Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

Callaway Big Bertha Alpha 815 フェアウェイウッド&ハイブリッド|GolfWRX

f:id:golf103:20180108045501p:plain

ソース

Review: Callaway Big Bertha Alpha 815 Fairway Woods and Hybrids – GolfWRX

拙訳

長所:業界トップレベルの調整機能,十分すぎる寛容性,印象的なボールスピード。Big Bertha Alpha 815 フェアウェイウッドとハイブリッドはいずれも,上級者が求めるこれらを性能を備えている。

短所:値段。フェアウェイウッドは $299.99。ハイブリッドは $249.99。小型なフェアウェイウッドは使い手を選ぶかも。

ターゲット:打ち出し条件とコースコンディションに幅広く対応する,トップレベルのパフォーマンスを持ったフェアウェイウッドを求めるゴルファー。ハイブリッドは,大きなボディを好み,打ち出し条件をいじれる調整機能を求める人向け。

レビュー

誰しも棚のいちばん上にあるプレミアム商品を好むだろうが,Callaway 815 Alpha フェアウェイウッドとハイブリッドも,そこからやって来た。上級者にとっては,両モデルとも今年の暮れにはみんなにとってのベストになることだろう。

キャロウェイは,ダブルブラックダイアモンドというスキー用語を使い,低スピンモデルの Big Bertha 815 Alpha ドライバーが「エキスパート」向けであることを示した。815 Alpha フェアウェイウッドとハイブリッドも出処は同じ。いずれも上級者,あるいは少なくともそうなりたいと願うゴルファーをターゲットにしている。

とはいえ,815 Alpha フェアウェイウッド(ロフトは14度,16度,18度を用意)は,中級者をも満足させるに十分の寛容性を持っている一方で,世界最高峰のプレーヤーたちが求める美しさとパフォーマンスも捨てていない。キャロウェイの Forged Hyper Speed Cup Face を採用。これは驚くほど薄く,軽量で強度が高い。これにより,フェースの至るところ,特にフェース下部でのボールスピードを高めている。

私はわざと薄く打つのが得意ではない。幸い,労せずして何球かは薄く打てた。確かに,飛距離のロスは最小限で,多くの場合はトータル10ヤード以下の飛距離減だった。ヒールやトウで打ったショットも,いい打感ではなかったが,かなりいいキャリーが出た。

ハイブリッド(ロフトは18度,20度,23度)での結果は,フェース下部でのショットはそれほど良くなかったが,ヒールとトウでのショットはそれなりに悪い結果となった。もし芯で打つのが得意ではなかったり,高スピンのハイブリッドを求めているのなら,同じキャロウェイのXR(標準)モデルの方が合っているだろう。

f:id:golf103:20180108045455j:plain

815 Alpha フェアウェイウッドとハイブリッドはどちらも,キャロウェイの OptiFit 調整機能付きホーゼルシステムを採用している。これで,ロフトは上に2度・下に1度の変更ができる。ライ角は独立して調整でき,ニュートラルあるいはドローバイアスの2種類。

残念ながら,フェースアングルの調整はできない。ロフトを減らせば少しだけオープンフェイスが作れるが,ロフトを足せば少しだけクローズドフェイスになる。ニュートラルのセッティングでは,フェアウェイウッドもハイブリッドも,適切なコンタクトで,フェード/ドローいずれのバイアスもかからないストレートな弾道になったことを記しておく。

815 Alpha フェアウェイウッドは,1着の値段で2着分の着回しができるリバーシブルジャケットのようだ。可変ウェイト(30グラムと3グラム)で,プレーヤーはローンチとスピンを大幅に変えることができる。

f:id:golf103:20180108045449j:plain

30グラムのウェイトを前方につけると,815 Alpha フェアウェイウッドは非常に低スピンとなった。ロフトの立っているクラブでは,セカンドドライバーとして使えるのではないだろうか。しかし,これはクラブの慣性モーメントを低くし,少しだけフェードバイアスがかかる。30グラムのウェイトを後方につけると,クラブは高スピンとなり,より寛容性が増し,少しドローバイアスがかかる。

このテストで際立ったのは,ロフトとライ角の設定と同じように,ウェイトの配置を変えるだけで,いかにローンチやスピンが変わるかということだった。なので,ここにあるデータは,ロフト・ライ角の設定のひとつのスナップショットにすぎない。

数値
  • ヘッド:Callaway Big Bertha 815 Alpha ハイブリッド(20度)|シャフト Fujikura Speeder 865 Stiff(純正)

    • Average Ball Speed: 143.8 mph
    • Average Backspin: 4975 rpm
    • Average Launch Angle 19 degrees
    • Average Carry Distance (at 5000 feet): 238 yards
  • Callaway Big Bertha 815 Alpha フェアウェイウッド(14度,ウエイト後方)|シャフト Fujikura Speeder 665 Stiff(純正)

    • Average Ball Speed: 152.4 mph
    • Average Swing Speed: 105 mph
    • Average Backspin: 3450 rpm
    • Average Launch Angle 16.1 degrees
    • Average Carry Distance (at 5000 feet): 263 yards

(参考)

  • Cobra Bio Cell+(14.5度)|シャフト Aldila ATX Blue 75X
    • Average Ball Speed 153 MPH
    • Average Swing Speed 105 MPH
    • Average Backspin 3250 RPM
    • Average Launch Angle 15.9 degrees
    • Average Carry Distance (at 5000 feet): 260 yards
まとめ

f:id:golf103:20180108045441j:plain

Big Bertha 815 Alpha は,キャロウェイの「上級者向け」フェアウェイウッドであり,2015年モデルでは唯一の調整機能付き「上級者向け」ハイブリッドである。

フェアウェイウッドにある33グラムの可変ウェイトは,本気の進化であり,業界全体に新たなスタンダードを築いた。純正シャフトは大半のプレーヤーにフィットするだろうし,必要に応じてアフターマーケットシャフトも潤沢にある。私たちが特に気に入ったのは16度のモデルで,その高弾道低スピン性能(特に30グラムのウェイトを前方につけたとき)は,多くのゴルファーの14度より飛ぶこともあるだろう。

私たちはよく,「アルファ」の名前を,圧倒的な存在に結びつける。キャロウェイと 815 Alpha シリーズにとって,それ以上に似つかわしい名前はないだろう。

スペック

f:id:golf103:20180108045433p:plain

f:id:golf103:20180108045424p:plain