好きなことをやっていないのなら,他のことをやった方がいいって」と彼は言う。「人々がとても情熱を傾けている物事を仕事にできているのは,驚くべきことだね。みんな探究心があって,私はそれが大好きだ。知ればしるほど,上手くなる」。*68

ブレイリーはゴルフを愛しているのと同じぐらい,もう何年も他のことに情熱を傾けている。*69

「釣りの方がすこし上手くハマれているんじゃないかな」と彼は笑う。「数週間前に,アラバマ州の記録を作ったんだ。犬を6匹飼っていて,だから家族がいてペットがいてゴルフをして釣りをする時間を見つけて,いっぱいいっぱいだよ」。*70

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引退に関して言えば,そう,ケルアックのパラフレーズがある。行くところなんてどこにでもある,だから星の下を転がりつづけよう。*71

「引退したら自分が何をするのか,まったく分からない」と彼は言う。「自分の人生を愛している。したいときに旅をして,そしてゴルフシャフトを作るのが大好きだ」。*72

*1:Real genius is the ability to see, think of and create something no one has ever seen, thought of or created before – something that knocks the status quo on its ass and into the scrap heap of history

*2:Genius proclaims this, my friends, is how it’s going to be done from now on.

*3:Every time you swing a golf club, it’s likely your shaft’s DNA can be traced to Kim Braly, who – along with his father – revolutionized the way golf shafts are made, measured and categorized. It’s no stretch to say Kim Braly – the KB in KBS Shafts – changed the way golf is played.

*4:At 62, Kim Braly still brims with energy, and a 60-minute conversation becomes a Kerouac-esque stream of consciousness adventure, during which you’ll learn more about golf shafts than you ever thought possible.

*5:And you’ll have a hell of a good time doing it.

*6:“I’m not just trying to develop product, I’m trying to develop great product,” Braly tells MyGolfSpy. “I’m trying to be a leader – I don’t want to be me too. I want to have the best damn thing out there.”

*7:KBS – Kim Braly Signature, for those scoring at home – launched in 2008 in partnership with FST America. Braly is officially listed as Director of Research and Development and Tour Operations, and his journey from self-described big-headed teenager to golf shaft iconoclast is as unique as it is fascinating.

*8:“I was going to be a golf pro – that was my dream,” says Braly. “I graduated from high school early and actually went to the University of Pennsylvania while still in high school. The summer before college, I played in a PubLinx qualifier and shot a 58. I just lapped everybody.”

*9:Unfortunately – or fortunately, for shaft aficionados – Braly wound up getting disqualified.

*10:“I was disqualified because I was a member of a country club, but I looked around, and I was not nearly the only one. Anyway, not long after that, I got a call from the coach at the University, and he told me they don’t start freshmen.”

*11:“At that point, I had a pretty big head, so I’m like damn, I just played in the last golf tournament of the summer, and now the coach is telling me I can’t play as a freshman? So, I talked to my Dad and decided it might be a good idea to travel for the rest of the summer, instead.”

*12:That rest-of-the-summer journey lasted four years.

*13:Dr. Joseph Braly – a golf pioneer in his own right – was growing his DynaPhase equipment line at the time. A fortuitous phone call brought his son back home and into the golf business.

*14:“I was living in South America at the time,” says Kim. “He called me and said it was time to stop contemplating my navel, come on home and go to work.”

*15:The elder Braly’s resume is Greatest Generation-level impressive: a fighter pilot in both WWII and Korea, which earned him a free ride at Auburn for veterinary medicine and aeronautical engineering. Dr. Braly was a large animal vet in Pennsylvania and also designed mold-breaking golf clubs, including the Console – an oversized, wide-soled sand wedge – and DynaPhase, the first mass-marketed irons made with titanium. But it was his landmark invention of Frequency Matching for golf shafts that brought Kim back.

*16:“He had just invented Frequency Matching, but hadn’t figured out how to implement it, if you know what I’m saying,” explains Kim. “He designed a method for sorting shafts according to stiffness with a frequency machine, and I had to figure out a way to develop a method to actually utilize it. In those days, it wasn’t something you could just look up. Today you can Google anything you want, but back then you went to the library.”

*17:One could write a book on Frequency Matching, but here’s the Reader’s Digest version: it’s a quantitative measurement of shaft stiffness based on the rate of oscillation within a known unit of time. In plain English, the butt end of a shaft is clamped, and a weight is attached to the head end. The head end is then pulled down and let go, and the shaft oscillates.

*18:The rate of oscillation is measured in cycles per minute (CPM). The stiffer the shaft, the faster the rate of oscillation; the more flexible the shaft, the slower. Today, GolfMechanix can sell you a Frequency Analyzer for under $600, but in the late ’70s, this was virgin territory.

