この本にもアスリートと睡眠あるいは時差ボケとの関係の話は書かれていたと思いますが,
Golf Digest が時差ボケへの対処方法を記しています。
ソース
Fitness Friday: How to keep jet lag from ruining your next golf trip - Golf Digest by Ron Kaspriske, 13 March 2015
拙訳
NASAの科学者の推定によれば,移動したタイムゾーンの数と同じ日数をかけて初めて,時差が解消されるらしい。PGAツアープレーヤーのヘンリク・ステンソン,ジャスティン・ローズ,スティーブ・ストリッカー,イアン・ポールター,そしてハンター・メイハンなどをクライアントにもつ Dr. Ara Suppiah が,時差ボケの影響を最小限にするコツを教えてくれた。
離陸前
- 現地に日中(好ましいのは朝)に到着する便を予約しよう。つまり,時差を克服するための「おまけの一日」が得られるようなもの。
- 新しいタイムゾーンに合わせようとして旅行までにいつもの睡眠習慣を変えないようにしよう。普段通りに寝よう。
- フライト前に2日間,1日あたりビタミンC(1,000mg)とビタミンD(5,000mg)を摂取して,免疫システムを活性化しよう。
- 40歳以上? エコノミー症候群を避けるために,赤ちゃん用の睡眠薬も考慮しよう。
機内で
- 水をたくさん飲もう。脱水状態は時差ボケの影響を増大させる。
- 処方薬のジアゼパム(Valium)か,大衆薬のジフェンヒドラミン(Benadryl か Sominex)を摂ろう。筋肉をリラックスさせて,眠りを助ける。
- 砂糖を含む食事とドリンクを避けよう。アルコールも。血糖値の上昇で興奮状態になり,眠りのサイクルが阻害される。
- ドリンクが必要? ピーナッツを食べよう(可能なら塩抜きの)。ナッツは血流へのアルコールの吸収のスピードを抑える。
着陸後
- 夜明けか夕暮れ時に,太陽の方向を直接チラ見しよう。そうすることで,松果腺の活動を増やし,メラトニン(睡眠ホルモン)の抑制を助ける。
- 冷たい水に絞ったレモンを入れたもの(皮も含める)を飲もう。このアルカリ性の飲料が,体内の酸性と菌を取り除く。
- 運動しよう,しかし軽く。裸足で芝や砂の上を30分ぐらい歩くと,長く残る機内のストレスが低減される。
- 旅行の最初の夜は,Valium か Benadryl を寝るときに摂ろう。