目新しい内容ではないけれど，方法論の整理としては有用かと。
逆にいえば，クラブヘッドスピードを高めたいなら，ここに書かれている内容を実行するしかない！
ソース
Club Head Speed: Reverse Engineered - Fit For Golf : Fit For Golf by Mike Carroll
拙訳
クラブ ヘッド スピードの潜在的な利点は，最新のゴルフ分析で明確に示されている。測定も非常に簡単になった。ティーショットで飛距離があればアプローチショットでより短い番手が持てるようになり，それはすべてのゴルファーにとって非常に望ましいものだ。すべてのレベルのプレーヤーが，より多くを求めているように見える。これにより、さまざまなアプローチが一般的になり，何が〈最善の方法〉であるかについての意見がさらに一般的になった。 *1
どうやってクラブヘッドスピードを上げるか
このビデオで私は，自分のアプローチ方法を4つのパートに分けている： *2
クラブヘッドスピードを上げるための4つのパート
1) 気合い（Intent）
全体的な集中のうちどれだけが，できるだけ速くスイングすることに対して振り向けられているだろう？ これは，すべての能力レベルのプレーヤーにとって重要な探索領域となる。なぜなら，できるだけ速くスイングするという気合いとショットの実行の質との間に，ほぼ確実にトレードオフがあるからだ。 *3
なぜ気合いなのか？ クラブのヘッドスピードを上げるには戦略が必要だ。コースでより速くスイングを開始するには，意識的な決定が必要だ。これは精神的な挑戦である。最新の機器が〈ミスヒット〉時のショットを大きく変えたことは間違いないが，ツアーレベルのプレーヤーでさえ，コース上でマン振りすることはない。 *4
これは，練習場で私が指導しているツアープレーヤーができるだけ速くスイングしようとするときのクラブヘッドスピードと，PGAツアー大会時のShotLinkデータを追跡することで分かる。また，私が指導していない多くのプレーヤーとも，練習場とコースとのギャップについて話したことがある。ほとんどのツアープレーヤーは，試合での平均クラブヘッドスピードはマン振りより少なくとも5mph，中には10mph近く遅いと推定している。最新のゴルフ用具は優れているが，ボールは115-125mphの範囲のスピードで大きくオフラインする可能性がある。100%の最大速度でボールをインプレーに保つ調整能力と技術は，世界最高のプレーヤーにとっても依然として非常に困難なものだ。そうでなければ彼らはすべてのドライブで 100%スイングするだろうが，実施にはそうではない。 *5
スキルレベルが低くミスヒットをさらに恐れるアマチュアゴルファーの場合，私の経験上，コース上でのクラブヘッドスピードと実際にスイングできる速さの間には，おそらく5-15mphのギャップがあると推定されます。 *6
スイングスピードの潜在的な利点について疑問に思っている？ ツアーで最も効率的なプレーヤーは，スイングスピードが1mph上がるごとに，飛距離が約2.5 ヤード伸びるのだ。 *7
私たちが変えようとしている実際の測定基準は，もちろんボールスピードだ。それが総距離と非常に密接に相関しているからだ。ボールの速度に影響を与える主な3つの要素は，クラブヘッドスピード，芯でのヒット，そしてローンチ条件。芯でヒットできているかどうかを評価するには，練習中にドライバーのフェースにスプレーをすることで分かる。ローンチ条件を評価するには，ローンチモニターを持っていてその使い方を熟知しているインストラクターのレッスンを受ければよい。 *8
2) 生体力学（Biomechanics）
テクノロジーの進歩は，クラブやボールだけにとどまらない。ゴルファーとクラブの3D動作，床反力，ウェアラブルEMGによる筋肉活性化などを測定および分析する機能は，ゴルフスイングでスピードがどのように生み出されているかについて驚くべき洞察を提供する。クラブのヘッドスピードを生み出すには，物理学を味方につけることが不可欠だ。簡単に言えば，これは体とクラブをどのように動かすかを意味する。生体力学（バイオメカニクス）と身体能力は密接に関連しており，一方が他方に影響を与えるため，完全に分離することはできない。 *9
なぜバイオメカニクスなのか？ 高いレベルの意図と優れた身体能力を備えたゴルファーは，有益なメカニズムを使用せずにスイングスピードを最大化することはできない。 *10
スイングスピードに有利なバイオメカニクスとは？ これはそれ自体が完全な科学であり，私は過去12か月間，多くの研究時間を費やしてきた。Sasho Mackenzie，Steve Furlonger，Lee Cox，および John Novosel は素晴らしいリソースであり，非常に役に立った。 *11
