Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

PXGのドライバーは悪くないが,勝負には勝った

こういうキャンペーンがあったので,さくっと応募してさくっと体験してきました。

つまり,手持ちのドライバーと,フィッティングされたPXGドライバーとの打ち比べ。それぞれ5球打ってそのうちの3球の結果を採用。〈飛距離〉と〈球の散らばり〉という2点のいずれかでPXGドライバーがいい結果ならPXGの勝利,という,PXGに有利な条件ではあるものの,逆に手持ちのドライバーが勝てば(つまりその2点とも手持ちのドライバーの結果が良ければ)100米ドル分のAmazonバウチャーをあげますよ,という,面白い企画であります。

ウェッジでウォームアップしたあとさっそくフィッティングに入って,最終的に決まったスペックが,0311 XF Gen6 (10.5°) *1 のヘッドに,Fujikura Ventus Blue 6 X のシャフト。対する手持ちのドライバーは,TaylorMade Stealth Plus (10.5°) のヘッドに,Mitsubishi Kuro Kage XT 50 TX。

果たして結果は……

手持ちのドライバーが勝利。総飛距離は282.8ydと278.4ydと僅差だったけど,オフラインが3.5yd左と22.5yd左というかたちで大差がついた。

いや,PXGのクラブヘッドは思ったよりもよくて,打感も打音も爽快。差がついたとしたらやっぱりシャフトで,Ventus Blue も全然悪くないんだけど,ただやっぱり手持ちのシャフトとは挙動が違うので,バックスイングのときの感覚が狂って,それで持ち玉のフックが強調されたように思う。

それはそうとして,フィッターさんから指摘されたのは,手持ちのドライバーはスピン量が少ないからドロップしちゃうよね,特に追い風の場合,っていう。たしかに1510rpmとかね。

あと,「左のミスを嫌って硬いシャフトにする人がいるけれど,シャフトを硬くしていい左のミスと,そうじゃない左のミスがある」みたいなことも言われた。Tour AD CQ 6 S だったかな,も打ったけど,確かに悪くない。

個人的にいちばんの驚きというか収穫だったのは,シャフトの重量が50グラム台だろうが60グラム台だろうが,クラブヘッドスピードは変わらないのがわかったこと。XT50TXからXTS60Xに戻そうかな,という気になった。

しかしですね,よくよく考えると,多くのアマチュアゴルファーは吊るしのクラブを使っているわけで,それに対してフィッティングしたところのクラブを対戦させれば,クラブヘッドがPXGであってもそうじゃなくてもだいたい勝つんじゃないか……。

PXGの勝率は9割超らしい。