北アイルランドへの旅から帰ってきて,次に訪れたのは,Royal Cinque Ports Golf Clubでした。
Royal St George'sと同様,ロンドンから遠くないにもかかわらず,なんなく行きそびれていたリンクスコース。地名にちなんで「Deal」と呼ばれるこのコース,1909年と1920年の2回,全英オープンをホストしています。
コース全体の印象としては,前半9ホールは面白いホールが散在,後半は幻想的なフェアウェイのアンジュレーションが楽しめました。
1番は,クラブハウスとその前の道路を右手に見ながらの,ストレートなパー4。グリーン手前のクリークが横切っています。
3番パー5はストレートで,フェアウェイ途中にマウンドがあります。それを越えた先にあるグリーンは,なんとも美しい。
6番パー4は右ドッグレッグで,距離だけでいればドライバブルでもありますが,グリーン手前(ティーショットをレイアップしたとして)には,こんな急なスロープがあります。前のグループのうちの一人が四苦八苦していました。そういうのを見るのは楽しいですし(性格悪い),そのあとで自分がベタピンにつけてバーディをとるのはもっと楽しいです(自慢)。
そういえば,ラウンドしたこの日は,メンバー間でのコンペが行なわれていたようで,ペースがとてもスローだったんですよね。ということで,8番から13番までプレーして,そのあとまた8番に戻って18番までプレーしました。その途中で天気も良くなったので,結果的に良かったです。以下の写真で天気が急に変わったように見えるのは,そのせいです。
8番パー3。
9番を終えたところにある休憩小屋に,こんなものが飾られていました。いろんなコースのボールマーカーのコレクションだと思います。
12番パー4。このあたりから,フェアウェイのアンジュレーションを含めて各ホールの表情が増すのと同時に,太陽が低く落ちてきて,得も言われぬ光景が見られました。
13番,ストレートなパー4。こういう起伏って完全に自然に出来たんでしょうかね。
14番,長いパー3。5番ウッドでなんとかグリーンを捉えました。
15番,ストレートなパー4。ですが,グリーンに近づくにつれて,アンジュレーションがどんどん激しくなります。
16番のアプローチ。なんだかもう「ズルい」という印象しか抱きません。
17番,フェアウェイの途中でバンカーがお出迎え。
美しいフェアウェイは,ここでおしまいです。
18番,クリークがフェアウェイを横切ります。クラブハウスを右手奥に見ながら進みます。
文字通り,数々の歴史が刻まれているボード。
クラブハウスは,街の雰囲気によく合った,シックで控えめだけどクラッシーなものでした。
31 Jan 2016