Royal Portrush で開催の今年の大会に Brexit が与える影響
R&A の Chief Executive である Martin Slumbers が記者に語ったところによると,今年北アイルランドの Royal Portrush で開催される(アイルランドででは約70年ぶり!)全英オープンは,Brexit の影響が避けられないと。いちばんの悩みは,北アイルランド(イギリス)とアイルランド共和国(EUの一因)との国境問題。
4月2日から始められる大会会場の設営にあたって2000以上のコンテナを送る必要があるのだが,EUとの離脱交渉がまとまっていない現在,それらコンテナをダブリン(アイルランド共和国)経由にすべきか,ベルファスト(北アイルランド)経由にすべきか,どうしていいかわからないと。
2022年開催に Hoylake が決定
2022年の開催地が Royal Liverpool に決まったとのこと。直近では,マキロイが優勝した2014年,タイガー・ウッズが徹底して2番アイアンでティーショットして優勝した2006年以来。
そのタイガーの2番アイアンは,クラブハウスに飾られています。
さて,トランプが大金費やして大改装したターンベリーは?
さて,以前は全英オープン開催地であったものの,ドナルド・トランプの(悪)影響でそのロータから外されてしまったのが Turnberry。直近の開催は2009年(トム・ワトソンをプレーオフで破ったスチュワート・シンクが優勝),その前が1994年ということで,その間15年。ということは,本来であればそろそろターンベリーとなっていたはずですが…。
2021年は150回目の開催を記念して St Andrews(スコットランド),2022年が上記の通り Royal Liverpol(イングランド)ということで,2023年はスコットランドのコースになる可能性が高いとのこと。上記の Slumbers いわく,「全英オープンの開催地として10コースを見ており,ターンベリーもその中に含まれる」。「でもロータのひとつではないよ」と念押し。
追記|2019-02-28
あれ,この記事だと「ターンベリーはまだロータ」って書いてるな。