とっちらかったタイトルですが,自分の整理のために――そしてもしかしたら他の誰かのためになるかもと思い――ここまで起こったことをまとめます。
区の連盟
取引先の部長さんから世田谷区ゴルフ連盟の話をきいて,面白そうだなと思ったのが3か月前,去年の10月。それですぐに自分の住む区のゴルフ連盟に加入して,その区の大会に出たのが11月。
ただその区の連盟の大会というのは緩いノリのコンペで――このこと自体を批判する意図はまったくない――もうちょっと競技っぽいのに出たいなと思って調べた結果が,東京都ゴルフ連盟の〈研修会〉。
都の連盟の〈研修会〉
〈研修会〉と称した試合が年5回ぐらいあって,それに参加する――この研修会の会員になる――には「東京都ゴルフ連盟に加盟している地区団体の会員であること」が必要。僕の場合は区の連盟に加盟したことでそれはクリアしたんだけど,「入会を希望される方は、加盟している地区団体に申し出て下さい」ということで,都ではなく区の連盟の担当者に,都の研修会に参加したい旨を伝え,その数日後に加入が認められた。
研修会自体は「都内のコースでラウンドできるしいいじゃん」ぐらいにしか最初思ってなかったんだけど,調べてみたらいろいろと興味深い。この研修会は年間のポイント制――試合ごと上位20位タイまでにポイントが与えられる――になっていて,年間を通じた獲得ポイントの上位者は,翌年の〈東京都アマチュアゴルフ選手権〉の予選を飛ばして決勝に出られるということ。さらにいえば,この都のアマチュアゴルフ選手権は何がおいしいかというと,
- 上位10位タイまでの者は、2025年度国民スポーツ大会――かつて〈国体〉と呼ばれていたもの――東京都予選会(成年男子及び女子の部)への出場資格を得る。
- 男子優勝者は、2026年度関東アマチュアゴルフ選手権ブロック大会への出場資格を得る。
- 男子第2位~第10位までの者は、2026年度関東アマチュアゴルフ選手権予選競技への出場資格を得る。
- 上位5位タイまでの者は、来年度本決勝競技の出場資格を得る。
みたいな感じで,どんどん先がある。ただし,この都のアマチュアゴルフ選手権の〈決勝〉に出場するためには,「J-sysに登録されており、グリッドナンバー及びハンディキャップインデックスを所持していること」が要件になるらしい。
都の連盟の〈競技〉
J-sysの話の前に,〈競技〉の話を少し。
都の連盟の主催している試合には,〈研修会〉以外の〈競技〉がある。上記の〈東京都アマチュアゴルフ選手系〉もそうだし,あと〈国民スポーツ大会ゴルフ競技 東京都予選会〉〈東京都アンダーハンディキャップゴルフ選手権兼関東予選〉〈東京都ゴルフ連盟会長杯ゴルフ競技〉〈東京都ミッドアマチュアゴルフ選手権〉〈都民スポーツ大会 《区市町村対抗》ゴルフ競技会〉〈東京都シニアゴルフ選手権〉〈東京都ゴルフ連盟理事長杯ゴルフ競技〉とかとか。そのほかジュニア向けの大会もある。
J-sysとグリッドナンバー
で,J-sysの話。上記の通り,都のアマチュアゴルフ選手権の〈決勝〉に出場するためには,「J-sysに登録されており、グリッドナンバー及びハンディキャップインデックスを所持していること」が必要になる。J-sysって何かというと――僕も知らなかったけど,
J-sys(ジェーシス)とは、公益財団日本ゴルフ協会(JGA)が管理・運営するハンディキャップインデックス(JGA公式ハンディキャップ)の査定・管理システムです。ハンディキャップインデックスを発行できる俱楽部および団体は、インターネットを通じてJ-sysを使用できます。また、それらの倶楽部および団体に登録された会員は、登録者毎にGlid(グリッド)が付与され、プレーヤー自身が直接スコアを入力することも可能です。
どこかのゴルフクラブのメンバーになっている人には馴染みのあるものなのかもしれないけれど……。で,どこかのクラブのメンバーじゃないとJ-sysに登録できないかというとそうではなくて,以下のどれかに属していればいいみたい:
- JGA加盟倶楽部(JGAの正会員)
- 公益財団法人日本ゴルフ協会「JGAの個人会員(JGAプレミアム会員、JGAグリーンクラブ会員)、JGAのジュニア会員」
- 8地区ゴルフ連盟
- 都道府県ゴルフ競技団体
- 公益社団法人日本パブリックゴルフ協会(PGS)の加盟倶楽部
- その他のJGAが認めた組織、団体
〈東京都ゴルフ連盟〉はこの4番目の〈都道府県ゴルフ競技団体〉にあたるので,クリア。
会員(ゴルファー)が「J-sys」を利用するためには、自身が所属する倶楽部・団体によってJ-sysに会員登録されていなければなりません。登録申込みおよびIDとパスワードの取得につきましては、所属する倶楽部、団体に直接お問い合わせ下さい。
ということで,都の連盟の方にお願いをして――最初に担当された方がよくわかっていらっしゃらなかったのか要領をえなかったけれど――「直近のスコアカード3枚を提出すれば登録の手続きをします」と言われ,提出して――アプリに登録したスコアカードのスクショをメールで送信――1週間ほど待ったら電話がきて,それがなんと,
「楽天GORAでハンデ取得されているとそちらでグリッドが付与されているので,そちらを退会していただかないとホームが都の連盟にならず,試合に出られません」
なんと……。
楽天GORAのハンディキャップ倶楽部
正式名称は〈楽天GORA/JGAハンディキャップ倶楽部〉。GDOにスコア登録して出てくるのがあくまで〈GDO HDCP〉であるのに対して,楽天のこちらはJGAの公式ハンディキャップ。それもあって,楽天でのハンデ算出に使われるスコアはGDOのと違ってすべてのコースが対象となるわけではないのだけれど,いずれにしろ〈公式〉。たしかによくよく見てみたら,〈ハンディキャップインデックス証明書〉に〈Glid No.〉っていうのが書かれていましたわ。そこまで公式なものだとはまったく認識していなかったし,Glidとかまったく意味分からなかった……。
ということで,楽天のこちらは即座に退会。その旨を都の連盟の方にお伝えしたら,翌日にはIDとパスワードが発行された。めでたしめでたし。
で,さっそくログインして自分の情報を見たのだけれど,〈登録者〉は「楽天GORA/JGAハンディキャップ倶楽部」となっている。そして,楽天GORAに入力していたスコアはすべて引き継がれているし,ハンディキャップもそのいままで入力していたスコアに基づいて算出されているし,J-sysのサイト上でのスコア入力も,楽天GORAでやっていたときと同じようにできるけれど,正式なコースレーティング/スロープレ―ティングがないコースでのスコアは入力できないみたい。