ってな記事が,US の Golf Digest に掲載されていました。面白いと思ったのは,タイガーのPar5における平均スコアの話と,平均飛距離の話です。
ソース
14 of the most telling statistics from the PGA Tour in 2018 - Golf Digest by Christopher Powers, 18 December 2018
概要
11
4年半以上ぶりに優勝したプレーヤーの数。チャールズ・ハウエルIII(11年9ヶ月),ポール・ケイシー(8年11ヶ月),ケビン・ナ(7年9ヶ月),キーガン・ブラッドリー(6年1ヶ月),デッド・ポッターJr(5年7ヶ月),イアン・ポールター(5年5ヶ月),タイガー・ウッズ(5年1ヶ月),フィル・ミケルソン(4年8ヶ月),ウェブ・シンプソン(4年7ヶ月),マット・クーチャー(4年7ヶ月),ゲーリー・ウッドランド(4年6ヶ月)。
ヨーロピアンツアーでは,リー・ウェストウッドが4年7ヶ月ぶりに勝利した(ウェストウッドのPGAツアーでの最後の勝利は2010年の FedEx St. Jude Classic)。
11
トニー・フィナウが優勝せずに10位以内で終えた大会の数。
11
初優勝者の数。ライアン・アーマー,パットン・キザイア,オースティン・クック,ブライス・ガーネット,小平智,アンドリュー・ランドリー,アーロン・ワイズ,マイケル・キム,フランチェスコ・モリナーリ,アンドリュー・パットナム。
32.5
タイガー・ウッズがプレーした1大会あたりにジャンプアップした世界ゴルフランキングの平均。シーズン最初の Hero World Challenge を674位で向かえ,最後の2018年の同大会を現在の13位で終えた。
4.57
タイガー・ウッズのパー5ホール平均スコア。2013年の「4.57」と並び,彼のキャリアで最悪のスコア。2013年はそれでもツアー4位の数字だったが,2018年は24位。昨シーズンまでのタイガーは,このカテゴリーで6位タイより悪い結果となったことはなかった。ツアーデビューから最初の10年のうち9年(しかも初年度から8年連続),タイガーはこのカテゴリーで1位だった。
9
世界ゴルフランキング1位の座が変わった回数。1986年にランキング制度が始まって以来,最多。かつての記録は1997年と2012年の7回。ダスティン・ジョンソン,ジャスティン・トーマス,ジャスティン・ローズ,ブルックス・ケプカの4人によって1位の座があらそわれた。
$451,704.33
ジャスティン・ローズの出場1大会あたりの平均獲得賞金額。FedEx Cup の1000万ドルボーナスを加えると,$1,007,259.89になる。
278.9
ブライアン・スチュアードの平均飛距離であり,193プレーヤー中最低の数字。平均300ヤードであっても,Top50以内には入れなかった。1998年,平均300ヤードはPGAツアーでトップであったし,278ヤードもTop30以内に入れる数字だった。
75.3
USオープンの3日目の平均スコア。19のプレーヤーが78以下のスコアだった。
98.78
ジョーダン・スピースが3フィート以内のパットを決めた確率(パーセンテージ)。良さそうに見えるが,実際にはツアーで181番目の数字である。これが全体の数字にもだいたい沿っており,strokes-gained/putting で123位だった(キャリア最低)。とはいえ,マスターズの最終日では(最終ホールのショートパットを決めていれば)「63」をマークしていたところだったし,年間で300万ドルの賞金を稼いだ。
2.372
ダスティン・ジョンソンの1ラウンドあたり平均 strokes-gained (対フィールド)。ツアー1位。2004年以降でこの数字を上回ったのは,タイガー・ウッズ(2004-2007,2009),ジム・フューリック(2006),ロリー・マキロイ(2012)。
0
4つのメジャー大会における総スコア(対パー)で上位3名が獲得したメジャータイトルの数。ジャスティン・ローズが12アンダーでトップ,次いでリッキー・ファウラーの11アンダー,3位にトニー・フィナウの9アンダー。4番目はフランチェスコ・モリナーリの8アンダーで,ご存知のとおり全英オープンを制した(そのときのスコアが8アンダーだったので,他3大会ではトータルイーブンパーだったことになる)。USオープンとPGAを制したブルックス・ケプカは怪我のためマスターズを欠場したが,他の3大会ではトータル13アンダー。マスターズ優勝者のパトリック・リードはPGAで予選落ちしたものの,他3大会では通算11アンダーだった。
68.00
タイガー・ウッズとロリー・マキロイの大会3日目の平均スコア(ツアー1位)。しかし彼らはそれぞれ1勝ずつしかしなかった。最終日の平均スコアは,タイガーが69.75(ツアー41位),マキロイが70.00(ツアー54位タイ)。
68.27
ブルックス・ケプカの最終日平均スコア。15ラウンド以上で最終日をプレーしたプレーヤーとして,2001年以降で3番目にいいスコアである。これより良かったのは,2002年のタイガー・ウッズ(67.71)と,2011年のルーク・ドナルド(68.06)。