スイングスピードについて考慮すべきバイオメカニクスの原則とは： *12
ハンドパス長（Hand Path Length）
バックスイングで手の移動距離を伸ばすことは，スイングスピードを上げるのに非常に有益だ。その理由は，ダウンスイングに力を加える時間が増えるから。これは力積という科学用語によるものだ。 *13
力積 = 力×時間*14
これを非常に基本的な観点から考えると，手がズボンのポケットの高さに戻ったときにどれだけの速度が発生するかを考えてみてほしい。次に，手をシャツのボタンの高さに戻したときにどれだけの速度を出せるかを考えてみよう。そちらが遥かに高速。これと同じ考え方をフルスイングのスイングスピードにも当てはめることができる。ハンドパスを長くすると，力積の式の時間の項が増加するため，有益な可能性が高い。可動性（mobility）とスイング技術は，ハンドパスの長さに大きな影響を与える。可動性の観点からは，股関節，胸椎，リードショルダー（左肩）が非常に重要です。 Fit For Golf アプリの GolfFlex モビリティルーチンは，これらの重要な領域をスイングでどのように動かすかをターゲットにするように設計されている。技術の観点からは，バックスイングで左のかかとを上げ，腰をより回転させると，手の移動距離に大きな違いが生じる。 *15
ハンドパスにかける力（Hand Path Force）
ダウンスイングでグリップにかかる平均的な力は，スイングスピードに大きな影響を与えられる。 *16
力積の式を思い出そう。 *17
力積 = 力×時間*18
上で説明したように，ハンドパスを長くすると，この式の時間の項を増やすことができる。また，技術を向上させ筋力を高めることで，グリップにかかる平均的な力を高めることができる。 *19
この記事の前半で、バイオメカニクスと身体的特性の間には常に重複があると書いた。これは良い例だ。グリップにかかる平均的な力は，技術と体力に帰着する。優れた技術を持っていても強度レベルが低い場合，平均的な力を高めることはできない。逆に筋力があっても技術がひどい場合，その高い力を正しい方向に正しいタイミングでクラブにかけることは，難しいだろう。 *20
このバイオメカニクスについていくつかを読んでいると，「スイング中にこのことをどう考えればいいのだろう」と思うかもしれない。そう思うのも無理はない。考え方としては，これらすべての考えが頭の中で雑然とした状態でスイングしないこと。スイングスピードを生み出す背後にある科学を理解することで，技術と身体のトレーニングで取り組んでいることは正しい軌道に乗っているかを確認したり，疑問を呈したりすることができる。とにかくまさにそれが，科学を煎じ詰めたところの意味合いだ。技術を向上させ，身体能力を向上させる。基礎となる科学は，役立つであろうことに取り組むために不可欠だ。多くの場合，人々は大きな利益を生み出すことができないことに多くの時間と労力を費やすものだ。 *21
3) 身体能力（Physical Capabilities）
人間の体で力を出せるのは筋肉だけだ。力を生み出すために筋肉に送られる〈信号〉またはメッセージは，中枢神経系（CNS）が制御している。結果として，中枢神経系と筋肉が力を生み出し，さらに素早く力を生み出す能力を高めるトレーニング方法が，スイングスピードを向上させるために絶対的に重要であることは言うまでもない。〈フィジカル トレーナー〉としての私の教育と経験の大部分は，ここにある。 *22
もちろん，骨格の構造もこのセクションに含める必要がある（生体力学にも影響します）。身長，四肢の長さ，四肢のサイズ比，手のサイズ，その他多くの要素が，クラブヘッドスピードを生み出す能力に非常に重要な役割を果たす。ただしこれらは訓練できないため，現在の身体構造内での力の開発に焦点が当てられている。 *23
なぜ身体能力か？ 高いレベルの意図と優れたバイオメカニクスを備えたゴルファーは，クラブのヘッドスピードをどれだけ出せるかは力を生み出す能力によって制限されます。LPGAツアープレーヤーとチャンピオンツアープレーヤーは，PGA ツアー プレーヤーほど速くスイングしない（ほとんどの場合）。これはなぜか？ 技術？ 意図？ 答えは明らかに身体能力の差だと思う。これをさらに推し進めると，どの身体能力が最も大きな影響を与えるだろうか？ 答えは，可動性とパワーとのミックスだ。一般に，LPGAツアーのプレーヤーは PGAツアーのプレーヤーよりも柔軟性があるが，これら2つのツアーの平均スイングスピードには20mphの差がある。なぜか？ その一部は身長差によるが，20mphの差を説明するにはほど遠い。両方のツアーの選手は非常に熟練しており，優れた技術を持っているので，それが主な理由ではないと思る。筋肉量，筋肉の強さ，筋肉のパワーはどうだろう？ ここに大きな違いが横たわっている。 *24
