ソース
TEN NOTES TO KNOW: FINAL ROUND OF THE 2019 MASTERS TOURNAMENT - 15th Club by Justin Ray, 14 April 2019
拙訳
タイガー・ウッズは3,955日ぶりにメジャーを制覇。5度目のグリーンジャケット獲得で,ジャック・ニクラウスの6回に次ぐマスターズでの優勝回数となった。タイガーは43歳3ヶ月16日での優勝。ニクラウスの46歳での優勝(1986年)に次ぐ,年長者の優勝。
ウッズの最初のメジャー優勝は1997年のマスターズで,22年前。20年以上のスパンでメジャーを勝ったのは,タイガーとニクラウスだけ。ニクラウスの場合は24年(1962の全米オープンと,1986年のマスターズ)。
再び,アイアンのプレーがオーガスタでの勝敗を分けた。タイガーは strokes gained approach でトップ。過去5年間,このスタッツで1位であったプレーヤーの大会での最終成績は,優勝・優勝・2位・3位・優勝となった。
タイガーは11年ぶりにメジャーで優勝。ふたつのメジャー優勝でこれほど間があいたのは,他にベン・クレンショーがいた(1995年のマスターズ)。
タイガーはは1990年台,2000年台,2010年台にそれぞれマスターズを制したことになる。3つの年台(decade)にマスターズを勝ったのは,他にニクラウスのみ。
過去29年中24回で,マスターズの優勝者は最終日最終組から出ている。日曜日に逆転でマスターズを制するのは非常に難しく,優勝者の94パーセンは最終日をトップ5以内で迎えている。
タイガーとグリーンジャケットとのあいだに最後にそびえ立ったのは,ブルックス・ケプカ。ケプカは2位タイで終え,2016年の PGA Chamionship 以降で通算55アンダーパー。これは2位のリッキー・ファウラー(40アンダー)を15打も引き離す数字である。
フランチェスコ・モリナーリが最終日の7番ホールでスコアを落とした(ボギー)前,49ホール連続でボギー以上がなかった。これはマスターズの歴史の中で2番目に長い数字。モリナーリは4日間でボギー以上が4回だけで,うち2回はダブルボギーだった。過去30年で最少タイの数字。2009年のスティーブ・ストリッカーが同じくボギー以上4回を記録している。
ダスティン・ジョンソンは2位タイで終え,これは自身のマスターズ最高成績となった。DJはこれで PGA Championship を除く3つのメジャーで準優勝を記録。「セカンド・スラム」に王手となった。DJは4日間で,13番から18番ホール通算で9アンダーパー。
ジャック・ニクラウスのメジャー18勝という数字は,ふたたびウッズの射程圏内に入ったようにみえる。タイガーにとってはプロとして75回目のメジャー出場で,ニクラウスがプロとして出場したメジャーの76大会目は1980年の PGA Championship,ニクラウスはここでメジャー17勝目を達成した。