インパクトから考えるとゴルフは急に上手くなる! (青春新書プレイブックス)
- 作者: 森守洋
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 新書
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抜粋
- ゴルフにおけるいわゆる「理論」とは,感覚の表現方法の差がその呼び名を変えているだけなのだと,私は思います。
- その時どんな理論が流行しているとしても,ゴルフボールとクラブフェースがどのように衝突するか,その一瞬の物理現象ですべてが決まるのです。
- スイングを構築するうえで腕を目一杯振ることを最重要視すると,バックスイングでは自然に右股関節に体重が乗り,ダウンスイングでは左股関節に体重が移動します。
- 体の回転を主体にするといわれるボディターンの考え方や意識が染み付いているアマチュアの方は,正しい腕の動かし方,振り方ができていません。
- ボディターンを意識している人の多くは,体幹部をまわそうとします。しかし,これではダウンスイングのとき体幹部の左への回転が先走ってしまうので,腕とクラブが極端に遅れて下りてくるので振り遅れになります。
- クラブや体のポジショニングはもちろん大切なことですが,あまりにもポジショニングのチェックに神経質になりすぎると,思いきり振ることができなくなります。そのため,まずはすべてを忘れて,思いきり,そして目いっぱい腕を振ってスイングしましょう。
- 要するに,柄と重心の位置がズレた道具は単純に使いづらいのです。
- エルスはボディターンの申し子といえる存在で,デビッド・レッドベターがコーチをしていました。それにもかかわらず,シャフトが4時の位置に来たときにはフェースはほぼ真後ろを向いています。
- 本来のスクエアインパクトはインパクトゾーンでフェースが開閉する中で起こります。
- クラブを持たず,ヒザ立ちになってシャドースイングをする方法も有効です。ヒザ立ちで腕を振り上げると,バックスイングでも引っぱたいたあとのフォローでも,ボディターンのように体が横方向へほとんど回転しません。
- 腕を振り上げるとき(バックスイング)の注意点。ピッチャーがボールを投げるときの要領で,ヒジを曲げながら引いていくことが大切です。
- 腕や手だけでバックスイングをしてクラブがトップに収まったら,その姿を鏡で見てください。そこには,肩は十分にまわって逆に腰の回転は右股関節の働きによって抑えられた,美しいトップ・オブ・スイングの形が映っているはずです。
- トップに収まるまでクラブの重さが変わらなければ,オンプレーン軌道に乗ってバックスイングできている証拠です。
- プロゴルファーで,インパクトのとき右手首が伸び切って右ヒジが真っすぐになっている人はいません。
- 右手首と右ヒジが伸びるのはインパクトしたあと。これによりボールを押し込むフォローになるのです。
- 練習のときは,とにかく低弾道にすることだけ気をつけましょう。分厚いインパクト感なのに,ハーフトップかと見間違うほど低い弾道になれば,フェースが正しく開閉する中でインパクトを迎えられています。