こんな本を読んだら,めっちゃスコットランドに行きたくなった。
いや,スコットランドのことがいまだに好きで,もっと知りたくて読んだんだけど,セントアンドリュースとかアウターヘブリディーズとかアバディーンとか懐かしい地名がわんさか出てきて,ますます思いが募った。
スコットランドの歴史といえば,国民がゴルフに熱中しすぎたもんでジェイムズ4世がゴルフを禁じたっていうのは有名な話だし,ゴルファーの端くれとしてはなぜかその史実を誇らしくも感じるのだけど,実はそのジェイムズ4世は同じ理由でフットボールも禁じたらしい。
そういえば,ゴルファーとしてこの本でいちばんためになったのは,1314年のバノックバーンの戦いで「スコットランドをイングランドから解放した」というロバート1世,あるいはロバート・(ザ)・ブルースの件。
というのも。『風の大地』で沖田が闘い,2009年の全英でトム・ワトソンが勝ち損ねたターンベリー。あそこにはサブコースがあって,僕が2014年・15年にプレーしたときは「Kintyre Course」だったんだけど,ドナルド・トランプがターンベリーを買収して,いつのまにか「King Robert the Bruce Course」と名前を変えたんですよね。
Robert the Bruce って誰だなんだと思ってたけど(歴史に疎いもので),ターンベリー出身で,スコットランド史において重要な役割を果たしていることが,この本のおかげで分かった。僕にとっては初めてプレーしたリンクスコースが,この Kintyre Course 改め King Robert the Bruce Course なので,思い入れが強いけど,でもまぁコースのクオリティーはまあまあってとこかな……。8番と9番,海に近いホールは印象的だけど。
「行きてぇ」といえば
イギリスに住んでいた2年間で,行きたくても行けなかったUK&Irelandのコースは山ほどあるけれど,Somerset にある Burnham & Berrow Golf Club もそのひとつ。
いや,コースに行くには行ったんだけど,プレーはしなかったんだ。こないだインスタで写真を見たら,なんか想像していたのより良さそうで,行きたい気持ちがまた湧いてきた。
そもそもなんでここでプレーできなかったかというと,コーンウォール方面に一人旅してゴルフしたのが2016年の2月。実はこのとき妻が身重で,まぁそもそもそんな時期に一人旅なんかするなよって話なんですけど,3泊4日の日程で最終日に Burnham & Berrow Golf Club でプレーする予定だったんだけど,3日目の夜に妻から電話がかかってきて,風邪ひいて不安だからできるだけ早く帰ってきてほしいと……。ということで翌朝さっさと宿をあとにして,まっすぐロンドンに戻ったという次第……。「まっすぐ」って行っても,ここのプロショップには寄ってボールマークとかグリーンフォークとかは買ったんだけど。