2年3か月にわたるロンドン生活,最後のラウンドの場所として選んだのは,Walton Heath Golf ClubのNew Courseです。世界TOP100にランクインするメインのOld Courseは前年冬に雨天のなかラウンドして大変な思いをしました。New CourseもGB&IのTOP100には余裕で入るクオリティです。
New CourseはHerbert Fowlerの設計により,1907年に9ホールコースとしてスタート。1913年に18ホールのコースとして拡大されました。Old Courseとは同じ敷地内にありますので植生,あるいはルック&フィールは似ていますが,Oldの方がいくぶんタフ,とはいえNew Courseも,バックティーから7200ヤード,メダル(レギュラーティー)からも6648ヤードと距離は十分以上。あまたの「サブコース」と違い,それ単独でも十分評価に値する,美しくチャレンジングなコースです。
1番パー4。距離の短い左ドッグレッグです。優しいスタート。
2番パー3。このコースの手強さが伝わるしょうか。
3番,ストレートなパー4。フェアウェイの途中をバンカーが横切ります。ヘザーもまさに色づいています。
5番,右ドッグレッグのパー4。距離は450ヤードほど…。
6番パー3。ティーからグリーン手前はラフでびっしりです。グリーン右手前にふたつのガードバンカーが。
このあと,パー5ホールや450ヤード近くのパー4など,長いホールが続きます。
10番パー3。グリーン左のバンカー。
11番パー4。距離は普通ですが,蟻地獄のようなバンカーがグリーン手前で待ち構えています。
14番パー4。フェアウェイに右から食い込むラフと,その色合い,そしてグリーン左手前のラフとバンカーの配置が絶妙だなと思います。
15番パー4,これも400ヤード超え。うしろからひとりで回っている人が追いついてきたので先に行ってもらったのですが,われわれが見ていることの緊張からか,ティーショットをフェアウェイ手前のラフに打ち込んでしまいました。(逆の立場は何度も経験しています)
16番パー5のフラッグ。1916年のソンムの戦い(Battle of the Somme)にちなんでいます。
18番パー4,軽い左ドッグレッグ。ティーショットはすごくいい当たりだったのに,思ったより飛んでいなかったことがすごく記憶に残っています。
イギリス生活最後のラウンドが,こんないいコースで,悪くない天気の中でできて,幸せでした。