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タイガー・ウッズがテーラーメイドのクラブについていっぱい語る|GOLF.com

前の記事の完全版というか,もとになったインタビューの全文です。

これ読むと,一時期 Tensei CK Pro Orange を使っていたのはお試しの一環で,テーラーメイドのまわりのプレーヤーのレコメンにとりあえず従ってみた,っていう感じですね。

にしても,タイガークラスになると(ってタイガーしかいないけど),テーラーメイドのツアーレップが自宅までクラブとりにくるし,クラブ職人もナイキからテーラーメイドに移っちゃうし,とにかく桁が違いますね(小並感)。

ソース

Tiger Woods on TaylorMade transition, P7TW irons, evolution of club testing by Jonathan Wall, 26 March 2019

拙訳

テーラーメイドのツアートラックを見たときの印象

ウッズ「ダブルデッカーなんて知らなかった。とても信じられないね。正直いって,ぶっ飛んだ。この中がクラブでいっぱいになるのが待ち遠しいね。」

ツアートラックで通常過ごす時間について

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ウッズ「ほとんどない。クラブ調整は自宅でするから。試合に来たら,クラブをいじることはない。ロフトとかライとかはチェックする。自宅でいっぱい練習するから,アイアンはフラットになりがちだから。何かあったら,テーラーメイドのツアーレップの Keith Sbarbaro に来てもらって,クラブを手渡して,調整してもらう。」

クラブのテストをする場所

ウッズ「ツアー会場ではほとんど何も手を加えない。自宅でテストするから。僕の家に来てみたら,あちこちにクラブが転がってるのが見えると思うよ。クラブをテストして,全部数値をとってる。全部違うね。」

テーラーメイドのクラブへの評価

ウッズ「アイアンは簡単で,なぜなら僕の昔のみたいに作ってもらったから。それ以前は問題があって,彼らは違う素材のアイアンを僕に使ってほしかったんだけど,その素材だとボールが飛びすぎた。新しいテクノロジーはなんでも飛距離を伸ばすけど,僕はそれをしたくない。自分の数字通りの飛距離が欲しい。なのでそれに取り組んで,古い溝をそのアイアンに入れて,テストして,全部満足できたからバッグにいれた。」

「なによりウッド。テーラーメイドに変えてから,どれほど僕が飛距離を伸ばしたか。知ってほしいんだけど,非接着ホーゼルをプレーしたのは,これがほんとの初めて。ナイキのときは使ってなかった。怪我から復帰して,ロフトとか重量配分とかをいじって,数値がいろいろ変わって,『わー,すげー』みたいな感じ。」

「普通,クラブテストってなると,ティーのとこに50本ぐらいのドライバーがあって,1本あたり3回ぐらい打って,そうやって選んでいく。それからまた再テストする。丸2日ぐらいかかって,もうグッタリだったよ。それが今じゃ,カチャカチャして,打って,『こうしてみよう,ああしてみよう』って。そして突然,20分で新しいドライバーの完成。僕にとっても新たな試みで,仕組みを理解しようとしてる。ホーゼルがどう機能するとか,ウェイトをいじるとどうスピン量と打ち出し条件に影響するかとか。」

「たくさん学びがあったよ。テーラーメイドの仲間たちにも話をきいた。DJとかロリーとか。いろいろ教えてくれて,とても参考になった。自分の脳みそもカチャカチャして,バージョンアップした感じだね。」

可変メタルウッドへの移行について

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ウッズ「DJとかロリーとかジェイソンとかにいっぱい質問した。何も知らなかったからね。自分にとっても新しい経験。重量をここにしたらどう変わるとか,仕組みを理解しようとしたよ。それから僕にとっては僕の感覚,と同時に体がどうなるかも理解しようとした。それらが重なり合っている。で,去年のプレーオフで古いシャフトに変えたら,すべてが噛み合った。前に沢山の成功を経験した,三菱の Diamana に戻したんだ。そしたらドライバーで少しスピン量が増やせて,フェアウェイを捉えられるようになった。で,最終的にツアー選手権を勝てたよ。

TW-Phase1 アイアンから P7TW Prototype への移行

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ウッズ「Phase1 の方がより大変,なぜからナイキからテーラーメイドへの移行だったから。素材が決まって溝が決まって重心の位置が定まったら,Phase1 から P7TW へは何でもなかった。ノンミルドだったってことを除いては。いまは何度でも何度でも作れるし,どれも同じにつくれる。だけどナイキからテーラーメイドへ移ったのは,さらに大きな変化。いちど定まったら,今年はいまのとこしっかりグリーンに打ててる。15フィート以内につける自信がいっぱいあるし,アイアンが手助けになってくれてる。アイアンは,いいシーズンを過ごせてる理由のひとつだね。」

ウェッジを定期的に変えることについて

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ウッズ「ウェッジはミルドだから,全部まったく同じ。ウェッジは2種類あるんだ。去年使ったやつと,今年テストしてるやつ。ラフとバンカーで。2種類の60度ウェッジを持ってるよ。」

「ナイキのときは,8セットのウェッジを持ってた。8つの違うウェッジっていうか。文字通りハンドグラインドだった。これを打って,あれを試して,これがいい,あれがいいって。それで研磨して,どれも同じになるように調整した。だけど自宅の練習とかバンカーの練習で使ったあと,溝がへたってきたので,それを送って,再ブラストさせた。それで元通りになる。で,新しいのがあって,使い古して,再ブラストして,ってやって8セットを2回ずつ使った。」

「これが終わると,つまり16周すると,また最初からやり直す。もう同じスピン量は得られなくなるから。これに比べると,いまのプロセスは遥かに簡単。テストのセッションでは Mike Taylor *1 と一緒に,グラインドルームでいっぱい時間を過ごす。ひとたびピッタリと決まったら,もう考える必要はなくて,ただ外に出て打つだけ。だけど16周したら,またプロセスをやり直さなけきゃいけなかった。」

Mike Taylor について

ウッズ「そうだね,Mike は僕の全部のアイアンをナイキを手がけた。たぶん数週間後とに彼と話して,自分の感触を伝えて,こうしたら良くなるんじゃないかって考えを伝える。彼はアイデアをいくつか投げ返して,僕がどう思うか聞いて,どういう道を進もうかって話し合う。どうやったら少しでもいまより良くなるかって。ナイキにいたときも,こんな感じのプロセスで彼とはやってきた。いま彼はテーラーメイドにいるので,もっとシームレスにできてるよ。」

*1:ナイキ時代のウッズのクラブ職人であり,現在はテーラーメイドのウッズ用クラブの製作をサポートしている。