ドイツ製のスイングティーチングロボット,その名も「RoboGolfPro」についての記事です。なんというか,「ここまで進んでいるのか?」という印象。
Robots to take over top golf academies? – GolfWRX
拙訳
ゴルフの上達を目指すすべてのプレーヤーにとって最大の目標は,再現可能性の高いスイングを身につけることだろう。それは容易なことではない。ティーチングプロたちは,生徒を手助けするためにあらゆる手を尽くしている。ゴルフレッスンを受講すればお分かりのように,山盛りのボールで1対1のレッスン,動画での分析やらスイングプレーンやらさまざまなデータやらを体験することになる。これが役に立つことはもちろんあるけれど,長続きしないゴルファーも多い。
多くのインストラクター「完璧なティーチングツール」と称する「RoboGolfPro」なるものを,エンジニアのチームが開発した。このドイツ製の最新のロボットは,北米の5箇所で体験することができる。シアトルに拠点を置く著名ゴルフインストラクターの Jeff Shaw は,RoboGolfProを所有するふたりのインストラクターのうちのひとりで,彼は今週そいつを披露した。
「前のバージョンのマシンをカリフォリニアで試してみて,7アイアンで完璧なショットを打ったんだ。それで,こいつが欲しいって思ったね」
RoboGolfPro を用いることで,プレーヤーは完璧なスイングを感じ取ることができる。インストラクターが生徒に関するデータや現在のスイングを入力し,マシンが生徒に完璧なスイングプレーンをなぞらせる。Shawによれば,プレーヤーはマシンとともに1時間をすごし,何百回と完璧なスイングを感じ取ることができるという。
「これは要するに筋肉の記憶に働きかけるもので,それは練習場や動画の分析では得ることができないもの。マシンはスイングにおける9つのポイントを指摘し,それで私が各生徒のスイングを調整するんだ」
フルショットの感覚をつかむのに加えて,プレーヤーはこのマシンで,アイアンショットやショートゲーム,パッティングの技術も磨くことができる。RoboGolfPro は,一時の流行といったものではない。すでに,インストラクターの Hank Haney,あるいはドナルド・トランプといったセレブリティ,さらにはペブルビーチの最新のトレーニングセンターのインストラクターたちの注目を集めているのだ。
もし RoboGolfPro でのレッスンに興味を持たれたとしても,しばらく待つ必要があるかもしれない,なぜならめったにお目にかかれるものではないから。マシン1台のお値段は1000万円を超え,レッスンの現場に導入するのはかなりの投資になる。シアトルでは,初回の2時間レッスンで500ドル,2回目以降は1時間あたり250ドルのレッスンフィーとのこと。