マスターズ2019で自身最高の成績(2位タイ)となったダスティン・ジョンソン(DJ)が,大会期間中にドライバーを変えていたという話です。この大雑把な感じ,あの人とかあの人とかに見習ってほしいものです。
ソース
- Dustin Johnson explains why he switched drivers mid-event at the 2019 Masters by Andrew Tursky, 15 April 2019
- Dustin Johnson nearly won the Masters with two drivers: Wall-to-Wall by Jonathan Wall, 15 April 2019
概要
木曜と金曜の2ラウンドではテーラーメイドのM5ドライバーを使っていたDJが,週末にはM6ドライバーに変えたとのこと。というのも,金曜日のラウンド中にM5ドライバーになにかおかしなところがあることに気付いたからで,
「たくさんボールを打ちすぎたから,フェースが凹んだんだと思う。僕はすごく叩くから,遅かれ早かれ起こることだけど……でも稀にしか起こらない。キャリアを通じて3回ぐらいしか起こってないから。だから,うん,稀だね。」
ということで,そのラウンド中は異変に気付いたあとはドライバーを使わずに3番ウッドでティーショットをしつづけ,それで3アンダーを記録。
で,ラウンド後にDJはテーラーメイドに代替のクラブを依頼し,土曜日のラウンド前にM5とM6をテスト。普通ならそれまでと同じモデルを使うところだが,そもそもDJは今年両方のモデルで優勝しているので,違うモデルを使ってもそれほど問題はなかった。
「M5とM6,両方好きだよ。両方で勝ってるしね。どっちもパフォーマンスはとってもとっても似てるよ。テストしたときはM6の方が良かった。だから,それでいったんだ。」
だけど,違っていたのはヘッドだけではなかった。M5には Fujikura Speeder Evolution II Tour Spec シャフトがささっていて,スイングウェイトはD4だった。が,土曜日に持ちかえたM6のシャフトは Fujikura Ventus 6X のカスタムブラックで,D6。フジクラいわく,DJのブラックカラーモデルはプロトタイプで,より低弾道低スピンを実現するものだそう。
テーラーメイドによると,スイングウェイトが重くなったことで,シャフトはもう少ししなるようになり,DJはよりヘッドを感じられるようになったとのこと。そのM6はフェードバイアスに設定されたという。
こんなことがあったにもかかわらず,DJは週末を6アンダー(70-68)でプレーしたとさ。