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Muirhead, Anderson『St Andrews: How to Play the Old Course』|セントアンドリュース・オールドコース攻略法をデズモンド・ミュアヘッドらが語る

St. Andrews: How to Play the Old Course

St. Andrews: How to Play the Old Course

amazon.co.ukのマーケットプレイスで中古で買いました。デズモンド・ミュアヘッドとティップ・アンダーソンのふたりの会話という形式で,セントアンドリュース・オールドコースの各ホールの攻略法を紹介しています。

ちなみに,デズモンド・ミュアヘッドはゴルフコース設計家。日本ではオークビレッヂがいちばん有名でしょうが,他にもセゴビアなど,ケレン味たっぷりの設計で知られていますね。もちろん日本だけでなく世界各国でコース設計を手掛けていますが,知名度が高いのは,二クラウスとの共作であるオハイオ州ミュアフィールドビレッジではないでしょうか。松山英樹がPGAツアー初優勝を飾ったザ・メモリアルトーナメントの舞台ですね。

もうひとりのティップ・アンダーソンは,長らくセントアンドリュースでキャディをつとめられた方。10年前に亡くなっていますが,その訃報は大きなニュースになったほど,その世界では知られる人であったようです。

そういったふたりがオールドコースの各ホールの戦略をことこまかに解説していくわけですから,面白くないわけがないですね。同時に,なぜオールドコースがこれほどまでに高い評価を得られているか,それも徐々に理解できていくというわけです。

当然話は1番ホールから始まります。ご存じの通り,オールドコースの1番ホールは非常にシンプルです。広いフェアウェイ(特に左側は18番ホールと共有),右はOB,バンカーはなく,グリーン手前に「Swilcan Burn」と呼ばれるクリーク(そもそもこの1番ホールの名前が「Burn」)。

広いんだから気楽に打てばいいのに,それでもティーショットをミスするアマチュアはとても多いと(ハイハンディキャッパーは特に右にミスするとのこと)。ミュアヘッドは,「スタートのホールにしてはこのハザードはちょっとタフだと思うけど,フェアウェイが広いことを考えれば,そのタフさも中和されるだろうね」といったことを述べています。

ティップは,かつて強風の中セカンドショットをスプーンで打ったプロの話も引き合いに出しながら,風によっては持つ番手がぜんぜん変わってくること,そしてキャディは何ホールかゴルファーのプレーを見て番手ごとの飛距離を把握したら,ゴルファーにはヤーデージを伝えるのではく黙ってクラブを渡すとか,プレーヤーにはわざと違った残り距離を伝えて大きく(小さく)打たせることもある,などと語っています。

というふうに書いていくとキリがないので,目についた点をいくつか拾うと,

  • 2番はオールドコースのなかでベストなホールのひとつ
  • 3番はもっともメモラブルではないホールのひとつ
  • キャディの多くがゴルフをするわけではない。多くは漁師で,朝5時から8時まで漁に出かけ,9時からキャディの仕事を始める
  • オールドコースは最初の4ホールがパー4。ここにパー3やパー5がないことで,流れがスムーズになると同時に,プレーヤーが徐々にプレーを上げていける
  • オールドコースはOUTとINでフェアウェイを共有するホールが多く(例えば2番と17番,3番と16番),しかも基本的にはコースの左が隣り合っているから,フッカーが有利

ということで,オールドコースでプレーするまでこの本を熟読して準備していきます!