この The TPC Snoqualmie Ridge の13番パー3の設計については,とある本(Tom Doak "Then confidential guide" だったかな)で読んだことがありますが,設計したジャック・ニクラウスが,その背景について語っています。
Jack Nicklaus: Working the Angles - Golf Digest
- ゴルフコースの設計者はゴルファーに「勘違い」をさせることでコースをタフにしようとしている。
- いくつかのホールはチャレンジングであるべきで,だからこそゴルフは楽しいのだが,次のホールに気分よく向かっているときもまた楽しい。
- それが,私が「"feel good" par 3」と呼ぶホールをたまに作る理由だ。
- シアトルにある The TPC Snoqualmie Ridge の13番パー3(下図)では,飛距離がなくてもグリーンに届かせることができる。
- グリーン右手前が下り傾斜,かつ右からの傾斜もあるので,ここにボールが転がれば,傾斜をいかしてグリーンに乗せることができる。
あと,上の図に書かれているコメントとしては,
- ピンを直接狙うのは上級者のみで,その際は高く力強い球が求められる,
- 中級者はバンカーをキャリーしなくともグリーン右手前に乗せることで,右から左の傾斜がボールをピンまで運んでくれる,
- ゴルフを楽しむためには正しいティーを選択すること,距離が長けりゃいいってもんじゃないですよ,
など。