チャンピオンズツアーとLPGAツアーとを比較するとどうなるだろう。平均クラブヘッドスピードには10mphの差があり，チャンピオンズツアーのプレーヤーは平均して10mph速い。LPGAツアーの可動性はチャンピオンズツアーよりも優れていることは間違いないはず，なので繰り返すが，可動性もその答えではない。 *25
可動性は非常に重要ですが，それはある程度までであり，スイングのメカニズムを強化するために使用する場合に限られる。これは主に，ハンドパスの長さを増やすか，切り返しとダウンスイングの動きの流れを向上させることを意味する。可動性のトレーニングがこれらに繋がらない場合，おそらくスイングスピードには何の効果もない。一方で，筋肉の強さと力が継続的に増加すると，特に正しい筋肉と動きにおいてそれが行なわれると，ハンドパスにかかる力が大幅に増加する。 *26
（上記の情報は，LPGAツアープレーヤーを叩くものでは決してない。説明のために，理解しやすい実世界の例を提供しようとしているだけである） *27
4) 用具（Equipment）
自分に適した用具を見つけることは，スイングスピード（およびボールスピード）を生み出す能力において重要な役割を果たすことができる。私は間違いなくこの分野での専門家ではないが，グリップの太さやシャフトの長さ，シャフトの重量やフレックス，クラブの全体的な重量，スイングウェイトなどの要因はすべて，どれだけのスイング速度を生み出すことができるかについて影響を及ぼす。私が見落としているものもきっとあるだろう。専門のクラブフィッターにお問い合わせください!!! *28
なぜ用具か？ 高いレベルの意図，優れたバイオメカニクス，および非常に優れた身体能力を備えたゴルファーをもってしても，不適切な用具を使用していれば，スイングスピードとボールスピードは確実に最大化されない。 *29
クラブヘッドスピードの4つの要素を向上させる
1) 気合い
気合いは，実験する必要があるものだ。大多数の人は，コースでプレーするときに100%の力でスイングすることはない。この理由は簡単。クラブのヘッドスピードを最大化するかもしれないが，コントロールと調整に問題を引き起こす可能性があるから。これはミスヒットにつながる可能性があり，ゆっくり振っていいコンタクトをした場合よりも，最終的にボールスピードが遅くなりと距離が伸びない上に，大きなミスが発生する可能性がある。 *30
ただし，考慮すべき重要な点として，より速くスイングしようとしても，ボールをしっかりと打たなかったり，よりオフラインになったりするという保証はないということだ。ボールを〈抑える〉または〈置きにいく〉ことも問題につながる可能性がある。実験する必要があるのだ。 *31
最大速度の100%に近い速さでスイングしながらストライクと精度を向上させる能力は，意図的な練習によって向上させることができる。最大速度の 90%でスイングすることに慣れている人が100%の速度でスイングしようとすると，最初はストライクと精度が低下することが予想される。重要なのは，5回打ったあとで白旗をあげて，「このスピードでスイングするポイントは何だ。コントロールできないよ」と言わないこと。これらのタイプのスキルを大幅に向上させるには，多くの努力と繰り返しと忍耐が必要だ。 *32
忘れられがちだが，100%の最大速度でトレーニングすることの利点は，最大速度が上がると90%と95%の速度も上がるということ。これは，〈プレー時のスピード〉に戻すことを決定した場合（そうしようとしたとして）に非常に役立る。これを〈スピードリザーブ〉という。 *33
最終的に，スイングスピードが飛距離の可能性を左右しする。またそれは，積極的に取り組まないと年齢とともに低下する。 30歳を超えてスピードに取り組んでいない場合は，徐々に遅くなっていく。幸いなことに，スピードはどの年齢でも上げることができる。 *34
適度にしっかりとボールを打てない場合は，最も低くぶら下がっている果物がインパクトを改善していうく。ボールをしっかりと打ち，打ち出しの状態は良好であるが，〈最適化されたショット〉が思うように飛ばない場合は，スイング速度を上げる必要があります。ほとんどの人は，打ち出し条件とスピードの両方を組み合わせで恩恵を受けることができます！ *35
2) バイオメカニクス
バイオメカニクスは練習を通じて向上する。ほとんどのプレーヤーは，より速くスイングするためにトレーニングを開始するとすぐに，スイングスピードを助けるバイオメカニクスに対する自動的な変化を見ることになる。ただし，優れたコーチはこのプロセスを迅速に進めることがでる。これがあなたが本当にやりたいことである場合は，調査を行ない，プレーヤーのスイングスピードを上げることを専門とするコーチを見つけてほしい。 *36