*19:Both the elder Braly and Dunlop Golf – U.K. pioneered Frequency Matching. Dunlop patented a uniform flex progression from club to club within a single set, while Braly patented the method of turning shaft blanks into a matched set (essentially a 4 CPM iron-to-iron progression within a set), which ultimately revolutionized steel shaft design Kim had to get it all on paper and figure out a way to actually use it.

*20:“Hey listen, this has probably happened a thousand times to you,” says Kim. “You start a project and say ‘aww, that’s going to be a piece of cake.’ Well, you start, and all of a sudden you find out everything you assumed is not correct, and how things are planned and how they turn out are very, very different.”

*21:Kim practically lived in the library, searching for anything he could find on golf shafts. “There was quite a bit on hickory, but no steel whatsoever,” he says. With zippo as a starting point, Kim literally wrote the book on measuring frequency and how to match a set.

*22:“I don’t know if you ever saw that circular slide rule,” he says. “That was my very first patent. It’s the type you’d use in aerodynamics – if you had seen the earliest version of it you would’ve have gone crazy. I didn’t extrapolate anything. I measured every single point that’s on that thing, and there must have been a bazillion of them.”

*23:Ultimately, Frequency Matching led to Royal Precision, the Rifle shaft, Project X, and another Braly first: the Tour van.

*24:“When my Dad started traveling the Tour, he needed me to help explain what we can do, what our limits were, those types of things,” says Kim. “He was the type of guy that didn’t like you to not have an answer, and it better be correct.”

*25:Since Frequency Matching was a completely new concept, fitting would often bog down in a swamp of specifics.

*26:“So many variables would determine that frequency number,” recalls Kim. “We needed to know swing weight, hosel length, hosel depth, overall length. I must have heard a thousand times ‘True Temper doesn’t ask all these questions. How do I know what the swing weight is? Blah, blah blah.’”

*27:In the 70’s you could have any shaft you wanted, as long as it was a True Temper Dynamic. The Braly’s broke new ground by providing an alternative with a quantifiable difference, and it didn’t take long for big names to catch the Frequency Matching wave.

*28:“We had everybody playing our stuff,” he says. “Arnie, Jack, Ray Floyd – it didn’t matter. At that time, they had Dynamic X, S, and R, and that was it.”

*29:In fact, Braly asserts the Dynamic Gold was True Temper’s attempt to combat Frequency Matching.

*30:“By that time, they had their own trailer and were trying to get guys to come back to their brand,” he says. “The Gold is a weight sorted shaft. They took their existing shaft they’d been making for a long time and simply weighted it into three different categories.”

*31:“Weight sorting is a good thing, but they chose to call that Frequency Matching. They came out with a little black and gold label on their shafts that said Frequency Matched. Our Precision labels were also black and gold, so we, of course, sued them.”

*32:According to Braly, the two sides settled, but True Temper wasn’t able to put Frequency Matched on their labels anymore. In retrospect, says Braly, it was the best thing that ever happened to True Temper.

*33:Ironically, Braly’s Project X is now owned by True Temper.

*34:“The reason you see a lot of Project X is it gives golfers a choice. That shaft took off like nobody’s business, just like the Rifle took off. Those products were game changers; they really were.”

*35:Where you and I see a launch and spin chart for shafts, Braly sees a canvas that needs to be filled.

*36:“I use a few formulas I developed myself to ensure I design as efficient of a product as possible,” he says. “Once I get past that, things don’t get easy, but they do get a lot more manageable.”

*37:Early on, KBS developed a reputation for focusing on better players, a rep Braly doesn’t dispute.

*38:“I’m sorry, I don’t know how to design stuff for bad golfers,” he admits. “I’ve never designed a product for a bad golfer, I’ve never designed a product for an average golfer. I’ve always designed for a Tour player and worked down.”

*39:Over the past two years, Braly has added graphite to his canvas, with the Hybrid Prototype and the TGI and MAX iron shafts.

*40:“The MAX is based on swing speed. I don’t know any other way to do it,” he says. “I work in the best golf shop in the world – we have machinery here that measures stuff that’ll just blow your mind. We have tons of data and records from fittings – I know their swing speed, their tempo, and how they approach hitting the ball.”

*41:Braly broke down fitting data collected over the years from repeat customers (“There are so many people who buy a new set every year, you wouldn’t believe it,” he says), and used that data to determine optimum spin rates for lightweight shafts.

*42:“What’s the optimum spin rate for an 85-gram shaft? That’s not an easy question to answer, but it is fairly easy to research the database. So I was able to determine the optimum stiffness for a person swinging an 85-gram shaft, a 75-gram shaft, or 65, 55 or 45 – what’s the optimum stiffness and what swing speed relates to that?”

*43:KBS Max shafts range from 45- to 85-grams, while the TGI line runs from 50- to 110-grams. Braly says at lighter weights, graphite is the only way to maintain stability.

*44:“With steel, in order to get lower than 90-grams the wall thickness is so thin it isn’t even funny,” he says. “We can obtain stiffness by increasing the O.D. That’s what drives stiffness in anything – golf shafts, street poles, ship masts – O.D. is where it’s at.”

