ロンドン市内からクルマで1時間ぐらいで行けて,週末の午前中からプレーできて,そして訪問する意義のあるコース,でいろいろ調べたときに,Sunnigdale Heath Golf Clubに遭遇しました。プレーしたときはSunnigdale Ladies' Golf Clubという名前でいつまにか改名していました。その名前から想像されるように,かの有名なSunnigdale Gold Clubとは関連があるというか,それに隣接するコースなのです。
コースはパー4ホールが4つ,パー3ホールが残りの14ホールという,パー58。総距離は3705ヤードという,ショートコースです。しかしその数字だけでこのコースを侮ってはいけません。まずSunnigdale Gold Clubに隣接しているというだけあって,植生が魅力的。そしてパー3ホールもバリエーションが豊富で,しかも200ヤードを越えるホールが少なからずあるので,体感としてはパー3.3ぐらいに思われます。
こじんまりとしたクラブハウス。当時はSunnigdale Ladies' Golf Clubでした。実際,Sunnigdaleの女性メンバーのための独立したコースを,というのが設立目的だったようです。
1番パー3。190ヤードほど。右にネットがあって,あまりわくわくするスタートではないですが…
道路を越えてグリーンまでくるとこんな感じ。ヘザーもきれいに咲いています。
2番パー3,200ヤード程度。打ち下ろし。3番ハイブリッドでティーショットしたら異様に飛んで,グリーン奥の林に飛び込んでいきました。
3番,右に折り返してきてパー3。160ヤードほど。
4番,このコース最初のパー4ホール。310ヤードほど。なかなかの光景です。
5番パー3。150ヤード弱。
6番パー3,210ヤード超。冬のラウンドが多かったので,こうやってしっかりとヒースが花を咲かせているのを見るのは,初めてに近い感覚です。
7番パー3,再び210ヤード超。
8番,ふたつめのパー4ホール。260ヤードほど。
9番パー3。このコースでいちばん面白いホールだと感じました。130ヤードほどなので距離はないですが,グリーン手前のスロープが緊張感を抱かせ,そのわりにグリーン奥の木が距離感を狂わせます。木に囲まれていながら,ヌケ感があって気持ちがいいです。
10番パー3。170ヤードほど。そのわりには,とても雄大に感じます。
11番パー3,約190ヤード。ヘザーがコースに彩りを添えます。
右を折り返して12番パー3,230ヤード超。女性にしたら短いパー4ということでちょうどいいのでしょうか。
13番,240ヤードほどで,さすがにスコアカード上はパー4。軽い右ドッグレッグで,ご覧の通りのグリーンコンプレックスです。
14番,170ヤードほどのパー3。ガードバンカーはグリーン手前の左右にひとつずつ。
1番ホールでまたいだ道路を越えて,15番,130ヤードちょいのパー3。
16番,290ヤード弱のパー4。奥に見えるのは,本家Sunningdale Golf Clubのクラブハウスです。ここで折り返し。
17番,小さな谷を越える,130ヤードほどのパー3。
最後18番,150ヤード弱のパー3。
Ladies' Clubといいながら,コースでプレーしている人の大半は男性でした。こうやって気軽に楽しめる短めのコースがあるのって,とてもいいと思うんですよね。リヴァプールにあるFormbyも2コースあって,外のループがメインコース,それに囲まれるように短めのレディースコースがあって,でも男性が多くプレーしていました。そういう柔軟な設計が日本にももっとあればいいなと思いますし,それを受け入れるゴルファー側のマインドも変わっていけばいいなと思います。ただ,「短い=簡単」ではない,というのがポイントです。
24 July 2016