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10 Notes to Know|PGA Championship 2019 Round 1|15th Club

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10 Notes to Know: PGA Championship, Round 1 - 15th Club

  1. ブルックス・ケプカのメジャーでの躍進が止まらない。初日のスコアは「63」。ケプカがPGAで「63」を記録したのは,昨年の2日目に続いて2回目。メジャーで「63」を2度記録したのはケプカが3人目だが,同一の大会で複数回記録したのはケプカが初めてで,かつ2年連続で記録したのもケプカが最初。

  2. ディフェンディング・チャンピオンがPGA初日をリードして終えたのは,2000年のタイガー・ウッズについで2回目。ウッズは最終的に優勝した。ディフェンディング・チャンピオンの初日のスコアとして「63」は最少記録。以前は2000年のタイガー・ウッズと1985年のリー・トレビノが記録した「66」が最少だった。

  3. ケプカのスコアはフィールド平均より「10.06」少なかった。フィールド平均を10下回ったのは,2011年PGA初日のスティーブ・ストリッカー以来。ストリッカーはこのときフィールドに対して「10.11」のゲインだったが,2日目は「74」,最終的に12位タイで終わった。

  4. 2016年PGA以降,ケプカのメジャーでの通算成績は62アンダー。これに次ぐのはファウラーの41アンダー。

  5. ダニー・リーは初日「64」で2位。自身のメジャーでのスコア記録を4ホール下回った。リーは strokes gained approach でフィールド1位,アプローチショットで6回,10フィート以内につけた。strokes gained putting でもトップで,21パットというのは自身のPGAツアーの中で最少記録。

  6. 1975年のジャック・ニクラウス以来,マスターズとPGAとの同一シーズン制覇を目指すタイガー・ウッズは,初日「72」。その中での明るい兆しは,4番ホールでのイーグル。タイガーがPGAでイーグルをとったのは,2001年に Atlanta Athletic Club で開催された大会以来。ウッズはケプカに9打差。初日を終えてトップと9打差以上の位置から逆転優勝したのは,1955年全米オープンの Jack Fleck が最後。

  7. ロリー・マキロイにとってはイライラの募るラウンドになった。Strokes gained off the tee で2位でありながら,バーディーはわずかひとつでスコアは「72」。パット数は「35」だった。メジャーでマキロイのパット数がこれより多かったのは,2010年にセント・アンドリュースで開催された全英の2日目。この日tは風が強く難しいコンディションで,マキロイは「80」を叩いた。

  8. ケプカの優勝はまだ確約されたわけではない。メジャー初日に「63」を記録したのはこれが9人目だが,そのうちふたりだけが最終的に優勝している。注目すべきは,PGA優勝者で初日トップ10圏外だったのは約半数(48%)なのだ。

  9. トミー・フリートウッドは初日6つのバーディーで「67」。フリートウッドはメジャー大会での直近9ラウンドで8回目のパー以下のラウンドとなった。金曜日のラウンドでは,自身がまだ成し遂げたことのない,メジャーでの初日2日目連続の60台を目指す。

  10. 初日,1番ホールから3番ホールまでの合計スコアは61オーバー。10番から12番までの合計は147オーバー。その差「86」。OUTとIN,どちらからスタートするかも2日目の鍵になりそうだ。