念願かなって北アイルランドに行きました。4日間で7ラウンド,プラス,1コースを訪問。そのときの様子を記します。
そもそも初日はRoyal County Downでラウンドする予定で,ベルファスト空港についてから実際にコースまで行ってみたのですが,前日からこの日の朝にかけての雨のせいで,プレーはできないとのこと。「歩くだけでもできないか?」とかいろいろ交渉したのですが,それも叶わず…。
しかし明日ラウンドする予定だったRoyal Portrushに電話してみたら,「うちの方は大丈夫だよ」とのこと。同じ北アイルランドでも,南のCounty Downの方と北のPortrushの方とでは天気が違うみたいです。ということで,初日はRoyal PortrushのメインコースであるDunluce Courseでやることにして,Royal County Downは明日ということに。移動が大変になりますが,まぁ仕方がない。
Royal Portrush Golf Clubは,メインコースのDunluce,そしてサブコースのValleyという,計36ホールを有するコースで,2019年の全英オープンの会場に決まっています。
Royal Portrush Golf Club - Golf Portrush
僕がプレーしたときは,その全英オープンに向けて大規模な改修工事が行われていまして,具体的にはとなりのValleyコースを改造して2ホール持ってきて,このDunluceの17番と18番はValleyコースのものとする,というかたちになります。なので,下の写真は「古い」ルーティングに基づくものです。
プロショップにいったら,こんなリーフレットを手に入れることができました。改装のプランなどをまとめたものです。
1番,茫漠とした中を打ち上げていくパー4。ウェールズにあるRoyal Porthcawlの1番と雰囲気が似てるなと思ったら,設計はどちらもハリー・コルトでした。
2番,ほぼストレートなパー5。タフなバンカーがグリーン近くで待ち構えます。この日は冬ならではのテンポラリーグリーンがだいぶ手前に。
3番,さほど長くないパー3。右手前のフラッグはテンポラリーで,実際のグリーンはスロープの上。ということで,縦距離を間違うと大変なことになります。
4番,軽い左ドッグレッグのパー4。右はOB。
5番パー4は,とてもメモラブル。海に向かって打ち下ろしていきます。バンカーこそないものの,フェアウェイのアンジュレーションがとてもキツイ。全英オープンのときはドライバブルなホールになるのでしょうか。
6番パー3。幅の狭いグリーンに打っていきます。これも手前のスロープが半端ない。海を背にするので,3番のパー3とは向きがちょうど90度違うことになりますか。
7番,左ドッグレッグのパー4。
8番,右ドッグレッグのパー4。手前のフラッグはテンポラリーグリーン。本当のグリーンは奥のポールのあるあたり。ドッグレッグを左・右と変えてくるあたりは,さすがハリー・コルトといったところ。
9番パー5。距離的には長くないですが,グリーンは横に狭く,そして手前のスロープもきついです。
10番,右ドッグレッグのパー5。右肘をしっかりバンカーがガードしています。
11番パー3。新しいルーティングでは13番になりますか。縦にも横にもミスできません。
11番のグリーン奥にアップヒルのスロープが見えたかと思いますが,そこを打ち上げていくパー4が12番。
13番,左ドッグレッグのパー4。ランディングエリアが見えません。
14番パー3。ショートできないという緊張感が,ミスを誘発します。
15番,ストレートなパー4。DJなんかはティーショットをグリーン近くまで転がすんでしょうか。
16番,右ドッグレッグのパー4。全英オープン開催時には18番ホールとして,多くのギャラリーが取り囲むのでしょうか。そのスペースはいっぱいありそうです。
17番,ストレートなパー5。右手のマウンド,そしてバンカーが印象的でした。これがDunlueコースからなくなるのは寂しいという声もあります。
18番,ストレートなパー4。
ということで,確かに17番と18番はホールとしてはウィークなので,これを新設2ホールと入れ替えれば,コースとしての面白さは増すはずです。特に新設の2ホールは,海沿いの大きなSand Dunesの谷を這うように作られていたと見受けられたので(写真を撮るべきでありました),見た目的にも戦略的にもきっと面白い2ホールになるでしょう。
2019年にはどんな姿のコースになっているのか。テレビで見るのが楽しみです。
22 Jan 2016