Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

ゴルフフィットネスにまつわる5つ俗説

ツイッターで拾ったネタです。

抄訳

1 - 可動性はあればあるほどいい

可動性は間違いなく重要だし,あるゴルファーは他のゴルファーに比べてその重要性が高い。だからといって,可動性があればあるほどいいとは限らない。ゴルファーは体操選手である必要はないのだ。

お勧めするのは,可動性と動きを高める運動を,毎日数分間とウォームアップで行なうこと。ほとんどの人にとっては,これで十分。

2 - 筋トレはスイングの動きを固くする

実際の研究結果によれば,筋トレは可動性を維持するばかりか,向上させもする。可動域いっぱいを使って筋トレをすれば,それは可動性のトレーニングにもなる。

ということで,筋トレは〈コスパがいい〉選択なのだ。フルスクワット,ルーマニアンデッドリフト,懸垂などは,すべて可動域を広げるすぐれた種目だ。

3 - ウェイトリフティングは怪我のリスクを高める

他のスポーツに比べて,筋トレは怪我の発生率が低い。もちろん怪我がまったく起こらないわけではないが,それらの怪我には複合的な要因があり,唯一の原因から起こるということはめったにない。

ゴルファーにとって,筋トレは実際には〈使いすぎ傷害(overuse injury)〉が起こる可能性を半減する。強くなって悪いことはない。

4 - スピードスティックのトレーニングだけで十分

スピードスティックを使ったトレーニングでは確かにスピードを高めることができる。でもその代償は? スピードスティックトレーニングは素晴らしい,ただし,適切に用いられてゴルファーがマン振りできるときには…。それは,ケーキの上のサクランボのようなもなのだ。

適切なストレンクス&コンディショニング(S&C)プログラムは,スピードの潜在能力を高めるだけではなく,身体の耐性を高めてそのスピードに耐えられる体をつくる。

5 - エクササイズはゴルフスイングの動きに似せるべき

あるエクササイズがかっこよく見えてゴルフスイングに似ているからといって,それが有用だとは限らない。ある一定の可動性トレーニング+メディシンボールには価値があるが,大部分においてゴルフ特有のエクササイズは,バイオメカニクス的特異性に欠け,しばし功より罪が大きい。

ゴルフの動きに似ているところがほとんどないにもかかわらず,スクワットやデッドリフトや懸垂などの動きは,ゴルフ(と人生)にとって大きな価値があるのだ。

ジムで考えるべきなのは,運動能力を高めてそれをゴルフの能力に転移することであり,ゴルフの動きそのものをまねることではない!