久しぶりに「素材」関連。本屋で目にして面白そうだと思って買って読んでみたけど,ちょっと合わなかった。
人はどのように鉄を作ってきたか 4000年の歴史と製鉄の原理 (ブルーバックス)
- 作者: 永田和宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 新書
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本当にタイトル通り,「人はどのように鉄を作ってきたか」を語る本。この時代の製鉄法はこうで,そのためにはこういう炉があってこれとこれを組み合わせて何度で何分加熱して云々,という記述が大半を占める。すいません,ついていけませんでした。
とはいえ勉強になったのは第2章『「鉄を作る」とはどういうことか』。原料である赤鉄鉱石(ヘマタイト)や磁鉄鉱(マグネタイト)がそれぞれどういう性質があって,それを加熱することでどういう反応が起こってというのを化学式を交えて記述して,というところですね。著者のいう「鉄と炭素の組み合わせは絶妙」という理由がよく分かったし,これから「アイアンヘッドの炭素含有量」とか言われてもしっかりと受け止められるであろう自分ができました。
- 作者: 千葉俊彦,那須輝一郎
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2017/10/08
- メディア: Kindle版
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