すぐに試すことができるいくつかの簡単なアイデアを次に示す。これらがスピードにどのように影響するかを確認してほしい。（スピードトレーニングにはレーダーが必要） *37
- テイクアウェイとバックスイングのスピードを速める *38
- バックスイングでのハンドパスの長さを増やす。このために，左足の踵を上げ，下半身をより回転させる *39
- ダウンスイングで腕をより速く振るようにする *40
- インパクト付近で左足を積極的に使う *41
これらのポイントのいくつかは〈意図〉と重なるが，それは常に当てはまる。試してみて，何がうまくいくかを確認してほしい。 *42
追伸：私はゴルフインストラクターではない――これはアドバイスではない。必要に応じて実験できる情報だけを提供しているが，合理性は十分あると思う。 *43
3) 身体能力
高いスイングスピードを生み出す能力に望ましい身体能力は，複雑ではない。バックスイングをできるだけ長くして適切な運動連鎖を可能にするのに十分な可動性がほしいし，できるだけ多くの筋力がほしい。その結果，私たちのトレーニングは，主にこのふたつを改善できるもので構成されている必要がある。 *44
そのためには：*45
- 股関節，脊椎，肩の可動性の向上に努めること。*46
- 徐々に負荷を高めるの筋力トレーニングを行ない，筋肉のサイズと強度を高めること。大きな筋肉はより強い筋肉であり，より大きな力を生み出すことができる。これは〈ゴルフフィットネスの世界〉では非常に過小評価されている。*47
- ジャンプやメディシンボール投げなど，軽量で爆発的な動きする。これらは，筋力トレーニングとスイングスピードトレーニングの間のギャップを埋めるのに役立つ。これらは，より速く力を生み出す能力を発達させる。また，ゴルフ スイングに非常に似た動作パターンをトレーニングすることもできる。これはゴルフスイングと同様に，全身の回転運動で高レベルの力をかけるする方法を学ぶのに最適。大きくて強い筋肉と，より速い速度で力を生み出す能力を組み合わせることができれば，クラブヘッドスピードを大幅に向上させることができる。*48
- ゴルフスイングとスピードトレーニングツールをできるだけ早く練習する。これが，筋力とパワーを〈ゴルフ固有〉にする方法だ。ゴルフスイングをするときに，それらを利用する方法を学ぶ。スピードトレーニングから得られる，特定の筋肉および神経系に対する非常に有益な適応もある。これは激しい筋力トレーニングとは大きく異なる。最高の結果を出せるようにトレーニングしなければならない。これらのセッションでは，スイングスピードを測定して追跡する必要がる。*49
筋力トレーニングの例：数年かけて，以下の動きのそれぞれで5レップの最大値を徐々に増やすことができれば，ゴルフの筋力とパワーの点で素晴らしい位置にいることになる。機動性も向上するはずだ。5レップを簡単に実行できる重量から始める。5レップが困難になるまで，徐々に重量を増やす。これが，各エクササイズの開始重量になる。ワークアウトのたびにウェイトを5ポンドを追加してみてほしい。5レップの3セットは，適切な量だ。バーベルやフリーウェイトが気に入らない場合は，同様のマシンエクササイズを選択してもいい。 *50
ここで，Fit For Golf アプリの出番だ。最初の月は，コード FFGTRIAL でわずか6ドル。私のすべてのプログラムとスピードトレーニングプロトコルにアクセスできる。気に入らなかったり続けたくない場合は，キャンセルしてください。 6ドルの投資だ。プログラムとスピードトレーニングプロトコルに従えば，最初の1か月でおそらく5mphを獲得できる。 *51
4) 用具
クラブフィッターに会い，ローンチモニターでいくつかのレッスンを受けてほしい。この記事はその議論の場ではなく，私はそれについて話す資格がない！ *52
*1:The potential benefits of club head speed have become clearly illustrated with modern golf analytics. It is now also extremely easy to measure. Longer drives off the tee and shorter clubs from each approach distance are extremely desirable for all golfers. It seems all levels of player are searching for more. This has lead to a number of different approaches becoming popular, and opinions on what is “the best way” even more popular.
