前にあった『ハンディキャップ別のパフォーマンス統計とスコア改善のヒント』続き。
ハンディキャップ別のパフォーマンス統計とスコア改善のヒント - GOLF103
今度は年齢別のパフォーマンスの分析。訳してみたものの,あまり得るものはないかも……。
STUDY: Overall Golfer Performance By Age
拙訳&抄訳
まずはじめに,サンプルの年齢の分布。
TheGrint でスコアをつけているゴルファーがいちばん多い年齢層は,30-40歳。若いゴルファー(20歳以下)と老年ゴルファー(70歳以上)は少ない。
年齢別の平均スコア
以下は年齢別のパフォーマンス。スコア自体とハンディキャップ・ディファレンシャルを用いた。スコアは良い指標だが,すべてのゴルファーが理解しているように,使っているティーを考慮してはいない。それを補うためにハンディキャップ・ディファレンシャルを用いて,スコアを標準化した。
20-30歳のグループが他のグループに1打差以上の差をつけて,ベストなパフォーマンスを見せている。その理由は明確ではないが,若い人ほどゴルフに避ける時間が多いという主張もできるだろう。皮肉屋であれば,若いゴルファーは上の世代よりズルをしがちだなどと言うかもしれない。もっともらしい主張は,この年齢層で定期的にプレーしている人は,単に全体に比べてより完成されたゴルファーだ,というものだ。
同じように興味深いのは,70歳以上を除くと,いちばんスコアが多いのは30-40歳のグループということだ。大体において,この年齢層はゴルフの「ロストジェネレーション」を代表している。そして,この年齢層はもっとも仕事に時間を割くときでもある。クラブの名簿を見てみれば,たぶんこの年齢層がいちばんコースで過ごす時間が短いことが分かるのではないだろうか。
パー3・4・5での年齢別スコア
このグラフで面白いのは,30歳から70歳まではスコアの傾向に大きな違いがないということだ。
また,特筆に値するのは,30歳から70歳までのゴルファーは,統計的には同質のゴルファーだということだ。しかし70歳を過ぎると,一般的にはパー4とパー5でスコアが格段に増える。合理的な推測としては,ある一定の年齢を超えると,長いホールでグリーンを捉えるのは,不可能ではないにしろ,より難しくなるのだろう,ということだ。
年齢別の平均パット数
最初に理解しておくべきことは,ラウンドあたりのパット数とGIRパーセンテージとのあいだには相関関係があるということだ。つまり,グリーンを外すについてパット数は減る。
ということを念頭に置いて,このグラフからは年齢層でのパフォーマンスの大きな違いが見て取れないものの,本当に興味深いのは,年齢とともにGIRの割合が下がるということだ。結果的に,年齢の高いグループほど,1ラウンドあたりのパット数が減る傾向にある。(注 これ,棒グラフがゼロから始まってないから差異が強調されすぎてよろしくないですね)