
- 作者:大塚 友広
- 発売日: 2017/05/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ゴルフ,というか,ゴルフにおけるショットでいちばん大事なのはインパクトだし,その前後の動きに注力すべし,という著者の主張はもっともなんだが,言ってるのはそれでしかない。たどりついた答えは「ゴルフは物理だ」ということらしいんだけど,それ以上/それ以外のことは言ってない。
次に言ってるのは「スイング軸は『目線』で作る」,つまり自分の目とボールとのあいだに線があるのをイメージしてそれをブラさないように打て,という話で,まぁボールとの距離を保ったり体の左右への無駄な動きを排除するのにはそれも有効かもしれないけど,うん,まぁ……。
あとはクラブごとの,あるいはライごとの,あるいは打ちたいショットごとの目線というかボールを注視するポイントが列挙されてて,うん,まぁ……。
本の後半は,ゴルフデビューから100切りから70台達成とかに至るまでの著者の道のりというか自分語りが展開されててて,うん,まぁ……。
2017年5月末に出たこの本が,同年7月頭には第4刷が出るまでになったということで,「普通のビジネスマンなのに1年で「70台」を達成した」というのはやっぱりすげー売りになるんだろうなぁ,というのがよく分かりました。
著者プロフィールが異様に長くて,自費出版なのかこれ。