*2:In this recent video I summarized my approach into a 4 part model:
*3:How much of your overall focus is on swinging as fast as you can, compared to other things? This will be an important area of exploration for players of all ability levels as there will almost certainly be a trade off between intent to swing as fast as possible and quality of shot execution.
*4:Why Intent? Part of increasing club head speed is strategy. There must be a conscious decision made to start swinging faster on the course. This is a mental challenge. Whilst there’s no doubt that modern equipment has hugely changed what happens a “mishit”, the vast majority of even tour level players do not swing as fast as they can on the course.
*5:I know this from tracking the club head speeds of the tour players I train on the range when trying to swing as fast as they can, versus their ShotLink Data from within PGA Tour events. I have also talked to many players I do not train, about this gap between range and course. I estimate most tour players average club head speed in tournament play leaves at least 5 mph in the tank, and some are closer to 10mph. Even though modern equipment is great, balls can go extremely far offline at speeds in the 115-125mph range. The coordination and skill to keep a ball in play at 100% maximum speed is still extremely challenging, even for the best players in the world. If it wasn’t they would swing 100% on all their drives, but they don’t.
*6:For amateur golfers whom have a lower skill level, and fear mishits even more, I estimate from my experience that they probably have a 5-15mph gap between their on course club head speed, and how fast they can actually swing.
*7:Wondering about the potential benefit of swing speed? The most efficient players on tour get approximately 2.5 yards for each mph of swing speed.
*8:The real metric we are trying to change is of course ball speed, as that is very closely correlated with total distance. The three main things affecting ball speed are, club head speed, centeredness of strike, and launch conditions. To assess your centeredness of strike, start spraying the face of your driver with strike spray during practice. To assess your launch conditions, book a lesson with an instructor who has a launch monitor, and knows how to use it.
*9:Advancements in technology are not just limited to clubs and balls. The ability to measure and analyse things like 3D movement of the golfer and the club, ground reaction forces, and muscle activation with wearable EMG provides amazing insight into how speed is being created in the golf swing. When it comes to producing club head speed, it is essential to get physics on your side. In simple terms this means how you move your body and the club. Biomechanics and Physical Capabilities will be closely linked and can’t really be fully separated, as one will influence the other.
*10:Why Biomechanics? A golfer with a high level of Intent, and great Physical Capabilities will not be able to maximise their swing speed without using mechanics that are advantageous.
*11:What are advantageous biomechanics for swing speed? This is a whole science in itself, and where I have been trying to spend a lot of my study time in the last 12 months. Sasho Mackenzie, Steve Furlonger, Lee Cox, and John Novosel are fantastic resources and have been very helpful.
*12:Biomechanics principles to consider for swing speed:
*13:Increasing the distance your hands travel in the backswing is very beneficial for increasing swing speed. The reason for this is that it gives us more time to apply force on the downswing. This is because of a scientific term called impulse.
*14:Impulse = Force x Time.
*15:To think about this from a very basic viewpoint, consider how much speed you can generate when your hands come back to the height of your trousers pocket. Now consider how much speed you can create when you bring your hands back to the height of the buttons on your shirt. Much faster. We can apply this same idea to swing speed for full swings. A longer hand path will likely be beneficial as it increases the time element of the impulse equation. Your mobility and technique will have a huge influence on your hand path length. From a mobility standpoint, the hips, thoracic spine, and lead shoulder are extremely important. The GolfFlex Mobility Routine in the Fit For Golf App was designed to target these important areas and how they move in the swing. From a technique standpoint, raising the left heel in the backswing and allowing the hips rotate more will make a huge difference in how far your hands can travel.
*16:The average force applied to the grip in the downswing can have a huge impact on swing speed.
*17:Remember the impulse equation.
