ちょっと前に僕の中で盛り上がった「最新スイングではフェースターンをしない/する」論争*1に,高野さんがぶっこんできました。
このサムネにも「フェースを返すのか否か?! そんな話は愚論だ」とまであって,これまたずいぶん積極的にアウフヘーベンして強いポジションとりにきたな,と思ったんですが,話をよく聞けば,言ってる内容はタスク氏の主張に近い。つまり,「クラブフェースを返さないように見えても(偏重心の構造上)普通にクラブを引っ張ったらフェースは開く方に動くからそれに対してカウンターの動きをかけてるんだよ」ということなんですが,
高野さんの言ってることを自分なりにまとめると,
- 大事なのはフェースを返す返さないではなく,重心の管理
- 「重心」っていっても,クラブ全体の重心があれば,クラブヘッドの重心もある
- ここではクラブヘッドの重心に焦点を当てる
- その重心を引き続ける感覚が大事
- 偏重心であるがゆえに,引っ張れば(力の方向と重心の位置が違うので)フェースは自然に開いたり閉じたりする
- それに対して自然にカウンターの動きを入れることで,結果的にフェースの開閉が小さいスイングがあったりする
っていうとこですかね。この動画の全部を文字起こししようかと思ったんですが,マシンがうまく対応してくれなかったのでやめました。
ということで,サムネを見て野次馬的に期待した割には少し肩透かしをくらった感がしなくもないですが&論点ずらされた感がしなくもないですが&「野暮」とか「愚論」とかいうフレーズもなんかちょっと気に障りますがーー高野さんはゴルフスイング物理学の小澤さんに対しても「野暮」という形容をしていたことがあります,いずれにしろ,
フェースを返す・返さないじゃなくって,重心の管理なんですって。
そりゃそうなんだろうけど,なんか納得いかないなぁ……(野次馬的に)。
いやでもほら,重心の管理をしてカウンターのフォースなりトルクを入れた上で出来上がったスイングのROCってどんなもんなんですか,三觜さんのスイングのROCってどんなもんなんですか,っていうのは興味あるんですよねぇ。それも「意図した球筋による」とか言われれがそれまでではありましょうが。