What it really takes to square the clubface at impact – GolfWRX
拙訳
クルマはどれほど見た目が良くてもエンジンがないと走らない。ゴルフも同じで,スイングがいかによく見えても,インパクト時のクラブフェースのポジションがしっかりしてないとボールは狙った方向に行かない。
ボールの弾道はインパクト時のクラブフェースの関数である。インパクト時にクラブフェースを正しくするためには,インパクト前のクラブフェースに注目しなければいけない。
多くのゴルファーが気づいていないのは,ダウンスイングのスピード。プロの平均なら0.8秒,あるいはバックスイングの3倍といえばいいか。これだけ早いのだから,クラブフェースをスクエアにする時間はほとんどない。だから,トップでクラブを正しいポジションに置くことが大事で,フェースをいわゆる「スクエア」にすることがポイントになる。
では,「スクエア」とはどういうことか?
「スクエア」なクラブフェースはターゲットに対して90度開いているし,「クローズド」なクラブフェースはターゲットに対してスクエアだし,「オープン」なクラブフェースはターゲットに対して180度開いている。
ちょっと紛らわしい? テイクバックでクラブを後ろに引くとき,ゴルファーはショルダーがターンするにつれて上腕をローテーションさせてクラブフェースが自然に開く。なので,ダウンスイングでクラブフェースをスクエアに戻すには,バックスイングで開いた分だけ閉じなければいけない。多くのゴルファーはその閉じる動作がダウンスイング時にできなく,その適切なアームローテーションの欠如が,ゴルフスイングにおけるよくあるミスなのだ。
これを修正する方法のひとつは,トップでクラブフェースをスクエアないしクローズドにすること。まったくアームをローテーションさせなくても問題なし,特にスライスで強く悩んでいる人ならば。
アドレスでクラブフェースはボールを向いている。インパクト時にクラブフェースをスクエアにできずにお悩みの方は,トップまでずっとクラブフェースがボールを向いているようにすればいい。
さて,トップでクラブフェースが「スクエア」なポジションにある場合,どうするか。上記のように,ダウンスイングは短時間で終わるので,できるだけ早く,できれば切り返しからすぐに,クラブフェースをスクエアにしはじめればいい。
スライスする人は,切り返しから右の手のひらを地面に向けるようにすること。インパクトゾーンに入ってからスクエアにしようとしても遅すぎる。
リリースを感じるドリル。左手は普通のグリップをするが,右手は離してシャフトを握る。これで素振りをしてみると,ローテーションの感覚がつかめるはずだ。
ダウンスイングのプレーンも影響する。プレーンがフラットな人はクラブフェースをスクエアに戻しやすく,スティープ(アップライト)な人は戻しにくい。
最後に,グリップについて。大まかに言って,ボールにゴルフクラブがスティープに入る人は,グリップがストロング。ダウンスイングがフラットだとその逆。