Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

フェースローテーションのイメージと二重振り子と尺骨とクラブの重心の偏重心と

【ふと思ったことを書きなぐり】

最近何気なく自分が昔書いた記事を――特に swing thoughts に関するもの――を読み返していて,当時のスキルレベルがうかがいしれて面白いやら恥ずかしいやらなんだけど,そこでふと思ったことがある。

ゴルフ始めて本当に最初のころ――そしてもしかしたら数年ほど前までも,〈フェースローテーション〉に対して間違ってイメージを持っていたと思う。それは,「シャフトを軸にクラブを回す」ってやつ。

この「シャフトを軸にクラブを回す」ってやつは「尺骨を軸にアームローテーションさせる」ってのに本質的につながっていると思うんだけど,そして「シャフトを軸にクラブを回す」というイメージがあるからこそ「クラブヘッドの偏重心がウンタラ」って話が出てくると思うんだけど,これってそもそも違うくない?

違うというか,巷でよく言われるように,ゴルフクラブは〈二重振り子運動〉です。ですっていうか,二重振り子運動だとするとモデル化しやすいって話だと思うんだけど,二重振り子運動しながらシャフトを軸にクラブを回すって,それって手首の関節どうなってるの?っていう。

だからそんなことは起こってなくて――少なくともそういうイメージは持たない方がよくて,実際にはクラブヘッドの重心ってよりはクラブ全体の重心があって,その重心が移動しつつそれを中心にクラブ全体が動いてる――それをあえて分解すれば,バックスイングでは〈アームリフト〉と〈アームローテーション〉とが同時に起こってる,っていう方がより正確な記述なんじゃないかと思う。要するにこのへんで書いたことだけど↓

golf103.hatenablog.com

で,それは自分の中では「右手の役割と左手の役割」って話に繋がるんだけど,こないだもTwitterで「スプリットハンドだと上手くうてるんだけど…」みたいに言ってる人を目にして,スプリットハンドだと右手の役割と左手の役割が――意識しようがしまいが――明確に分離されるからじゃんと思うんだけど,少なくともスプリットハンドだと「シャフトを軸にクラブを回す」ってことにはならないよね。

まぁなんだかんだ言って最終的には個々人の感覚の問題なのだけど……。