世界のゴルフコースランキングはいろんなメディアが発表していますが,日本から必ずランクインするのは,廣野と川奈・富士でしょうか。
ランクインするコースにはから必ずその理由と魅力がある,というのは,経験則としてわかっているので,この川奈(富士)は日本に戻ったら近いうちにプレーしたい,と思っていました。(当然廣野もまわりたいですが,どうやって糸口をつかんでいいものやら)
http://www.princehotels.co.jp/golf/kawana/
で,ラウンドしてみて,やっぱりランクインするだけのことはあった。シーサイドだという光景上のアドバンテージはもちろんありますが,リンクスコースにはないダイナミックな地形,そこからうまれる「絶景」とショットに与える影響,モダンなコースにはないファンキーな特徴,そのユニークさからくるメモラビリティ,あとは当然,戦略上のスケールの大きさ,ですかね,こういったものが相まって,川奈(富士)の独特さを形成しているように思いました。
当日は10番ホールからのスタートでしたが,以下は1番ホールから振り返ります。
クラブハウスにコースマップがありました。これを見ると明らかに10番ホールはクラブハウスから遠くて(実際,バスでの送迎があるのですが),10番からのスタートなんてもともとは意図されていなかったわけですよね。
1番パー4。これが想像以上の打ち下ろし。ドライバーを振り回して,フェアウェイ左に打てました。
2番ホールパー4は,1番ホールから見て左90度に,海岸線を進みます。ティーからフェアウェイまでが谷になっていて,なおかつ(写真では見えづらいですが)右手にバンカー,左手に小さい木が。普通の飛距離なら問題なくバンカーをキャリーするんでしょうが,僕のティーショットは見事にこのバンカーにハマりました。
3番,450ヤードほどのパー5。「シミュレーションだと2オンするらしいですね」とキャディさんが言ってましたが,実際にはけっこうな打ち上げで,体感では+40ヤードぐらいあります。
4番パー5,今度は向きが逆で,打ち下ろし。左ドッグレッグ。ツリーラインに挟まれて狭く感じますが,それをはねのけるメンタルが必要でした。ティーショットは右へ。
グリーンへのアプローチもこんな感じです。
5番パー3,ここもけっこうな打ち下ろし。ハイブリッドでパンチショットしたボールは距離感がぴったりでしたが,グリーン右のスロープを転がり落ちました。寄らず入らずのボギー。
打ち下ろしのあとは打ち上げ。6番パー4,右ドッグレッグ。バンカーレスですが,距離がたっぷりあって,大変でした。ボギーで御の字。
7番パー4は,とても面白い。短くて打ち下ろしなんですが,フェアウェイが馬の背というか,右のルートじゃないとアプローチでバンカーが絡んできます。ティーショットから3打目までしょぼいしょっとが続いたんですが,得意の転がしの寄せでカップインのパー。
8番パー3。グリーン手前に逃げ場なしなので,距離の判断が難しいですね(特に風のある日は)。
9番パー4もユニークですね。谷底のようなフェアウェイを進んでいきます。
グリーンコンは高いところにあって,アプローチの距離感が難しい。
10番パー3。実際はこのホールからスタートしたわけですが,最初のホールとしては嬉しくない,砲台+深いバンカーのパー3ホール。
同伴者はしっかりとこの深いバンカーを体験していました。僕は寄せでピン横30cmにつけたものの,それを外して,このホール引き分け。
11番パー5は「WOW」な体験ができる,といいましょうか。打ち下ろしの左ドッグレッグで,海が目に飛び込み,その手前にはうねる広大なフェアウェイ。
灯台に向かって打つという,なんだか懐かしい感覚。しっかしこのグリーンも2段だし,難しいですよ。
12番,左ドッグレッグのパー4。南国風です。ティーショットは軽い打ち上げ,グリーンへのアプローチはさらに打ち上げです。ティーショットは引っ掛けて左のOBゾーンに消えていきました。
13番,パー4。ストレート。フェアウェイは広々しているので,ラクにティーショットが打てます。結果,左のバンカーをキャリーして成功。ゴルフはほんとメンタルに影響されるな,と思います。
14番パー4,右ドッグレッグ。2打目は打ち下ろし。海に溶け込むグリーンはなんともきれいですね。
しかし手前は溝だし三方は急傾斜だし,どこに外しても大変です。
で,世界のゴルファーが憧れる(であろう),15番パー5。ティーショットがすごい打ち下ろし,そのあとはグリーンまで上り。ティーショットもうまく打て,2打目もまずまず,3打目のショートアイアンも(グリーン面が見えない中)グリーンをとらえ,パットも5メートル以上はあったのに決めてバーディー! ゴルフやっててよかった。
16番パー3。リンクスコースではよく見かけた,マウンド(ティー)からマウンド(グリーン)へのショット。
17番,ストレートなパー4です。
18番,ストレートなパー4。最後の最後でまたグリーンがえらいことになっています。