*18:Impulse = Force x Time.
*19:As explained above we can increase the time element of this equation with a longer hand path, and we can increase the average force applied with better technique and stronger muscles which allow you pull on the grip with more force.
*20:Earlier in the article I wrote that there is always overlap between biomechanics and physical characteristics. This is a good example. The average force applied will come down to technique and physical strength. If you have great technique but low strength levels you won’t be applying a high average force. Conversely, if you are very strong, but have terrible technique, you won’t do a good job of applying your high force potential to the club in the right direction, or at the right time.
*21:While reading some of this biomechanics stuff you might be thinking “how the heck am I supposed to think of this stuff while I swing”? That is a very fair point. The idea is not to swing with all of these thoughts cluttered in your head. Understanding the science behind what generates swing speed just allows you to confirm or question whether what you are working on with your technique and physical training is on the right track. That’s really what all this science is going to boil down in a practical sense anyway. Improve technique and improve physical capabilities. The underpinning science is essential for working on things that may help. All too often people put a lot of time and effort into things that can’t possibly yield big returns.
*22:The only thing in the human body that can produce force is muscle. The “signal” or message that is sent to the muscle to produce force is controlled by the Central Nervous System (CNS). As a result it goes without saying that methods of training which enhance the CNS’s and muscles ability to produce force and produce it quickly are absolutely critical in the quest for improving swing speed. As a “physical trainer” this is where the vast majority of my education and experience is.
*23:Of course, the structure of our skeleton also needs to be included in this section (and will also affect biomechanics). Things like height, limb length, limb proportions, hand size, and a whole host of other things can have a very important role in our ability to produce club head speed. These are untrainable however, which is why the focus is on force development with the structure we have.
*24:Why Physical Capabilities? A golfer with a high level of Intent and excellent Biomechanics will be limited in how much club head speed they can create by their ability to produce force. LPGA Tour Players & Champions Tour Players don’t swing as fast as PGA Tour players (for the most part). Why is this? Is it technique? Is it intent? I think the answer is quite clearly physical capabilities. Pushing this further, what physical capabilities have the biggest impact? The answer is a mix between mobility and power. In general, LPGA Tour players will be more flexible than PGA Tour players, yet there is a 20mph difference between the average swing speed of the two tours. Why is this? Some of it will be due to the differences in height, but this is not coming close to making up the 20mph difference. Players from both tours are exceptionally skilled, and have great technique, so I don’t think that’s the main reason. How about muscle mass, muscle strength, and muscle power? This is where the big difference lies.
*25:What about if we compare the Champions Tour to the LPGA Tour? There is a 10mph difference between the average club head speed, with the Champions Tour players being 10mph faster on average. I can assure you that the mobility on the LPGA Tour is better than the Champions Tour, so again, mobility isn’t the answer.
*26:Mobility is very important, but only to a certain point, and only if you use it to enhance to mechanics of your swing. This will primarily mean by either increasing the length of your hand path, or improving your sequencing in the transition and downswing. If your mobility work does not do this, it probably won’t do anything for your swing speed. On the contrary, continual increases in muscular strength and power, especially in the correct muscles and movements, will keep transferring to increased hand path force to a much greater extent.
*27:The above info is by no means a knock on LPGA tour players. I am just trying to provide some real world examples that may be easy to understand for illustration purposes
*28:Finding the right equipment for you can play an important role in your ability to produce swing speed (and ball speed). I am definitely not an expert in this, but factors like grip thickness, shaft length, shaft weight, shaft flex, the overall weight of the club, and how this weight is distributed can all play a role in how much swing speed you can create. I am sure there are more I am leaving out too. Contact an expert club fitter!!!
*29:Why Equipment? If you gave a golfer with high levels of Intent, superb Biomechanics, and extremely impressive Physical Capabilities, but they have inappropriate equipment their swing speed and certainly ball speed will not be maximised.
*30:Intent is something that you need to experiment with. The vast majority of people do not swing at 100% maximum effort when playing on the course. The reason for this is simple. Even though it might maximise club head speed, it can cause issues with control and coordination. This can lead to mistrikes which can end up with a slower ball speed and distance than a slower swing with better contact, and also huge, punishing misses.
*31:An important point to consider however is that there is no guarantee that by trying to swing faster you will hit the ball less solidly or further offline. The attempt to “hold back” or “guide” the ball can also lead to issues. You will need to experiment. (Check out my podcast episode with John Novosel of TOUR TEMPO where he discusses this).