*45:Braly has long preached a golfer should play as stiff a shaft as he or she can load and unload. In our conversation, he added some clarification.

*46:“That’s provided you have clubhead speed. If you don’t, it’s better to do the opposite – be a little bit softer. But as far as I’m concerned, if you don’t get fit, you’re crazy.”

*47:“Soft shafts generally feel good to people,” he adds. “But take a soft shaft that feels great on the practice tee with good Trackman numbers out on the golf course under what you’d call game conditions? All of a sudden, they find dispersion is all over the place because they chose a shaft that feels good but is way too soft. Dispersion goes to hell in a handbasket.”

*48:“For the stronger player – not necessarily better, just stronger – we recommend if anything be on the stiffer side. What worked on the practice tee isn’t going to work on the course because it’s not stiff enough. For weaker players, I recommend erring on the soft side.”

*49:The canvas thing is working for KBS: Braly says KBS is the number one iron shaft at most major custom club fitting shops.

*50:“They’re not fitting people into our shafts because they like me,” he says. “They’re fitting into our shafts because they outperform the others.”

*51:“It’s amazing how KBS touches every handicap,” says Jon Pannone, owner of Spargo Golf – a Top 100 club fitter from Rhode Island. “The range touches all ball flights and goes from lightweight to really heavy in the C-Taper.”

*52:Pannone recently fit a longtime friend into a set of C-Tapers to help mitigate an over-the-top high spinning pull-fade.

*53:“We settled on the C-Taper in stiff based on ball speed and dispersion versus other shafts in that category,” he says. “It helped with his left-right considerably, bringing it down from 23-degrees left to right to 12-degrees left to right. He can play his game but with way more control.”

*54:Braly says he can tell his shafts by merely looking at dispersion charts.

*55:“Not 100% of the time,” he says, “but you gotta understand, I’ve been doing this a long time. Listen, man, when you see something a thousand times, it becomes pretty obvious what you’re looking at.”

*56:Braly designed the KBS Tour-V shaft specifically for Phil Mickelson, with dispersion in mind.

*57:“He had been playing Project X, and then had great success with the KBS Tour,” says Braly. “He shot his best round ever at Whisper Rock and told me something catastrophic would have to happen to get him out of that shaft. Well, he missed the cut at Torrey Pines.”

*58:“The Tour-V is basically the same as the Tour, but with a much stiffer profile. It gets really stiff quickly from the tip and stays stiff a lot longer from the butt – it’s a lower spinning Tour. I never told Phil the Tour was right for him because it’s not. He overpowers the Tour.

*59:“He said the dispersion with Project X was like hitting balls onto a blanket. But the dispersion with Tour V – you could put into a bucket.”

*60:It’s no secret one company’s Stiff is another’s X or R flex, which is why Braly repeatedly said during our talk: if you’re not getting fit, you’re crazy.

*61:“I’m not real fond of flex, but that’s the way the market is,” he explains. “X-Flex in a lightweight category is not quite as stiff as S-Flex in another category.”

*62:Braly adds that while he loves launch monitors (“They’ve sold a shitload of golf shafts for us.”), he’s not necessarily in love with them.

*63:“There’s a time to put them away. In terms of making decisions, if you’re trying to make sure you’re hitting a particular spot where you’re comfortable, it’s a fantastic machine. But I don’t think it’s something people should bring out and look at every damn shot they hit, like so many guys do today.”

*64:When it comes to equipment technology, Braly – like many others – doesn’t see a whole lot of room for growth.

*65:“In terms of quantum leaps, we’re done, buddy,” he says. “I know people were saying this long ago, but the clubs are only allowed to be so long, the ball is only allowed to go so fast. The only thing I know of that we can do to improve the game is to increase the tech in the fitting area.”

*66:Just last month KBS did something truly unique for a shaft company by opening up its own open-to-the-public fitting studio in Carlsbad. The KBS Golf Shaft Experience is a full-featured fitting center with a lounge, a retail area, simulators, and media center.

*67:Braly has been at this for over 40 years now, but at age 62 doesn’t see himself slowing down any time soon.

*68:“My Dad told me a long time ago if you’re not doing something you love you better do something else,” he says. “It’s amazing we’re able to do something that people are so passionate about. People are inquisitive, and I love it. The more people know, the better.”

*69:As much as Braly loves golf, he’s developed another passion over the years.

*70:“I think I love fishing a little better,” he laughs. “I got a state record in Alabama a few weeks ago. And I have six dogs, so between family, my pets, playing golf and finding time to fish, I’m pretty full.”

*71:As for retirement, well, to paraphrase Kerouac: there’s nowhere to go but everywhere, so keep rolling under the stars.

*72:“I certainly don’t know what I’d do if I did retire,” he says. “I love my life. I can travel when I want to, and I love to build golf shafts.”