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ポートラッシュへの旅の思い出

今週は北アイルランドの Royal Portrush での全英オープンですが,そこでプレーしたときの思い出を綴ります。

僕がロンドンに住んでいた2年3ヶ月のあいだに,ゴルフバッグ片手に旅をしたのが10回ぐらいありました。その中に Royal Portrush を含めた北アイルランドへの旅があったんですが,それがその10回ぐらいのあいだでいちばん良かったと思っています。

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Royal Portrush のクラブハウス

「いちばん良かった」と思える理由はたぶん,宿を転々としないで一箇所に滞在していたからというのが大きかった。というのも,普通はいろんなコースをめぐりたいもので,4日ぐらいの日程の中で「ラウンド→移動→宿泊→ラウンド→」を繰り返すのですが,北アイルランドにいったときだけは,全3泊ともひとつのホテルで過ごしました。それだけ狭いエリアにいいコースが密集しているということでもあります。

Royal Portrush のすぐ西が小さな半島のようになって突き出ていますが,滞在したのがここ。西側はハーバーがあったりで多少賑やかな雰囲気がありますが,全体的には静かで落ちついた海沿いの町,という雰囲気です。

このときの旅程は,

  • 初日:ロンドンから移動(午前),Royal Portrush - Dunluce(午後)
  • 2日目:Royal County Down - Championship(午前),- Annesley(午後)
  • 3日目:Castlerock - Bann(午前),Royal Portrush - Valley(午後)
  • 最終日:Portstewart(午前),ロンドンに移動(午後)

というものでした。1月下旬で雨がちだったものの,「1月でこの暖かさは異常だよ」というぐらいの気温(といっても12-3℃ぐらい)。本当は初日の午後に Royal County Down - Championship Course をまわるのが当初の予定だったのですが,その日は大雨で,わざわざコースまで行ってみたもののプレーはできず。だけど Royal Portrush に電話したら「こっちはそんな降ってないよ」(County Down だけ離れた位置にあるんです)ということで,急遽予定を変更したのでした。

各ラウンドの詳細は下にリンクをまとるので端折りますが,この北アイルランドへの旅の思い出は,この初日のバタバタ,この全英オープンに向けて改装中だった Royal Portrush のその工事の光景,Royal County Down でキャディから聞かされたかつてのベルファストの話,毎晩通った海沿いのレストラン*1,海辺の道を手をつないで散歩する老夫婦,Royal County Down で声をかけてきた謎のオヤジ,そのオヤジに招かれて訪れた Royal Belfast のクラブハウス,そういうのが入り混じった,濃密かつ静謐なものでした。

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あの場所にトミーも立ってるとか感慨深い

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