ライダーカップはゴルファーのみならずグリーンキーパーにとっても唯一無二の場であるようで……。セント・アンドリュースの New コースと Jubilee コースの Deputy Course Manager,Gavin Neill が,ライダーカップでの経験を綴っています。
ソース
Greenkeeping at the 2018 Ryder Cup - St Andrews Links Blog, 18 October 2018
拙訳
2017年の12月に電話を受け取り,Le Golf National で開催されるライダーカップ2018のグリーンキーパーチームの一員に任命された Neill 氏。その背景には,氏が FTMI(Future Turf Managers Initiative)に参画していたことがあるようです。
チームとしての顔合わせは,大会前週の日曜日。総勢170名のスタッフで,うち135名のボランティア(25カ国130クラブからなる)と,35名の Le Golf National のフルタイムスタッフから構成されました。
マネジメントチームの紹介から始まったこのミーティング。多国籍なチームを象徴するように,スピーチはフランス語・英語・スペイン語でなされました。コースの歴史などが紹介され,チームのモチベーションは自然に高まっていったようです。
その後,チーム分け。それぞれ20-25名程度のスタッフからなる4つのチームが構成されました。各チームが4から5ホールを担当します。作業としては,グリーンの刈り,グリーンの速さと水分量(moisture)の計測,バンカーならし,ラフの足跡やがれきの清掃,フェアウェイのディボット埋め,などがありました。
以下の動画で説明されているように,氏はチーム2に属し,2番・3番・13番・14番ホールを担当しました。
士気の高いチームのチームワークによって,細部にこだわってクオリティの高い仕事が成し遂げられました。
練習ラウンドでは,タイガーのチームについてバンカーならしをしました。
1番ティーの雰囲気も実際に体験しました。6,900人を収容できるスタンドに囲まれたティーは,それまでのどのゴルフイベントでも経験したことがなかった,独特で素晴らしいものでした。