*32:The ability to swing closer to 100% of your maximum speed while simultaneously improving strike and accuracy can be improved through deliberate practice. If you are used to swinging at 90% of your maximum speed, and start trying to swing at 100% speed, it is completely normal and to be expected that strike and accuracy may suffer at first. The key is that you don’t throw in the towel after 5 shots and say “what’s the point of swinging at this speed, I can’t control it”? These types of skills take lots of effort, repetition, and patience to significantly improve.
*33:An often forgotten benefit of training at 100% maximum speed is that as your maximum speed goes up it makes your 90% and 95% speeds go up too. This is hugely beneficial for when you decide (if you do) to dial back down to “playing speed”. This is the called the “speed reserve”.
*34:At the end of the day swing speed governs your distance potential. It also declines with age if you do not work on it proactively. If you are over the age of 30 and not working on your speed, you’re gradually getting slower. Fortunately, speed can be increased at any age.
*35:If you don’t strike the ball reasonably solidly, your lowest hanging fruit is improving your contact. If you do strike the ball solidly and you have good launch conditions, but your “optimised shots” don’t go as far as you’d like, you must increase swing speed. Most people can benefit from a mix of both launch conditions and speed!
*36:Biomechanics improve through practice. Most players see automatic changes to biomechanics that aid swing speed as soon as they start training to swing faster. A good coach can really expedite this process however. Do your research and find a coach who specialises in helping players with increasing swing speed if this is something you really want to do.
*37:Here are some simple ideas you can experiment with right away, and see how they impact your speed. (You need a radar for speed training)
*38:Increase takeaway and backswing speed
*39:Increase length of hand path in the backswing. Allow your lead heel raise and your lower body rotate more to assist this.
*40:Try to swing your arms faster on the downswing.
*41:Explode off your lead foot in the downswing near impact.
*42:Some of these pointers crossover with Intent but that’s always going to be the case. Try them out, and see what works for you.
*43:PS – I am not a golf instructor – this not advice. Just info you can experiment with if you want to. I think it has good rationale
*44:Physical Capabilities desirable for the ability to create high swing speed are not complicated. We want enough mobility to make as long a backswing as we’d like and enable good sequencing, and we want as much muscle power as possible. As a result, our training should be largely made up of things that can improve these two things.
*45:We should be:
*46:Striving to improve mobility in the hips, spine, and shoulders.
*47:Working on increasing muscle size and strength with progressively overloaded strength training. Bigger muscles are stronger muscles and can produce more force. This is hugely under appreciated in the “golf fitness world”.
*48:Doing some light weight explosive movements like jumping and medicine ball throwing & slamming. These help bridge the gap between strength training and swing speed training. They develop the ability to produce force at faster rates. They also allow us train movement patterns that are much more similar to the golf swing, which is great for learning how to apply high levels of force in full body rotational movements, similar to the golf swing. If you can combine bigger and stronger muscles and the ability to produce force at faster rates, you are on track to huge club head speed gains.
*49:Practicing swinging golf clubs / speed training tools as fast as possible. This is how you make your strength and power gains “golf specific”. You learn how to tap into them when making a golf swing. There are also very beneficial specific muscular and nervous system adaptations that come from high speed training. It is very different to heavy strength training. We must train for them to achieve best results. You need to be measuring and tracking your swing speeds in these sessions.
*50:Strength training examples: If you can progressively increase your 5 rep maximum in each of the movements below over the course of a couple of years, you will be in a fantastic position in terms of strength and power for golf. Your mobility will likely improve too. Start with a weight that you can easily perform 5 reps with. Gradually add weight until 5 reps becomes challenging. This will be your starting weight for each exercise. Try to add 5 lbs to the bar each time you workout. 3 sets of 5 reps is a good amount of sets and reps to use. If you don’t like barbells or free weights, you can choose similar machine exercises.
*51:This is where the plug for the Fit For Golf App comes in. Your first month is just $6 with the code FFGTRIAL. You get access to ALL of my programs and speed training protocols. If you don’t like it or don’t want to keep going, just cancel. It’s a $6 investment. You will probably gain 5mph in the first month if you follow the program and speed training protocols.
*52:Equipment – See a club fitter and get some lessons on a launch monitor. This article is not the place for that discussion, and I am not qualified to speak on it!.
