Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

トミー・フリートウッドが銀メダルをとって嬉しくてしかたがない

トミー・フリートウッドが自分の中で「気になってしかたがない」存在となって,早6年半の月日が流れ,

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そのトミーとは個人的にローマでのライダーカップでけっこう接近し,

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そしてそんなトミーが,パリオリンピック2024でなんと銀メダルを獲得するに至りました。いやー,めでたいめでたい。普通の試合だと「優勝か,否か」になっちゃうけど,オリンピックだと3倍楽しめる感じがいいですね。

シェフラーの強さは別格。松山はノーボギーで耐えた。ラームは独走かと思ったのにまさかの失速。今年メジャー2勝のザンダーはらしからぬショットのミスで自滅。そして我らがトミー・フリートウッドは,〈アツい心とクールな脳〉で戦い抜いたって感じでした。

あとづけで考えれば,会場の Le Golf National。フリートウッドは Open de France で優勝しているし,2018年に初出場したライダーカップでモリナーリと組んで旋風を巻き起こしたのは,記憶に新しいところ。そういう意味ではコースとの相性がいいとか,いい記憶があるとか,そういう面も多分にあったと思う。観客の声援も後押ししてくれたようだけど。

これ本人が書いた文章だとしたら,ほんと綺麗な文章書く人ですよね。人間性の美しさというか,済んだ心が反映された文章。ほんと素敵。

Japanチーム率いる丸山茂樹は,なんとトミーの子供のころのヒーローだったという。そのJapanのヒデキと一緒に昇る表彰台,僕ら日本人ファンにとっては当然嬉しいけど,トミー本人にも物思うところがあったものと思いたい。

そのトミーの最終日,前述のようにつとめてクールなマインドでラウンドに臨んでいたように見えたけれど,いつもならプレッシャーのかかる場面で出る左のミスがほとんどなかったし(左ラフにいった17番のティーショットとグリーン左奥にいった18番のセカンドショットは見慣れた光景),パー3のティーショットで抑えた球でピンを狙っていった姿が印象的だった(特に右にカップが切られた16番は痺れた)。

ゴルフでは人柄の良さって時にネガティブな要素として働くことがなきにしもあらずだけれど,このパリでの銀メダルに限っていえば,トミーの人柄の良さに魅了されてている観客たち後押しというかたちになってトミーに跳ね返って,それがこの超ポジティブで偉大な結果になって顕れた,という気がしてなりません。

いやー,よかったよかった。

トミーのインタビュー見るならSky Sportsで。