この中に将来のライダーカッパーはいるのでしょうか。
Alexander Björk|27歳|スウェーデン
2017年のヨーロピアンツアーでの活躍をみれば,Alexander Björk がもう何年もツアーのトップレベルにいるかのように錯覚するだろう。その落ち着いたプレーぶりを見ていると,彼が2016年まで下部ツアーで戦っていたことを忘れてしまう。
2017年は通算112アンダーパーで,ツアー3位タイ。予選落ちは6回だけ,20位以内が10回。ボギー回避率はツアー5位(ラウンド平均2.42),スクランブリングは62.1%でツアー8位。
「目標は Race to Dubai で30位入りを果たすこと(2017年は43位)。そうするとメジャーやWGCなどの大きな大会に出られるから」
Austin Connelly|21歳|カナダ
ツアーでは17大会でプレーしただけだが,すでに強い印象を残している。7月に Royal Birldake で行なわれた全英オープンでは最終的にTOP15入り。KLM Open で2位に入り,イタリアンオープンでは子供のころのアイドル,セルジオ・ガルシアと競った。
タフなリンクスコースでとりわけ,落ち着いたプレーを見せる。ドライバーの正確性でツアー30位以内に入るショット力のなせるわざか。
Sam Horsfield|21歳|イングランド
スポーツ界でもっともタフなテストだと言われる,ヨーロピアンツアーの Qualifying School。Sam Horsfield はここを,6ラウンド連続で60台を出して通過し,2018年シーズンに乗り込む。
University of Florida に2年間在籍してアメリカでその名を轟かせ,その後プロ入りを決意した。2015年と16年は予選を通過して全米オープンに出場。
イアン・ポールターやリー・ウェストウッドなど,イングランド出身の先輩たちをメンターにしている。ポールターは7年前に彼のプレーを初めて見たとき,「今まで見た中で最高の若手」と語っている。
Tapio Pulkkanen|27歳|フィンランド
遅咲きの Tapio Pulkkanen ではあるが,すぐに頭角を現した。フィンランド人として初めて Challenge Tour のナンバーワンとしてシーズンを終えたが,これは9月の Kazakhstan Open での優勝に多くを起因する。コルサーツなどとならぶ飛距離でならす,27歳の Pulkkanen は,その勝利に加えて,3回の準優勝も記録している。
European Tourへの出場は,過去4回のみ。世界の一流とプレーをともにすることを楽しみにしている。「ガルシアやローズといったプレーヤーがどんなプレーをするのか,目にするのを楽しみにしているんだ。トップ10プレーヤーがボールを打っている姿を実際に観たことがないからね」
Alfie Plant|25歳|イングランド
2017年の全英オープンでローアマチュア(Silver Medal)を獲得したことで,一躍ゴルフ界の注目を集めた。Walton Heath Golf Club で開催された European Amateur において,追加5ホール目にバーディーを獲得して優勝し,それで全英への出場権を得ていた。
9月の Walker Cup のあとでプロ転向,しかし Qualifying School ではツアーカードを手にできなかったゆえ,招待されるイベントで好成績を残す必要がある。
「招待になるとはいえ,新しいシーズンを楽しみにしている。タフな道になろうだろうけど,いくつかの大会でいい結果を出せば,道が拓けるんじゃないかな。自分自身にはすごく期待しているが,それを乗り越えて,いいプレーをすることに集中したい」
ロンドン南西の街 Bexleyheath 在住。家族や友人からなる「Alfie Army」という集団からの声援を受ける。
ソース
Five Players to Watch on the European Tour in 2018 - European Tour