「棚から牡丹餅」ならぬ「上司からドライバーヘッド」。M2とSIMの10.5度のやつを入手したので,さっそく打ち比べた。
ベースになる Vapor Fly Pro のシャフトは Kuro Kage XTS 60X。M2とSIMにも同じのを挿そうと思ったはずなのに,間違って Kuro Kage XT 50TX を持っていってしまった。ということでApple-to-appleではないですが,傾向は見えてくるでしょう。
まずはいつもの Vapor Fly Pro から
永遠に片思いしている Nike Vapor Fly Pro。最近こいつで練習しているので少しは打てるようになってきたけれど,それでもこんな感じ。
とっちらかってます。
5球打って,キャリーの平均が235.6yd,総飛距離で260.7yd。Land Angleが30.3度で,PGAツアー平均の38度に比べればやっぱり角度がキツい。
続いて M2 (2017)
カチャカチャはいったん「HIGHER」のポジションにセットしたけど,球が上がりすぎたのでノーマルに戻した。それでも Vapor Fly Pro に比べれば遥かに球が上がる(自分的には)ので,驚いた。
明らかに Vapor Fly Pro と球の高さが違う。
キャリーの平均が241.5yd,総飛距離で266.9yd。Land Angleが37.6度なので,これでようやく人並みか。
そしてSIM
M2に比べると明らかに「洋ナシ型」って感じで,打つ前は自分に合わないだろうなーと思っていたけれど,打ったら球の強さ――あるいは強い球が出たと錯覚する打感――の違いに驚いた。
微妙に球がつかまってない。
結果はM2とほとんど変わらないですけどね。キャリー平均241.7yd,総飛距離が266.6yd。Land Angleが39.2度。
さらにSIMのウェイトをスライド
このスライドウェイトがデフォルトのままだと重心がヒール寄りになるんじゃないの?と思って,がっつりトウ寄りにしてみた。振った感じはこっちの方が好きかも。
右に抜けた球がふたつあるけど,それ以外はつかまってきた。
キャリー平均243.9yd,総飛距離が269.3yd。Land Angleが37.3度。少し良くなった。
結論と課題
ということで,もう何度も言っているけれど,Vapor Fly Pro は難しいクラブヘッドだということが確認された。
M2とSIMについては上記の通り。以外にもSIMの方が良かったし,スライドウェイトの調整次第では結果が変わる可能性がある。
なのであとは,シャフトですね。間違って Kuro Kage XT 50TX を持って行っちゃったんで,Kuro Kage XTS 60X を挿したときにどうなるかという。
あとスライドウェイトに関しては,誰かがどこかで言ってたけれど,「FADE」側にしたってフェードが打てるわけじゃなく,要は重心の位置を変えるんですよと。僕はフェースのセンターで打ちたいので,だからウェイトをトウ側に寄せてみたし,実際そっちの方が結果が良かったし,いい感じにつかまったドローが打てた。
いや,それにしても,ようやく自分も人並みにドライバーが打てるようになってきたなぁ……。